この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

「清水パーキングエリア(上下線共用)」は、新東名高速道路でただひとつの「ドン・キホーテ」があるNEOPASA
清水パーキングエリア【目次】
「清水パーキングエリア」のぷらっとパーク 最寄りの入浴&買い物施設
「清水パーキングエリア」のロケーション
「清水パーキングエリア」は、清水と富士市の中間あたりに位置する新東名高速道路のパーキングエリアで、東京方面からは「三保松原」まで約30キロ・40分ほどで到着できる。
ただスマートインターがないので、名古屋方面からは車中泊で利用するメリットは見当たらない。
「清水パーキングエリア」の施設概要
「清水パーキングエリア」は、唯一NEOPASAのブランド名を使用しており、サービスエリアとの違いは、ガソリンスタンドがあるかないかくらいしか見当たらないほど充実している。
NEOPASAとは

「NEOPASA(ネオパーサ)」は、
①ゆとりあるスペースの確保
②多様なニーズに対応するサービス・機能の取り入れ
③「新たなライフスタイル」への対応
を柱にした新たな設計思想に基づく、新東名高速道路のサービスエリア(SA)およびパーキングエリア(PA)の施設名で、多様化する利用者のニーズに対応する商業施設を目指している。
確かにこのコンセプトのおかげで、「あの店は、どこのSAにあったんやったかな」ということにも陥りやすいのだが(笑)、「ミチドンキ」だけはあまりにも特殊なので、忘れることがない。
NEOPASAといえども、大半は土産物の品揃えが中心なので、仕事で旅をする筆者には用がない。
またアパレルや装飾品をわざわざサービスエリアで買おうとは思わないし、見たら接客されるので煩わしくもある。
だが、この手の雑貨はいずれにも当てはまらず、まさに休憩がてらに気楽に見られるのがいい。
しかもジュース類は、売店やコンビニよりも安いので、見ている時にも飛ぶように売れていた(笑)。
今はまだここにしかないようだが、そのうちきっと増えていくことだろう。
また「ミチドンキ」の隣も雑貨屋で、ここには静岡らしく茶器まで揃っている。
そしてもうひとつ筆者を驚かせたのが、このお店。
かつて琴平町にあった「宮武うどん」は、讃岐でも老舗の類に入るうどん屋で、大将は本広克行監督の映画「UDON」で、製麺所を営む主人公の父のモデルになったことでも知られていたが、2009年に体力の限界を理由に店を閉じている。
筆者が訪ねたのは、元和食職人が本家閉店後に弟子入りし、屋号からメニューや暖簾まで譲り受けて高松市にオープンした今の店で、桑名正博の色紙も飾られていた。
「宮武うどん」は、「あつあつ、ひやあつ、ひやひや」という讃岐独特のメニューを考案した元祖と云われているが、筆者は讃岐では「あつあつ(麺は茹で、ダシは温)」をいつも頼むようにしている。
なぜなら、讃岐うどんは「あつあつ」でちょうどいい「コシ」の強さになるよう想定して打たれており、麺を茹でないと弾力がありすぎて顎が疲れる(笑)。
その「宮武うどん」は、現在は株式会社フォーシーズという企業の傘下に入り、全国展開しているようだ。
最後になったが、「清水パーキングエリア」の駐車場は平坦で、大型車の駐車場から遠く離れているため、特に車中泊に支障はない。
ただサービスエリアと違い、ドッグラン及びシャワー・コインランドリーがある「天神屋」はない。
「清水パーキングエリア」の車中泊好適度チェック!
清水西里温泉 やませみの湯
クルマで約25分
☎054-343-1126
おとな700円
平日9時30分~18時(土日祝は19時30分まで)・月曜定休
なお、高速道路側のパーキングエリアで車中泊をする場合は、名古屋側では「静岡SA」、東京側では「駿河湾沼津SA」にコインシャワーがある。
コンビニ
24時間営業のミニストップがパーキングエリアの施設内にある。
スーパーマーケット
「しずてつストア興津店」まで約9キロ
「清水パーキングエリア」のぷらっとパーク アクセスマップ
東名&新東名高速道路のSA・PAで車中泊
※以下はすべてオリジナルの記事です。

静岡・清水 車中泊旅行ガイド
「アラ還」からの車中泊


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