「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 内灘サンセットパーク」は、兼六園・金沢城公園からいちばん近い道の駅

道の駅 内灘サンセットパーク DATA
道の駅 内灘サンセットパーク
〒920-0265
石川県河北郡内灘町字大学1-4-1
☎076-255-0007
営業時間
[平日]10時〜18時
※1・2月は10時〜17時
[土日祝日]9時〜18時
※GW、お盆含む
無休
12月31日~1月3日は休館
「道の駅 内灘サンセットパーク」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第23回
登録日/2007年3月1日
前身は2003年7月に完成した内灘大橋(サンセットブリッジ内灘)のたもとに整備された「展望駐車場」で、2007年に必要な設備を加えて道の駅に登録。
2016年5月、リニューアルオープン。
2022年、館内に金沢市の青果卸売「堀他」が運営する飲食コーナーを設置。
「道の駅 内灘サンセットパーク」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.01.30
2020.11.21
2026.05.05
※「道の駅 内灘サンセットパーク」での現地調査は2026年5月が最新です。
道の駅 内灘サンセットパーク

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「道の駅 内灘サンセットパーク」のロケーション

「道の駅 内灘サンセットパーク」は、「金沢城公園」に隣接する「兼六園」から約13キロ・クルマで30分のところにある。

「金沢」より「能登半島」寄りに位置するため、関西方面からは「金沢」観光を終え、翌日から日本海沿いに北上したい旅人にとって、ちょうど利用しやすいロケーションに建っている。

出典:ほっと石川旅ネット
ただしここは、夕日とライトアップされる優美な「サンセットブリッジ内灘」の夜景が楽しめる、金沢市民のデートスポットとしても人気を博しているため、特に週末は夜もけっこう込み合うようだ。
そのため車中泊をするなら、曜日と天気に気をつけたほうがいいかもしれない。

かつては町域のほとんどが砂丘だった「内灘町(うちなだまち)」は、戦後に砂丘の開墾と河北潟の干拓が進んだ新興エリアで、現在は隣接する金沢市のベッドタウンになっている。
そこに2007年にオープンした道の駅が、「道路利用者の休憩施設」というより「市民の交流の場」という色彩が強いのは、生い立ちからすれば当然かもしれない。

幸いなことに、金沢市内からほぼ同じ距離のところに、日帰り温泉を併設する「道の駅 倶利伽羅源平の郷」がある。
また2024年12月にリニューアルオープンを果たした「徳光ハイウェイオアシス(上り線側)」も、日帰り利用できる「松任海浜温泉」まで歩いて行ける。

この写真の奥に見えているのが、「松任海浜温泉」だ。
「道の駅 内灘サンセットパーク」の施設

出典:道の駅 内灘サンセットパーク
こちらが「道の駅 内灘サンセットパーク」のレイアウト図で、駐車場は前を通る国道162号を挟んで2ヶ所に分かれている。
この図では分かりにくいが、第二駐車場の路面は未舗装で砂利になっている。

こちらが駅舎に隣接している第一駐車場。路面はフラットで車中泊に支障はない。

24時間トイレは駅舎の裏側に入口があるので、国道側にクルマを停めるとけっこう距離がある。

24時間トイレの外観は多少古びてきたが、中はウォシュレットに改修されている。

前述したように、もともと「道の駅 内灘サンセットパーク」は展望公園だったため、オープンエアなスペースは広いのだが、室内に休憩スペースが用意されていない。
そのため雨天時は、車内が狭いクルマは居場所がないように思う。
市民公園としてはそれでいいと思うが、「道路休憩施設」である道の駅としてはちょっと役不足というか、運営側にその意識が足りない。
それは物販飲食施設にもよく表れている。

この写真は2010年に訪れた時のものだが、当時は「もっちゃり感」に溢れ、中高年を多く見かけたが、2016年のリニューアルで垢抜けして“若者仕様”になった(笑)。

こちらがその当時の売店。
今も少しは地元で採れた野菜を置いているが、品揃えは多種多様で、輪島朝市のコーナーもあった。
ちなみにアグリ・マルシェは直訳すると「農業市場」。英語とフランス語の造語だが、明らかに品揃えとはミスマッチで、道の駅のコンセプトと、実際の利用客のニーズとの間で、現場が”板挟み”になっていたように感じた。

ただ屋外では、若者が集まるデートスポットと呼ばれるだけあって、”小京都”を装う城下町「金沢」とは全く異なる、都会感を醸し出していた。
エアストリームのアメリカンカフェなんて、都会でも滅多に見かけることがない。
しかし、このアメリカンハンバーガーなどを販売していた「ROUTE18」は、2022年7月の全面リニューアルオープンを機会に契約が終了したとのことで、2026年のゴールデンウィークには見当たらなかった。

現在は地元金沢の老舗八百屋が手掛ける「Horita205 Uchinada」がメインテナントとして館内に入り、「アグリ・マルシェ」は開放的なカフェテラスと物産店の「OTAKARA MARKET」に生まれ変わっている。
早い話が、『実勢に合わせて針を振り切った』ということだろう。

こちらの見た目も華やかなイタリアン風のお弁当は、値段もそれなり(笑)。

興味半分で食べてみたが、これがなかなかうまかった! これなら、おっさんの筆者でも980円で納得だ。
しかし、トラックドライバーは買わないだろうね(笑)。
本来、道の駅というのは誕生の経緯からして、『まずはそこを押さえてナンボ』であって、そのうえにオプションとして、こういう付加価値の高い商品があるのが”常識”だと筆者は思っている。
『ラーメン、カレー、かつ丼』のないサービスエリアは、未だもって存在しない。
それをダサくなく演出するのが、店舗デザインってことでしょう。

あの「吉野家」だって、NEXCOがやればこんなふうにできるのだから…
「道の駅 内灘サンセットパーク」の車中泊好適度
「道の駅 内灘サンセットパーク」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内にあり営業時間中に利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

イートインスペースの座席数が少なく、屋外にテイクアウトして食べる人も多いところだけに、使いやすいよう屋外に並べてあげてもバチは当たらないと思うのだが、どうだろう。
ここって、クマが出るようなところなの?
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 内灘サンセットパーク」の最寄りの温泉&買物施設
展望温泉 ほのぼの湯
※道の駅から650メートル
☎ 076-286-3100
大人500円
10時~21時30分
第1火曜 定休
コンビニ
ファミリーマートまで約800メートル
スーパーマーケット
アルビス内灘店」まで約2キロ
「道の駅 内灘サンセットパーク」のアクセスマップ
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