車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 若狭熊川宿」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 若狭熊川宿」は、小浜と京都を結ぶ「鯖街道」のことがよく分かる道の駅

道の駅 若狭熊川宿 DATA
道の駅 若狭熊川宿
〒919-1532
福井県三方上中郡若狭町熊川11号犂頭1-1
☎0770-62-9111
営業時間
9時~18時 ※季節により変動
木曜定休
「道の駅 若狭熊川宿」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
2016年に「四季彩館」と隣接する「鯖街道ミュージアム」がリニューアル。
さらに2020年11月に駐車場が増設されている。
「道の駅 若狭熊川宿」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.05.16
2010.10.29
2019.07.06
2020.04.02
2022.11.03
※「道の駅 若狭熊川宿」での現地調査は2022年11月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2026年6月に更新しています。
道の駅 若狭熊川宿【目次】

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「道の駅 若狭熊川宿」のロケーション

「道の駅 若狭熊川宿」は、滋賀県の琵琶湖の湖西エリアと、福井県の小浜湾を結ぶ国道303号の、ほぼ中間に位置している福井県の道の駅だ。
京阪神在住以外の旅人は、おそらく湖東側の名神高速と北陸道を通って「敦賀」から「若狭」方面に向かわれると思うが、我々は無料化された「湖西道路」を利用し、途中から「若狭街道」と呼ばれる国道303号に乗って北上する。

「若狭街道」は、かつての「鯖街道」のメインルートとされている由緒ある道で、歴史街道にも指定されている。
それを考えると、「道の駅 若狭熊川宿」は『通る価値がある国道』に面した、道の駅本来の「道路休憩施設」の典型的な存在だと筆者は思っている。
もっとも…
だからと云って、車中泊に適しているかどうかは別問題だが(笑)。
鯖街道

細かいことを云いだすとキリがないので、ここでは手短にまとめておこう。
「ヤマト王権」の「御食国(みけつくに)」であった「若狭国」は、「淡路島」と同様に海産物を朝廷に納めていた。

そのメインルートとなる「若狭街道」が整備されたのは、鎌倉時代の13世紀と云われているが、室町時代から江戸時代にかけて、若狭の海で獲れた鯖が「京都」で大衆魚として重宝されたことから、「小浜」から滋賀県の「杤木」を越えて、「大原八瀬」から「京都」へと続くこの道は、「鯖街道」と呼ばれるようになった。

しかし交通手段が徒歩からクルマに代わると、福井と京都を結ぶルートは琵琶湖の西岸を通る「旧西近江街道(現在の国道161号・湖西道路)」に移行し、「鯖街道」の沿線では過疎化が進んだ。
だがそれが、後に功を奏することなる。
2015年(平成27年)、「熊川宿」を含む「鯖街道」は『~御食国若狭と鯖街道~』として「日本遺産」に認定され、新たな観光地として注目される場所となった。
熊川宿

国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、往時の様子がうかがえる「熊川宿」の歴史は古く、室町時代に「足利将軍」直属の武士であった「沼田氏」が山城を構え、桃山時代には「豊臣秀吉」に重用された、正室「寧々(高台院)」の義弟(妻同士が姉妹)「浅野長政」が小浜城主になった際に、交通・軍事の要衝として、この地を手厚く保護した。
以来、若狭代々の領主はそれを受け継ぎ、「熊川宿」は江戸時代を通じて近江国境に接する宿場町として大いに繁栄した。

宿場町といえば、木曽の中山道に残る「妻籠宿」や「馬籠宿」が有名だが、ベンガラ塗りの家屋が残る「熊川宿」にも、それに引けをとらないだけの風情が残る。
全国区ではない「鯖街道」の宿場町が、ここまで保存度の高いものとは、近畿在住の筆者も知らず驚いた。

ちなみに「道の駅 若狭熊川宿」から、かつての宿場町の風情が見られる「松木神社」までは、写真を撮りながら歩いて往復およそ30分。
『行く価値あり』というより、行かないのならトイレ休憩以外に「道の駅 若狭熊川宿」に立ち寄る意味がないと云っても、暴言ではないだろう。
「道の駅 若狭熊川宿」の施設

冒頭で記したように、「道の駅 若狭熊川宿」は2020年11月に駐車場が増設され、現在は駅舎を挟んで南北に駐車場が分かれている。

こちらが❶のもともとの駐車場で、写真の奥から手前に向かって下りの傾斜がある。

いっぽう新設された❷の「ポケットパーク」と呼ばれる駐車場には、普通車46台、大型車4台が停められる。
路面はフラットで車中泊に支障はないが、24時間トイレまではちょっと遠い。

24時間トイレは、「鯖街道ミュージアム」の隣にある。

もちろん中はウォシュレットに改修済。

その隣にある休憩室。
ただ中央のテーブルには、せめてイスくらいは付けてほしいね。、

そしてこちらが、「道の駅 若狭熊川宿」の物販飲食ゾーンになる。

ただここでは、ぜひ「鯖街道ミュージアム」に立ち寄っていただきたい。

内容は分かりやすく資料も豊富で、何より無料というのが素晴らしい。

そして動画も用意されている。

まずはここに足を運び、ミュージアム横の小路から「熊川宿」へと足を運ぼう。

売店と食堂は、「鯖街道ミュージアム」の奥にある「四季彩館」にある。

売店の様子。
売っているのはお土産と雑貨が中心で、野菜や食品は思ったより少なかった。
なお、食堂のメニューはこちらの公式サイトでご覧いただけるが、肝心のプライスは表示されていない。
慈善事業ではなく商売なんだから、テキストの一覧でもいいから掲載しないとね。

ここでは買うにしろ食堂で食べるにしろ、イチオシはやはり「鯖寿司」だろう。
「鯖寿司」には「生」と「焼き」の2種類があり、「生」は江戸時代に「鯖」を受取っていた京都で生まれた伝統料理、いっぽう「焼き」は平成になって考案された、「鯖」の漁獲地福井の大ヒットグルメアイテムだ。
「生」を売っているところは限られるが、「焼き」は大半の道の駅や観光地に行けば、食べられるか手に入る。

ただし熊川宿で食べると、このお値段。

こちらは道の駅で売っている、4切れ700円の箱詰め(2022年時点)。
ここまで値段が違う以上、味にもかなりの開きはあるのだろうが、それでも1切れ200円近くする高級品で、とてもあの「サバ」だとは思えない(笑)。
「道の駅 若狭熊川宿」の車中泊好適度
「道の駅 若狭熊川宿」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外に設置されており、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

「道の駅 若狭熊川宿」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
河内トロン温泉 リフレステやまびこ
☎0770-62-0256
大人600円
9時~18時
火曜 定休
※ホームページには未記載だが、電話で確認済み。
確実なのは、
みかた温泉きららの湯
道の駅から約15キロ・20分
☎0770-45-1126
おとな700円
10時〜22時(受付最終21時30分)
第1水曜日
コンビニ
ファミリーマートまで約5キロ

スーパーマーケット
「SUPER CENTER PLANT−2 上中店」まで約6キロ
ここは店も大きく、中に100円ショップもあってとても便利だ。
「道の駅 若狭熊川宿」のアクセスマップ
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