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「日本平」は、三保松原を見下ろす富士山眺望の別天地 2020.7更新

日本平 絶景スポット
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
テーマはディスカヴァー・ジャパン 「日本クルマ旅先100選」
クルマ旅専門家・稲垣朝則がセレクトした、国内で車中泊クルマ旅にお勧めの「ベスト100エリア」をご紹介。

「日本平」にまつわる3つのエピソード

三保松原

日本平とは、駿河湾沿岸近くにある有度山(うどやま)の山頂部一帯のこと。

1950年には毎日新聞社主催の観光地百選「平原の部」で第1位となり、筆者が生まれた1959年にはもう、国の名勝に指定されていたという古くからの観光地だ。

さらに1980年の日本観光地百選コンクールでも、やはり1位に選ばれ、2016年には「日本夜景遺産」に認定されている。

もちろんその評価は、この「眺望」があってのお話。

あの有名な「三保松原」も、眼下に見下ろせる。「三保松原」からはクルマで15分ほどしかかからない。
三保松原の絶景撮影&アクセスガイド
三保松原の撮影スポットと、マイカーアクセスに関する詳しい情報です。

さて、エピソードはここから。

三保落雁

実は江戸時代の浮世絵師にも、日本平からの絶景を描いた人物がいた。

その名は二代目歌川豊国、作品名は名勝八景「三保落雁」。

そしてここは、歌川広重が「東海道五十三次」で「由井」を描いた「薩埵(さった)峠」と同じく、江戸時代とあまりかわらない富士山の景観が拝める貴重な場所である。
「東海道五十三次」に描かれた原風景が見られる、「薩埵(さった)峠」
浮世絵師・歌川広重(安藤広重)が描いた「東海道五十三次」の景観が唯一残る、薩埵峠へのマイカーアクセスガイドです。

2つめのエピソードは古代に遡る。

日本武尊

記紀伝説上の英雄として語り継がれている「日本武尊」(やまとたけるのみこと)は、東征中に草薙(くさなぎ)の原で野火攻めに遭い、火に囲まれた中で「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)を使い、周囲の草を薙ぎ払って活路を見出したとされている。

賊を撃ち果たしてこの地を平定した後、「日本武尊」は有度山の頂上に登って四方を眺めたという話から、ここはいつしか「日本平」と呼ばれるようになった。

有度山の山頂から北側山麓にかけては、今でも「草薙」という地名が残っており、「日本武尊」を祀る「草薙神社」が実在する。

さらに「日本坂」「焼津」の地名にも同様の話が絡んでいる。

熱田神宮

ちなみに「天叢雲剣」の別名は、天皇家の三種の神器のひとつである「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)で、現在も「熱田神宮」のご神体として祀られている。

尾留大明神旧社地

そしてその「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)は、なんと素盞嗚命(すさのおのみこと)が退治したヤマタノオロチの体内から見つかった神剣である。

おお、なんと壮大な歴史ドラマなんだ! 

もうこうなると、いったいどこまでが本当なのか想像がつかない(笑)。

久能山東照宮

最後は久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)。

幼年時代と晩年を駿府(すんぷ)で過ごした徳川家康は、死去する前に二代将軍・秀忠に残した遺命によって、この地に埋葬されている。

久能山東照宮は日光東照宮より19年も早く建立され、社殿の「権現造」は後の東照宮の原型となった。

日本平マップ

厳密に云うと、久能山東照宮は日本平にあるのではなく、谷を隔てて隣接する久能山に造られているのだが、日本平からロープウェイで行くことができるため、あわせて紹介されることが多い。

なお、久能山東照宮については別途記事を設けて詳しく記載しているので、興味があればぜひ。
徳川家康が眠る、久能山東照宮
久能山東照宮への2つのアクセスルートを詳しく紹介しています。

最後は駐車場について。

日本平

日本平にはトイレと無料の駐車場があるので車中泊はできそうだ。

「日本夜景遺産」に認定されているくらいなので、そちらも期待していいだろう。筆者は見ていないので何ともいえないが、日本平からの夜景に関しては、こちらのサイトで詳しく紹介されている。

2020年7月更新

日本平 夢テラス

2018年11月にオープンした「日本平夢テラス」を見に出かけた。

「夢テラス」は日本平の新名所で、富士山はもちろん三保松原、駿河湾、静岡市街地などの美しい眺望が、360度のパノラマで楽しめる無料の展望施設だが、前回訪れた時は工事中で見ることができなかった。

日本平 夢テラス

「夢テラス」には室内展示施設と屋外の展望回廊の、大きく分けて2つの見どころがある。

建築を手掛けたのは、新国立競技場を設計した「隈研吾(くま けんご)建築都市設計事務所」で、木をふんだんに使った屋根には「らしさ」が見える。

日本平 夢テラス

室内では神話・伝説の時代からの日本平の歴史がパネルで紹介されており、プロジェクションマッピングで日本平の地形を見ることができる。

日本平 夢テラス

とはいえ、圧巻はやはり展望回廊から見える富士山だろう。ただし夏場は、富士山が見える確率の高い早朝が狙い目だ。

日本平 夢テラス

室内は平日と日曜は午前9時から午後5時、土曜日は夜9時で閉館するが、展望回廊へは公園から24時間アクセスできる。

日本平 夢テラス オフィシャルサイト

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