小牧山城 信長・秀吉・家康・ゆかりの地 駐車場&車中泊事情

小牧山城 続日本100名城

歴史が好きで経験豊かな「車中泊旅行家」がまとめた、愛知県に残る「信長・秀吉・家康」ゆかりの「小牧山城」の概要と駐車場事情です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊歴史旅行ガイド

巌流島

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づきまとめた、『一度は訪ねてみたい日本の歴史舞台』をクルマで旅するためのガイドです。

車中泊で史跡めぐり【クルマ旅のプロが解説】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、クルマで日本の歴史舞台を旅したい人に向けての情報を発信しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


 

~ここから本編が始まります。~

小牧山城は「信長」が築城し、「家康」が「秀吉」を迎え撃つために大改修した、戦国三英傑とゆかりの深い山城

小牧山城

小牧山城 DATA

小牧山城
〒485-0046
愛知県小牧市堀の内1丁目
☎0568-76-1623
おとな200円
小牧山城(小牧山歴史館)と、れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)の共通券
9時〜17時(入館最終16時30分)
第3木曜 休館
小牧市役所駐車場 無料
小牧山北駐車場 有料
※最初の2時間は無料

「小牧山城」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2020.06.08
2026.05.22

「小牧山城」での現地調査は2026年5月が最新です。

小牧山城

小牧山城

「小牧山城」築城のあらまし

「小牧山城」の概要

「小牧山城」の駐車場&車中泊事情

Ps.小牧長久手の戦い

PR-TIME

これまでなかったバッテリー内蔵で、電源なしでも最大12時間まで利用できるスグレモノの冷凍冷蔵庫を割引価格でご紹介。これなら冷凍のお土産も買って帰れちゃう! 必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 

 

「小牧山城」築城のあらまし

小牧山城

最初に断っておきたいのは、山頂に天守らしきものが建っているので紛らわしいのだが、それは1967年に建てられた「歴史館」と呼ばれる史実に基づかない展示施設で、「小牧山城」築城時にはまだ「天守」という建築様式が確立されておらず、今はここにあったのは館のような建物だったと推測されている。

小牧山

しかも「小牧山城」は、築城からわずか4年で廃城となっているため、「史跡」というよりむしろ、「遺跡」や「遺構」に近い。

それゆえ『信長様の建てた城だから』と意気込んできても、期待を裏切るものしか見られないかもしれない…

ということをまずは念頭に置いて、続きをご覧いただきたい。

桶狭間

「織田信長」が「小牧山城」を築城したのは、1563年(永禄6年)。

1560年に所領の尾張を狙う最大の敵とされた「今川義元」を、「桶狭間」で討ち果たしてまもなくの頃だ。

尾張の中心にある「清須城」を出て、「小牧山」に拠点を構えた理由はただひとつ。

義父の「斎藤道三」から受け継ぐはずだった、美濃の「稲葉山城(岐阜城)」を「斎藤竜興」から”奪還”し、その圧倒的な経済力と豊かな穀倉地帯に加え、京の都に通じる交通の要所を手中に収めることにあった。

尾張北部に位置する「小牧山」は独立丘陵で、「清須城」より防御に優れているうえに、美濃へ進出するための交通の要衝にあったことから、攻撃に兵力を傾注して軍事行動を迅速化すると同時に、兵站基地としても活用できる条件を満たしていた。

ただ、美濃攻略は容易ではなかった。

出典:岐阜市

大河ドラマ「豊臣兄弟」で描かれていた通り、「織田軍」は3本の川と幾つもの山に囲まれた美濃の特殊な地形と、自領を守る国衆たちに手を焼き、なかなか「稲葉山城」まで攻め込む糸口が見つけられないまま、いたずらに時を重ねていた。

稲葉山城を陥落できたのは1567年。

足掛け8年に及ぶ『泥泥の長期戦』だったが、この時期に功を重ねたのが、当時の「木下藤吉郎」だった。

墨俣城

とりわけ有名なのは「墨俣一夜城」の伝説だが、その立役者となった木曽川・長良川流域の河川交通や土木建築に精通する「川並衆」の棟梁「蜂須賀小六」や、天才軍師「竹中半兵衛」を味方に引き入れるなど、戦以外の調略や兵站(へいたん)業務で能力を発揮し、信長の小者・草履取りから侍大将へと出世を遂げている。

「小牧山城」の概要

小牧山城

「小牧山城」を訪ねる際に知っておきたいことは、この城には相反する2つの”顔”があることだ。

ひとつは「織田信長」が美濃攻めに向けて、初めて築城した居城であること。

もうひとつは「信長」の死後に、ここがたった一度だけあった『秀吉VS家康の戦い(小牧・長久手の戦い)』の舞台になったこと。

「小牧山」では実際の戦闘は行われなかったが、「家康」は「秀吉」を迎え撃つために、「信長」が攻撃を主眼に築城した「小牧山城」を、鉄壁の防御を持つ城へと大改修している。

そのため、家康の足跡が残る現在の遺構は、築城当時と様子がかなり違っている。

れきしるこまき

それを学ぶことを含めて、最初に立ち寄りたいのが麓に建つ「れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)」で、小牧山を取り巻く歴史を、模型や映像を多く使って分かりやすく紹介している。

ということで、まずは「信長」が生きていた時の話から始めよう。

小牧山城

繰り返しになるが、小牧山の位置づけは『尾張統一後に、美濃攻略を実現するための戦略的前進基地』で、実際に小牧山城がその拠点として使われた期間は、わずか4年間ほどしかない。

とはいえ「小牧山城」は、同時に尾張の覇者「織田信長」の権威を、周囲に示すためのランドマークでもあった。

小牧山城

そのため土塁や堀ではなく、尾張地域で初めての本格的な石垣が用いられ、防御重視で曲がりくねっていたそれまでの城道とは異なり、山頂までまっすぐに伸びる大手道など、従来の城にはなかった先進的な発想をもとに築かれている。

小牧山城

小牧山城が、「天守のある安土城」の直接の祖先と呼ばれているのはそれゆえだ。

小牧山城

そしてこちらが、大手道のゴールとなる山頂に建つ「小牧山歴史館」だ。

1967年(昭和42年)に、京都・西本願寺にある「飛雲閣」を模して造られたという「小牧山歴史館」は、「平松茂氏(故人:小牧市名誉市民)」が私財を投じて建設し、小牧市に寄贈したもの。

『この山の山頂に城があれば素晴らしい』と思いついたのがきっかけらしいが、今なら間違いなく叶わない願いだろう(笑)。

小牧山城

開館以来、小牧市の歴史民俗資料を展示してきたが、令和に入り「小牧・長久手の戦い」など、戦国時代の小牧山に関する展示内容に全館改装し、2023年(令和5年)4月に「小牧山歴史館」としてリニューアルオープンしている。

ただよくよく考えると話は逆で、遺構の場所にあわせて、麓の「れきしるこまき」が「小牧・長久手の戦い資料館」で、こちらを「信長小牧山城資料館」のほうが観る人にはずっと親切だし、分かりやすい。

ちなみにクルマを停めてから、「れきしるこまき」と「小牧山歴史館」を見て戻ってくるのに要した時間はジャスト2時間。

「小牧山北駐車場」は2時間まで無料なのだが、よくできた設定だ(笑)。

「小牧山城」の駐車場&車中泊事情

出典:こまき市民文化財団

「小牧山城」の見学に利用できる駐車場は、城の北側と南側に用意されている。

小牧山北駐車場

写真は北側にある「小牧山北駐車場」で、筆者は2度ともナビでここに誘導された。

小牧山北駐車場
最初の2時間は無料
以降30分ごとに100円
※24時間上限1,000円
24時間(年中無休)
51台

ただマップを見れば分かりやすいが、麓にある「れきしるこまき」で映像や模型を見て歴史を学んでから、大手道を歩いて山頂の「歴史館」へ登る”王道観光ルート”を選ぶなら、「小牧市役所駐車場」に停めるほうがスムーズだし、時間を気にせずに済む。

小牧市役所駐車場
無料
24時間
294台

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「マップで開く」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 経路を選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると選択でき、人マークの上のアイコンをタップすると、有料道路の利用・不要も選べます。

いっぽう車中泊スポットは、 周辺に道の駅が迷うほど揃ってはいるものの、どこも約30キロ・40分ほど離れているため、一概にここがお勧めとは云い難いところだ。

そのため、前日または翌日の旅先との絡みで決めることになると思うが、この中の知っている道の駅で、環境からあまりお勧めしないのは、以下の2つだ。

●道の駅 柳津
敷地が狭く、前の道が一方通行で利用しづらい

●道の駅 可児ッテ
朝から直売所の業者の出入りで騒々しい

これまでに取材してきた岐阜県と愛知県の個々の道の駅の情報は、以下の記事からご覧いただくことができる。

Ps.小牧・長久手の戦い

小牧山城

この話は前述したように、「織田信長」よりも「羽柴秀吉」「徳川家康」との関連が深いのだが、歴史ファンには「小牧山城」については断然こちらの話のほうが興味深く、専門家の中には「小牧・長久手の戦い」こそが、本当の「天下分け目の合戦」だったと云う人もいるほどだ。

テキストで書くと相当な長文になりそうなので、ここは小牧市が制作した動画でご覧いただくとしよう。

 

織田信長ゆかりの地を辿るクルマ旅

織田信長 ゆかりの地

[https://kurumatabi.net/hotsprings/2026/06/11/komakiyama/]

愛知県 車中泊旅行ガイド

車中泊で旅する愛知

旅行者のための「お城めぐり入門講座」

トップページにはこちらから。

必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集