この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」は、併設していた「かじかの湯」が2020年3月で閉館し、徒歩5分のところに新たな町営の日帰り温泉がオープンしている。
道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎【目次】
「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」のロケーション
「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」は、河津あるいは下田から伊豆半島南端の「石廊崎」をまわらず、ショートカットで西伊豆の松崎に抜けられる、静岡県道15号沿いにある。
西伊豆の名所「堂ヶ島」に近いとはいえ、リピーターを除けばあまり旅人が通るルート上にあるわけではないと思うが、日帰り温泉を併設していることから、ここで車中泊をする人の数は少なくなかった。
冒頭で記した通り、「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」に併設していた「かじかの湯」は、2020年3月31日に閉館している。
ただ入れ替わりで徒歩5分ほどのところにある、旧依田邸内に町営温泉施設「大沢温泉 依田之庄」がオープンしており、多少不便にはなったものの、利用できる温泉そのものは立派になった(詳細は下の「最寄りの温泉」の欄に記載)。
「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」の施設
「道の駅 花の三聖苑伊豆松崎」は、郷土の三聖人の業績を中心に、松崎の歴史、文化を紹介するミュージアムを兼ねている。
三聖人とは、幕末の漢学者である土屋三余、明治期の実業家として名を馳せた依田佐二平、その弟で北海道・十勝平野の開拓者である依田勉三という、幕末から明治にかけて活躍した松崎出身の3人の偉人たちのこと。
そんなわけで、「道の駅 花の三聖苑伊豆松崎」の敷地は広大で、駐車場も2ヶ所に分かれている。
こちらはマップAの駐車場。温泉とトイレからは多少離れているが、道路から離れているため、夜間は静かだ。
いっぽうこちらはマップBの駐車場。
幹線道路に面していることもあり、温泉が営業している時期は、その利用客が主に使用していた。
「天城山房」はこじんまりとした売店と軽食が食べられる施設で、爽やかな桜の香りとほんのり塩味が効いた「桜葉アイス」と、姉妹都市帯広直伝の「豚丼」が人気とのことだが、残念ながら、筆者はいずれも口にできていない。
かつては駐車場Aの自動販売機横にあった、可燃物のゴミ箱はトイレに移動。このままだと、未来はちょっと危ういかもしれない(笑)。
いずれにしても、「道の駅 花の三聖苑伊豆松崎」は1995年開業の古い施設だけに、いずれ全面リニューアルされる可能性は高いのではと調べてみたら、こういう計画案が見つかった。
コロナのせいで多少遅れはあるのだろうが、温泉の閉館と新設はこの基本計画に盛り込まれており、予定通り進められそうなので楽しみだ。
「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」の車中泊好適度チェック!
道の駅 下賀茂温泉 湯の花 オフィシャルサイトなし
「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」 最寄りの温泉&買物施設
大沢温泉 依田之庄
道の駅から徒歩約5分
☎0558-36-3020
おとな700円
10時~22時(受付最終19時30分)・第2、第4木曜定休
コンビニ
セブンイレブンまで約4キロ
スーパーマーケット
「サンフレッシュ松崎店」まで約5キロ