この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 とぎ海街道」は、能登半島をのんびり旅したいにお勧めの車中泊スポット
道の駅 とぎ海街道【目次】
「道の駅 とぎ海街道」のロケーション
「道の駅 とぎ海街道」は、能登半島の外海沿いを走る国道249号の「能登金剛エリア」に少し入ったところにあるのだが、ここを車中泊地に選ぶかどうかは、能登を旅するルート・目的・経験値、さらには季節によっても違ってくる。
もし初めて能登を旅するなら、険しい断崖と奇岩が続く「能登金剛」の代表的な景勝地である「巌門」には、ぜひ立ち寄ってみたいと誰もが思う。
その際に西から「金沢」「千里浜なぎさドライブウェイ」と観光してくると、普通は「能登金剛」に着く頃に陽が傾き、「巌門」は翌日の朝から観ようという旅の流れになる。
だがそれは一度見れば気が済むし、逆に東から旅をする人には当てはまらない。
「道の駅 とぎ海街道」の施設
むしろそのことを除けば、すぐ裏手にある「世界一長いベンチ」から増穂浦海岸を見下ろせる、「道の駅 とぎ海街道」のほうが落ち着ける。
増穂浦海岸では、幸せをもたらすと云われる「さくら貝」が拾える。
ビーチ沿いには遊歩道が整備されており、テニスコート・グランドゴルフ場・温水プールなどのスポーツ施設を完備する「なぎさ回遊公園」と通じている。
また後述するが、隣にはコンビニ・スーパー・日帰り温泉も揃っており、終日のんびり過ごしたい人には、このうえなく良い条件が揃った道の駅とも云えるだろう。
75台を収容できる「道の駅 とぎ海街道」の駐車場は2ヶ所に分かれているが、こちらがメインになる駅舎の前の駐車場。広さは申し分ないが、全体的に傾斜している。
車中泊に適しているのは、増穂ヶ浦海岸に通じる石段がある駅舎の横だ。
トイレからは遠くなるものの、路面はフラットで道路からも大型車からも離れた一等地になる。
売店は広く、能登各地のお土産品を手広く扱っている。
写真は2019年の8月に撮影したものだが、それからリニューアルされているようだ。
なお、取材時には敷地内に可燃物のゴミ箱は見当たらなかった。
「道の駅 とぎ海街道」の車中泊好適度
道の駅 とぎ海街道 オフィシャルサイト
「道の駅 とぎ海街道」の最寄りの温泉と買物施設
「道の駅 とぎ海街道」の隣には、コンビニのファミリーマート、スーパーマーケットのAコープ、そして日帰り入浴を受け付けている「シーサイドヴィラ渤海」がある。
渤海温泉(シーサイドヴィラ渤海)
大人600円
15時~23時・無休
「道の駅 とぎ海街道」のアクセスマップ
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
能登半島 車中泊旅行ガイド