この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

大井川鐵道の千頭駅に隣接する「道の駅 奥大井音戯の郷」は、南アルプスあぷとライン」の始発に乗りたい人におすすめ
道の駅 奥大井音戯の郷【目次】
「道の駅 奥大井音戯の郷」のロケーション
静岡県の川根本町にある「道の駅 奥大井音戯の郷」は、県道77号川根寸又峡線の道の駅で、大井川鐵道のSLが発着する「千頭駅」に隣接している。
また「千頭駅」は、今でもお子ちゃまに人気の高い「機関車トーマスとその仲間たち」のイベント会場にもなっている。
さらに「千頭駅」からは、もともと大井川源流部にダムを建設するために作られた、「南アルプスあぷとライン」を走る観光列車が運行している。
その「南アルプスあぷとライン」の途中には、日本一の急勾配を誇る線路区間があり、そこでは日本唯一の「アプト式鉄道」が採用されていることから、鉄道マニアに人気がある。
「道の駅 奥大井音戯の郷」の施設
まず「道の駅 奥大井音戯の郷」の駐車場は、千頭駅利用者の駐車場を兼ねているため、ハイシーズンの昼間は満車になることが多い。
つまり「南アルプスあぷとライン」の乗車を目論むのなら、ここで前泊するほうが無難だ。
始発は午前9時12分。「道の駅川根温泉」からでも30分ほどで来れるが、休日の午前9時にはもうこうなる(笑)。
地面は概ねフラットで車中泊に支障はないが、なにぶん駅の真横なので、鉄道が動いている間はけして静かとはいえない場所だ。
ちなみにトイレは道の駅よりも、千頭駅に向かう途中の線路脇にある公衆トイレのほうが近い。
さて。「道の駅 奥大井音戯の郷」のメインにあたる施設は、有料(大人500円)の「音と戯れること」をテーマにした体験ミュージアムだ。
一階にはインフォメーションがあり、ここまでは無料で入場できる。
以前はここにカフェがあって軽食も食べられたようだが、移転して現在は館内での営業をしておらず、休憩スペースになっている。
売店はあるにはあるが… という程度。
売っているものも、他とはちょっと違っている(笑)。
「道の駅 奥大井音戯の郷」の車中泊好適度チェック!
「道の駅 奥大井音戯の郷」の最寄りの温泉&周辺買物施設
千頭温泉旬
☎0547-59-1126
おとな500円
10時~19時・水曜定休
道の駅から約1キロ。食事も可能
コンビニ
ミニストップ中川根町店まで約6キロ。
スーパーマーケット
付近に大きなスーパーマーケットは見当たらない。