【2022年10月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 三方五湖」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 三方五湖」は、ロケーションはいいが駐車場の傾斜が気になる道の駅。
道の駅 三方五湖 DATA
道の駅 三方五湖
〒919-1331
福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-31-1
☎0770-45-0113
営業時間
観光案内所・特産品販売所 :9時~18時
三方五湖自然観察棟:9時30分~16時30分
第1火曜定休・年末年始は休館、7・8月は無休
※公式サイトなし
「道の駅 三方五湖」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第41回
登録日/2014年4月4日
既存の福井県里山里海湖研究所に、観光交流センターと道路情報発信センターを加え、2015年に道の駅として開業。
「道の駅 三方五湖」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2016.07.07
2019.06.01
※「道の駅 三方五湖」での現地調査は2019年6月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年10月に更新しています。
道の駅 三方五湖【目次】
「道の駅 三方五湖」のロケーション
「道の駅 三方五湖」は舞鶴から敦賀に向かう国道27号と、三方湖の際を走る国道162号の、交差点近くに位置している。
国道162号からは、つい先日まで有料だった「三方五湖レインボーライン」が、福井県指折りの絶景地として名高い、三方五湖を一望する梅丈岳(ばいじょうだけ)の山頂へと通じている。
三方五湖レインボーライン
「三方五湖レインボーライン(正式名称:三方五湖有料道路)」は、総延長約16キロのワインディング・ロードで、かつては有料だったが、2022年10月1日から「福井県道273号三方五湖レインボーライン線」として無料開放されている。
ただし本路線単独区間については、引き続き自転車、歩行者の通行が禁じられるとともに、夜間閉鎖が行われている。
また終着点の第一駐車場では、500円の駐車料金が必要になっている。
三方五湖とレインボーライン山頂公園
まず「三方五湖」とは、低い山々の谷間に散らばるように点在する、三方湖・水月湖・菅湖・久々子湖・日向湖の総称で、2005年にラムサール条約に登録された、若狭湾国定公園を代表する景勝地。
五つの湖は異なる水深と塩分濃度を持つことから「五色の湖」とも呼ばれ、海水魚から淡水魚までの様々な魚が生息し、水鳥の貴重な生息地にもなっている。
その「三方五湖」を一望する梅丈岳(ばいじょうだけ)の山頂にあるのが「レインボーライン山頂公園」で、レインボーラインの終着点となる第一駐車場にクルマを駐め、リフトまたはケーブルに乗り換えて山頂まで登る。
「レインボーライン山頂公園」は思った以上に広く、若いカップルを意識した、ちょっとお洒落なデートスポットのようだ。
2019年には、「レインボーライン山頂公園」の「天空の足湯」に入りながら眺める三方五湖の絶景が、「クールジャパンアワード2019」に認定されて話題を呼んだ。
レインボーライン山頂公園
オフィシャルサイト
さて。
実は云いたいのはここからだ(笑)。
このマップを見てもらえば気がつくと思うが、「三方五湖」の緯度は琵琶湖の北端とほぼ同じで、「鯖街道」こと国道367号沿いにある「道の駅 くつき新本陣」から、「レインボーライン山頂公園」までは約44キロ、クルマで1時間ほどしかかからない。
つまりランチを琵琶湖の湖西で食べてからでも間に合うわけで、「三方五湖」を福井県の日本海沿いを旅する人向けの観光地と決めつけるのは尚早だ。
ちなみに「道の駅 くつき新本陣」は、京都の大原から約30キロ・40分ほどのところにあり、京都~琵琶湖~若狭という車中泊クルマ旅のコース取りは十分可能だと思う。
「道の駅 三方五湖」の施設
その観点に立つと、「道の駅三方五湖」は車中泊地の有力な候補に挙がるわけだが、駐車場の傾斜がちょっと気になる。
傾斜の気になり方には個人差があると思うが、筆者のように車内で自炊をする人間は、コーヒーや鍋物の水面が大きく傾くところでは落ち着けない。
それ以外は特に問題がないだけに、少しでもフラットな場所があればいいのだが、ここではそれが見つからなかった。
冒頭で記した通り、「道の駅 三方五湖」は元々この地にあった福井県里山里海湖研究所に、観光交流センターと道路情報発信センターを加え、2015年に道の駅として開業した経緯を持つ。
順番が逆なら、多少は駐車場にも気が配られていたかもしれない(笑)。
研究棟にはフィールドスコープが設置されており、冬はカモ類が見られるようだ。
三方五湖まで探鳥の範囲を広げれば、オジロワシやコハクチョウも見られるという。
なお、売店には申し訳程度に野菜が並ぶ程度で、食堂はない。
さすがは研究所だけあって、商売っ気とは無縁の様子(笑)。
それはそれで新鮮だった。
そんなわけで、いつも通りに道の駅で車中泊がしたい人には、「道の駅若狭おばま」をお勧めする。
ここなら若狭方面から来ても、琵琶湖から来てもアクセス上のロスはない。
理想は「道の駅若狭おばま」で車中泊をした翌朝に、「レインボーライン山頂公園」までドライブし、帰りに「道の駅 三方五湖」へ立ち寄った後、敦賀を目指して進むことだろう。
「道の駅 三方五湖」の車中泊好適度
「道の駅 三方五湖」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外に設置されており、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
「道の駅 三方五湖」の最寄りの温泉&周辺買物施設
みかた温泉きららの湯
クルマで約5分
☎0770-45-1126
大人650円
10時~22時(受付最終21時30分)・毎月第1水曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで約1キロ。
スーパーマーケット
約2キロのところに「レピア」がある。
「道の駅 三方五湖」のアクセスマップ
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若狭 車中泊旅行ガイド