25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、奥飛騨温泉郷のシックな共同温泉「平湯の湯」の紹介です。
「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊で訪ねた名湯レポート
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国の温泉地の車中泊事情や温泉情緒、観光、グルメにいたる魅力を再評価し、「車中泊旅行者の目線」から紹介しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

~ここから本編が始まります。~
日本の原風景にタイムスリップしたような「平湯の湯」は、保湿成分のメタケイ酸を豊富に含む女性にお勧めの湯

「平湯の湯」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2003年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.05.03
2013.09.25
2016.02.11
2025.07.17
「平湯の湯」での現地調査は2025年7月が最新です。
奥飛騨温泉郷「平湯の湯」
「平湯の湯」のDATA

平湯の湯
〒506-1433
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉
☎0578-89-3339
(平湯民族館)
寸志(300円程度)
夏期:6時~21時
冬期:8時~19時
無休
【施設概要】
●泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
●お湯:源泉かけ流し
●お風呂:露天風呂男女各1
●休憩スペース :あり(平湯民俗館)
●飲食施設:平湯民俗館に軽食の食堂あり
●駐車場 :あり(約8台・無料)
●シャンプー・石鹸等:なし
●ドライヤー:なし
「平湯の湯」の概要

「平湯の湯」は、合掌づくりの資料館「平湯民俗館」に併設している源泉掛け流しの野趣あふれる温泉で、平湯温泉街にある3つの「日帰り入浴施設」の中のひとつだ。

寸志と云われる料金の相場は300円。
もちろんそれでも、奥飛騨温泉郷の中で一番安い浴場であることに違いはない。

湯殿は露天風呂のみだが、雰囲気は抜群。
男湯は10人ぐらいは入れそうな大きさだ。お湯は鉄分を含んでいるため、やや緑がかった黄土色をしている。
pH値は6.8と中性ながら、メタケイ酸の含有量は166ミリグラムとまずまず豊富。
湯上がりの保湿感は上々だった。
ただしここには、洗い場がないので浸かるだけしかできない。
平湯民俗館

隣接している「平湯民俗館」は、無人で見学無料。

ただ中には囲炉裏があるだけで、もはや「民俗館」の体を成してはいない(笑)。
休憩室代わりに残してあるといった感じだったが、寝転んでも良さそうなので、喜ぶ人もありそうだ。

それより目立っていたのは、奥に建っている食事&居酒屋「禄次(ろくじ)」。
築100年以上の歴史を持つ合掌造りを移築したという店内では、昼は定食と麺類、夜は居酒屋料理が食べられるようだ。
禄次
☎0578-89-3339
木曜日定休
なお、営業時間は紹介サイトによってマチマチなので、よくわからない(笑)。
唯一のオフィシャルサイトらしいインスタでは、2025年は夜のみの営業みたいで、17時30分~22時(LO/21時)となっているが、「ひらゆの森」が運営しているわりにはいい加減な感じがした。
詳しくは、こちらのInstagramで確認を。
「平湯の湯」の駐車場&アクセスマップ

「平湯の湯」の入口には、3.4台が停められる駐車場があるにはある。
ただ、ここへは「平湯バスターミナル」からでも歩いて来れるので、そちらの無料駐車場を利用するほうが無難だと思う。
ハイエース・スーパーロングクラスのキャンピングカーには、奥行きも幅も狭くて停めづらいだろう。
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