刈谷PA(ハイウェイオアシス) 車中泊好適度チェック!【クルマ旅のプロが解説】

刈谷PA(ハイウェイオアシス)車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、伊勢湾岸道の日帰り温泉が併設している「刈谷PA(ハイウェイオアシス)」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

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~ここから本編が始まります。~

「刈谷PA(ハイウェイオアシス)」は名古屋市近郊にある、天然温泉が隣接するベスト車中泊スポット

刈谷PA(ハイウェイオアシス)

「刈谷PA(ハイウェイオアシス)」の
ロケーション

「刈谷ハイウェイオアシス」の
駐車場

「刈谷ハイウェイオアシス」の
トイレ・売店・レストランほか

「刈谷ハイウェイオアシス」の
日帰り温泉

「刈谷PA」上り・東京方面の概要

「刈谷PA」下り・四日市方面の概要

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「刈谷PA(ハイウェイオアシス)」のロケーション

伊勢湾岸道

伊勢湾岸道にある「刈谷PA(ハイウェイオアシス)」は、我家(大阪府吹田市)から富士山方面に行く途中にあることから、オープン以来何度も車中泊をしてきた「勝手知ったる」ねぐらのひとつだ。

なにしろ、高速道路から降りることなく温泉に入れるというのは、遠出の車中泊クルマ旅では、圧倒的なアドバンテージだと思う。

しかも「刈谷PA(ハイウェイオアシス)」は、名古屋市内に最寄りの車中泊スポットで、渋滞がなければ熱田神宮まで約20キロ・20分、名古屋城までは約30キロ・30分で行くことができる場所にある。

さらに陶器で有名な常滑がある知多半島へも行きやすい。

「刈谷ハイウェイオアシス」の駐車場

出典:刈谷ハイウェイオアシス公式サイト

まず、「刈谷ハイウェイオアシス」は驚くほど広い。

刈谷ハイウェイオアシス

特に一般道から入場できる「岩ヶ滝公園」は、週末になると地元のファミリーで大いに賑わっているようだ。

一般道から利用できる駐車場

刈谷ハイウェイオアシス

この写真は上のマップにBと記した、地元のファミリーが利用するハイウェイオアシス側の駐車場。

駐車場は3ヶ所あるが、ここは温泉に一番近い第ニ駐車場になる。

名古屋の都心部には道の駅がないため、ここは唯一とも云える無料の車中泊スポットでもあるのだが、残念なことに夜間は閉鎖される。

高速道路から利用できる駐車場

刈谷ハイウェイオアシス

先ほどのマップのAのエリアが、高速道路からアクセスできる「刈谷ハイウェイオアシス」で、写真はその「上り線」の駐車場。

もちろん混同しないよう、同じエリアで「上下別々」になるようにレイアウトされている。

いずれも路面はフラットなのだが、ここでの車中泊には問題がある。

「刈谷ハイウェイオアシス」のトイレ・売店・レストランほか

要不要は別として(笑)、写真のデラックストイレ(Ladys)や観覧車など、「刈谷ハイウェイオアシス」は開業当時から様々な話題を振りまいてきた

ただし、自慢のデラックストイレは夜10時に施錠される。

つまりハイウェイオアシスの駐車場で車中泊をすると、夜中に目が覚めてトイレに行きたくなれば、かなり離れた本来のパーキングエリアのトイレまで歩かなければならない。

筆者はそれが面倒なので、パーキングエリアの駐車場で車中泊をする。

刈谷ハイウェイオアシス

さて、写真左手が「刈谷ハイウェイオアシス」の売店とフードコートがあるセントラルプラザ。

刈谷ハイウェイオアシス

土産品は上下線のパーキングエリアの売店でも売っているが、ここが一番品数は多いかもしれない。

刈谷ハイウェイオアシス

広々としたフードコート。

気になるのは、やはり名古屋めし(笑)。お馴染みの味噌カツが食べられるのは、一番奥の店だ。

刈谷ハイウェイオアシス

なお観覧車の一階には、コンビニのファミリーマートがある。

「刈谷ハイウェイオアシス」の日帰り温泉・かきつばた

日帰り温泉かきつばた

「天然温泉かきつばた」はハイウェイオアシスの駐車場から見えないところに建っている。

ハイウェイオアシスの奥にあるファミリーマートを超えると、写真の温泉に続く写真の階段があり、そこまで行って初めて施設を確認することができる。

つまり、事前に日帰り温泉があることを知らなければ、まずわからない(笑)。

料金は950円と「スーパー銭湯」にしてはやや高め。と感じる人は多いと思うが、ここは天然温泉で、露天風呂のひとつが「源泉かけ流し」になっている。

特筆すべきは、そのお湯が「弱アルカリ性の高張性」であることだ。

ちなみに「弱アルカリ性」とは、俗に云う美肌の湯で、「高張性」は温泉が人の細胞の浸透圧より高いことを意味している。

そのため高張性温泉につかると、温泉成分が細胞膜を通して入り込みやすくなり、ミネラルなどの成分が濃縮されるとともに、汗などの水分が出ていきやすくなる。

すなわち、老廃物や毒素などが排出され、自然のデトックス 効果が期待されるというわけだ。

ただし、いいことばかりではない。カラダから汗などの水分が出ていきやすいということは、長湯をすれば「脱水症状」に陥りやすいということ。露天風呂にはその注意書きがちゃんとしてあった。

それ以外にも、今時のスーパー銭湯には必ずと云っていいほど備えられている、「高濃度炭酸泉」「サウナ」「ほぐし湯」なども揃っている。

都会にある「極楽湯」などのチェーン店と比べれば、コスパはけして悪くない。もちろん「立地」と「温泉」という観点からすればの話だが。

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。

「刈谷PA」上り・東京方面の概要

刈谷PAいきなりステーキ

「刈谷PA上り線」の施設は名鉄が運営しており、フードコートには「いきなりステーキ」がある。

刈谷PA上り線

「刈谷PA上り線」の駐車場の難点は、奥行きが浅く横長のレイアウトであるため、大型トラックレーンと普通車レーンが近いことだ。

車中泊をする際は、できるだけ建物に近い場所を選ぶほうがいい。

「刈谷PA」下り・四日市方面の概要

刈谷PA下り線

「刈谷PA下り線」の施設は近鉄が運営しており、フードコートにはマクドナルドがある。

刈谷PA下り線

静かな車中泊環境を希望の方には、一番奥のガソリンスタンド手前に広がるこの駐車場がお勧めだ。

なお「刈谷PA」のガソリンスタンドは、上下線ともにセルフだが、一般道のセルフスタンドよりは10%ほど高いと思う。

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