この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

能登の外海に隣接する「輪島マリンタウン」は、輪島観光の拠点に使える広大な施設。
輪島マリンタウン【目次】
「輪島マリンタウン」のロケーション
輪島港周辺を埋め立てて建設された「輪島マリンタウン」がオープンしたのは、2010年(平成22年)5月。
輪島港の周辺には、「朝市通り」や「輪島塗会館」などがあり、一帯は古くから能登の観光拠点として賑わってきた。
しかしそのいっぽうで、イベント会場や駐車場が不足しており、観光客との交流を創出する場としての課題を抱えていた。
それを解消するべく石川県と輪島市が連携し、「輪島港マリンタウン・プロジェクト」が発足したのは1993年(平成5年)。
この素晴らしい施設の完成には、実に17年の歳月が費やされている。
「輪島マリンタウン」は「みなとオアシス」にも登録されており、敷地の中には「輪島キリコ会館」も建っている。
「輪島マリンタウン」の施設
実のところ、いったいどこからどこまでが「輪島マリンタウン」の施設なのかは分からない(笑)。
ただ車中泊の旅人にとって重要なのは、駐車場とトイレだと思うので、ここではその話を掲載する。
まず驚くのは、ホテル「ルートイン」前に広がるこの駐車場。
フラットで広いだけでなく、上の写真の中ほどに見える大屋根の下にもクルマが停められる。そのうえ中では、ボンゴフレンディーのポップアップルーフが立ち上げられるから驚きだ。
駐車場はさらに「輪島キリコ会館」の方まで広がっており、野外トイレも用意されている。
また「輪島マリンタウン」は、海の駅にも登録されている。
「六銘館」は輪島市内の6店舗が集まった「輪島マリンタウン」の物販飲食スペースで、おにぎり・そば・うどん・牛串などが食べられる。
なお「六銘館」にもトイレがある。「ルートイン」前の駐車場からはこちらのほうが近い。
さて。気になるのは駐車料金だ。
実はここが有料になるのは、午前8時~12時の間に出庫する場合のみ。
つまり何泊しようが、「輪島朝市」の開催時間にクルマを出さなければ無料という、かなり変わったシステムで、道路を挟んだ向かいにある「朝市駐車場」と同じ料金設定になっている。
ちなみに料金は普通車300円、マイクロバス1000円、大型車2000円だ。
「輪島マリンタウン」の車中泊好適度
オフィシャルサイト なし
「輪島マリンタウン」の最寄りの温泉&周辺買物施設
「三の湯 七の湯 天然温泉」(輪島KABULET内)
クルマで約5分
☎0768-23-4890
大人450円
シャンプー、リンス、ボディソープ完備
11時~22時(受付最終 21時30分)・第2・第4 木曜定休
※卵を持参すると、無料で茹でられる。
コンビニ
約600メートルのところにファミリーマートがある。
スーパーマーケット
大きな店は約2キロ離れたところにある「マルコー」。