25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 明宝」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 明宝」は、アットホームな雰囲気で居心地のいい道の駅だが、朝が早い。

道の駅 明宝 DATA
道の駅 明宝
〒501-4301
岐阜県郡上市明宝1015
☎0575-87-2395
物産館 営業時間
平日:9~18時
土日祝日:8~18時
カフェレストラン
平日:8~17時(LO/16時30分)
土日祝:8~18時(LO/17時30分)
無休
標高 約400メートル
「道の駅 明宝」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第1回
登録日/1993年4月22日
前身は1989年にドライブインとして開業した「磨墨(するすみ)の里公園」で、1993年に道の駅第1号のひとつとして登録されている。
「道の駅 明宝」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2001年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2001.02.10
2022.09.27
2025.04.30
「道の駅 明宝」での現地調査は2025年4月が最新です。
道の駅 明宝【目次】

「道の駅 明宝」のロケーション

出典:せせらぎ街道を愛する会
「道の駅 明宝」は、岐阜県の郡上市と高山市を結ぶ全長約65キロの、通称「飛騨・美濃せせらぎ街道」のほぼ中間に位置する。

出典:岐阜県観光連盟
岐阜県道73号高山清見線・国道257号・国道472号・国道256号から構成される「飛騨・美濃せせらぎ街道」は、「東海北陸自動車道」が「飛騨清見インター」まで延伸するまでは、郡上八幡・岐阜方面と高山市内を結ぶ主要アクセス道路として利用されていた道だ。

それもあって、路面がしっかり整備され、ヘアピンカーブや信号の少ない「飛騨・美濃せせらぎ街道」は、今ではすっかり東海・北陸・近畿地方に住むライダー御用達のツーリングロードになっている。
ここまでは、約16キロ北にある「道の駅 パスカル清見」の話と変わらないのだが、

「道の駅 明宝」では、カフェレストランで朝8時からモーニングサービスをやっており、待ち合わせも兼ねているのだろうが、7時過ぎからライダーたちが続々と集まってくるため、バイク置き場の近くで車中泊をしていると、そのエンジン音がかなり気になる。
筆者は早起きなので、それで困ることはないのだが、朝が苦手な人は、週末は「道の駅 パスカル清見」で車中泊をするほうが間違いなく静かだろう。
ちなみに「道の駅 パスカル清見」の標高は約800メートル。約400メートルの「道の駅 明宝」より夏は快適に過ごせる。
それはさておき、

筆者はボンゴフレンディーの時代に、家族で何度か「めいほうスキー場」に来ており、その当時にこの道の駅で車中泊をした経験がある。
当時の「めいほうスキー場」はまだスノーボードが禁止で、金曜日の深夜にゲレンデに到着して駐車場で車中泊し、土曜日は夕方までスキーを楽しんだあと、明宝温泉で疲れを癒やして食事を済ませ、道の駅に移動して車中泊をしていた。

キャンピングカーと違い、ポップアップルーフのフレンディーといえども、家族4人が車内で食事をするのは大変だったので、この明宝のロケーションは我家にとって都合がよく、娘が小学校を卒業するまで毎シーズン利用していた。
そして、その頃から続く愉しみがこちら。

この地の特産品である「明宝ハム」は、国産豚の生もも肉だけを使用し、保存料・着色料・酸化防止剤、増量剤などの食品添加物を使用していないプレスハムで、弾力のある噛み応えと、ジューシーでコクのある味わいが自慢の逸品だ。
今は岐阜県下の道の駅なら、ほとんどどこでも購入できるが、当時はそれをこの道の駅で買って、ビールといっしょに味わうのを楽しみにしていた。
ただ実際は、親鳥がヒナから餌をせがまれるがごとく、その大半は子どもたちの胃袋に収まっていた(笑)。

ちなみによく似た製品に「明方ハム」があるが、「明宝ハム」は「明方ハム」から枝分かれした、いわば兄弟のような存在で、かつては仲違いをしていたが、今は共存の道を歩んでいる。
正直云って、目をつぶって食べたら、どっちがどっちかわからない(笑)。
両者が枝分かれした、詳しい経緯が知りたい人はこちらで。
「道の駅 明宝」の施設

「道の駅 明宝」は、もともとドライブインからスタートした施設ということで、道路利用者には分かりやすいレイアウトになっている。

まずこちらが「駅舎」の前にある駐車場で、物販飲食施設がまわりを取り囲むように建っているため、一見すると車中泊に向いているように見える。
だが店は18時に閉まるし、この建物の一画に24時間トイレがあるわけではない。
にもかかわらず、バイクの駐車スペースと、午前8時からオープンするカフェレストランから近いため、前述したよう朝は落ち着けないことがある。

いっぽう、こちらがメインの駐車場で、左の建物が24時間トイレだ。
いずれも路面はフラットで、車中泊に支障はないため、こちらを筆者はお勧めする。

なお24時間トイレの中は、2019年にウォシュレットに改修された。

また他の道の駅では、24時間トイレとセットになっていることの多い「道路情報センター」は、駅舎前の駐車場の道路側に自動販売機コーナーと並んで建てられている。
続いて物販飲食施設をご紹介。

こちらが大きな三角屋根が目立つ「道の駅 明宝」の本館で、中には物産館と野菜直売所、そしてカフェレストランがある。
道の駅ではランチタイム営業しかしないレストランが多いが、ここはモーニングをやっているので、物産館よりカフェレストランのほうが営業時間が長い。
レストランのメニューはこちら。

物産館は、利用客がそこそこ多いことを伺わせる品揃えで、賑わっていた。

注目すべきはやはり「明宝ハム」で、さすがは地元だけあって、他では置いてない限定的なアイテムも多く並んでおり、明宝ハムカレーは筆者もここで初めて見た。

また「道の駅 明宝」には、本館の横に”横丁”のようなゾーンがあり、テイクアウトも充実している。

筆者がスキーで来ていた頃から人気があるのが、こちらの明宝ハムフライをはじめ、明宝フランクや手作りコロッケなどが食べられる「明宝デリ」。
明宝ハムフライは絶品なので、行かれた際にはぜひお試しを。

それで儲かったのか、今は隣に飛騨牛の精肉を扱う直営店もできている(笑)。
その他の店舗の情報はこちらで。

なお24時間トイレの隣にあった「磨墨庵」は、2025年8月24日で閉店となり、無料休憩所も改装されるようだ。

最後は、道の駅に着いた旅人を迎えてくれる、この銅像について。
普通、この手の銅像は武将を称えているものだが、「道の駅 明宝」では、馬の「磨墨(するすみ)」が主役だ。
「磨墨」は1184年の鎌倉幕府が誕生する直前に起こった、「木曽義仲」と「源義経」の源氏同士の戦となった「宇治川の合戦」に際し、「梶原景季(かじわらかげすえ)」が「源頼朝」から賜った名馬。
明宝は「磨墨」の故郷とされており、「道の駅 明宝」のサブタイトルである「磨墨の里」は、この話に由来している。
また、郡上踊りの「春駒」の中でも
♬ 郡上は馬どこ あの磨墨の 名馬だしたも 気良の里♬
と唄われている。
「春駒」がどんな踊りかはこちらで。
ちなみに「梶原」で「あれっ、どこかで聞いたような?」と感じた人は、2022年に放送された、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をご覧になっていたと思う。

出典:NHK
「梶原景季」の父は、歌舞伎役者の「中村獅童」が演じた武将「梶原景時」で、伊豆の「しとどの窟(いわや)」で絶体絶命に陥った、当時は敵方だった「源頼朝」を助けた命の恩人で、のちに側近となる。
「鎌倉殿の13人」には「梶原景季」役の「柾木玲弥(まさき れいや)」も、出演していたようだが、さすがに筆者もそこまでは記憶にない。
しかし旅をしていて、どこでどう繋がってくるか分からないのが「大河ドラマ」。
筆者を今の職業に導いてくれた師匠が、『この世界で大河ドラマは必須科目』と云っていたが、まさにその通りだと思う。
もし道の駅のブログやYouTubeを作成している若者で、将来プロを目指している人がいるなら、これは金言だと思うよ。
馬の銅像ひとつで、何文字稼いだかを見れば、それがわかるだろ!(大笑)。
僕らは、見てくれる人の夢を膨らませてナンボの世界で生きている。
ゆえに何度も同じことを繰り返して書くような姑息なSEOをしていたのでは、絶対にマスコミから声はかからないし、定年過ぎの筆者に敵うこともない。
分かったらみっともないことはやめて、真っ当に取り組みたまえ。
「道の駅 明宝」の車中泊好適度チェック!
「道の駅 明宝」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

まさに『こうしてほしい』という利用者の願いに、寄り添うかたちで置かれている。
これはサービスというより「誠意」に近く、施設管理者の『物販飲食に力を入れるなら、かくあるべし』という強い信念を表している気がした。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 明宝」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

明宝温泉 湯星館
※道の駅から約12キロ・クルマで15分
☎0575-87-2080
おとな800円
10時〜 21時(受付最終20時30分)
水曜 定休
コンビニ
ファミリーマートまで約12キロ
スーパーマーケット
スーパーマーケットバロー八幡店まで約13キロ
「道の駅 明宝」のアクセスマップ
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