25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅さかい」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅さかい」は、越前エリアの市街地にある、「丸岡城」と「あわら温泉」に一番近い利便性に優れた道の駅。

道の駅さかい DATA
道の駅さかい
〒919-0542
福井県坂井市坂井町蔵垣内34-14-1
☎0776-72-7600
営業時間
農産物直売所:8時~17時
(冬期時短営業あり)
味処:11時~21時(LO. 20時30分)
交流センター:10時~18時
月曜定休
「道の駅さかい」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第16回
登録日/2000年8月18日
「道の駅さかい」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.01.26
2020.11.23
2026.05.26
※「道の駅さかい」での現地調査は2026年5月が最新です。
道の駅さかい【目次】

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「道の駅さかい」のロケーション

「道の駅さかい」は、1泊2日でほどよく車中泊の旅ができる、越前エリアのほぼ中心に位置しており、京都方面から来ても、石川方面から来ても、”旅の宿”として利用しやすいロケーションにある。

観光地では、約6キロ・15分ほどのところにある、現存12天守のひとつで日本100名城にも名を連ねる「丸岡城」が一番近い。
丸岡城

「丸岡城」は、江戸時代の寛永年間(1624年~1644年)に建てられたとされる、北陸地方に残された唯一の現存天守。
もともとは「柴田勝家」の甥にあたる「柴田勝豊」によって築かれた平山城だったが、江戸時代に福井藩の附家老「本多成重」が城主となり、現在のかたちに造営している。
1948年(昭和23年)の福井大地震で天守は倒壊したが、1955年(昭和30年)に部材を70%以上再利用し、それを組み直して修復再建された。
近年になって丸岡城を有名にしたのは、
「一筆啓上 火の用心
お仙泣かすな 馬肥やせ」
で一躍話題になった「日本で一番短い手紙」だろう。

この手紙は「徳川家康」譜代第一の功臣と呼ばれた「本多作左衛門重次」が、陣中から家族あてに書き送ったもので、「お仙」とは後の丸岡城主「本多成重(初代丸岡藩主(幼名:仙千代))」のこと。
坂井市ではこの書簡を手本に、日本で一番短い手紙文の再現、手紙文化の復権を目指し、「一筆啓上賞」を実施している。

また温泉好きなら、同じく6キロほどのところにある福井県屈指の温泉街で、温泉療法医がすすめる名湯百選にも選ばれている、「あわら温泉」に寄ってから泊まるのもひとつの手だ。
残念なことに、「あわら温泉街」には適当な車中泊スポットが見当たらない。
2023年4月にオープンした「道の駅 顕如の郷あわら」は、駅名に「あわら」がつくものの、「道の駅さかい」よりも3キロほど温泉街から離れた場所にあり、車中泊好適度も低いように感じた。
「道の駅さかい」の施設

我々旅行者からすれば「同一の施設」で全くかまわないのだが、敷地には「道の駅さかい」と、「いねす」と呼ばれる地域交流センターが「同居」しており、「道の駅」は駐車場・トイレ・休憩室、「いねす」は農産物直売所・食事処・ホールとして区別されている。

出典:道の駅さかい
本来はこれが正しい道の駅の形態だが、圧倒的多数の道の駅はそれを一体にして「道の駅」と称しているため、真面目に表記している「道の駅さかい」のほうがおかしく感じるのは気の毒な話だが、利用者からすれば混乱を招く要因でしかなく、むしろ迷惑な話。
こういうのは、役人の胸の奥にそっとしまっておけばいい(笑)。

さて。
「道の駅さかい」の駐車場はほぼ平坦で、大小3ヶ所に分かれている。

町中なので地デジの映りは良好だ。

普通車の総収容台数は、資料によって94とも145とも紹介されているのだが、車中泊に好適なのはウォシュレットが完備された24時間トイレの右横にある一画で、そこにはわずか9台しか停められない。

駐車場から見ると、こういう感じ。

トイレはウォシュレットに改修済。

こちらはトイレに隣接している、スタンプの置かれた休憩室。
右の情報案內は9時から18時までだが、部屋そのものは24時間利用できる。

いっぽうこちらは、大型車も泊まる一番広い駐車場。
ちなみに隣は、何でも揃い、買い物をするだけでもリクレーションになる(笑)、スーパーセンターの「プラント」だ。

写真は福井の名物「ソースかつ」が、丼ではなくおにぎりになった「プラント」の逸品。味も悪くなく、お試しにお勧めだ。
というように楽しい場所ではあるが、特に平日はエンジン音がサービスエリア並みに響く可能性は否定できない。

いっぽう、こちらは物販・飲食スペースにあたる「いねす」。

直売所は見た目よりも広く、野菜だけでなく「おこわ」や「惣菜」なども数多く品揃えしているうえに安い。

福井県は油揚げの消費額日本一を誇っており、中でも坂井市丸岡町にある谷口屋の「竹田の油揚げ」が有名だ。

「道の駅さかい」で売っているのは「竹田の油揚げ」ではないが、同様に大きくて中はふわっとしており、焼くとおいしいが、さすがにひとりで1枚食べると飽きる。

なお食事処の入口は、農産物直売所と通じておらず独立している。定食と麺・丼が中心だが、お酒も飲める。
21時まで営業しているので、夕食に利用できるのは嬉しいね。
「道の駅さかい」の車中泊好適度
「道の駅さかい」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外に設置されており、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置

可燃物のゴミ箱はトイレの前に、空きカン・ペットボトルのゴミ箱とは別に用意されている。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅さかい」に最寄りの温泉&周辺買い物施設

せっかくなので、約8キロ・15分のところにある「あわら温泉」共同浴場をご紹介。
セントピアあわら
☎0776-78-4126
おとな600円
10時~23時(受付最終22時30分)
第3火曜 定休
コンビニ
ローソンまで約550メートル
スーパーマーケット
道の駅の隣に、スーパーセンター「PLANT-2」がある
「道の駅さかい」のアクセスマップ
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