「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
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「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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宿泊は2020年9月から再開。
先の霧島温泉・新燃荘の営業再開に続き、九州から名湯復活の嬉しいニュースが届いた。
熊本県の南阿蘇にある人気の湯宿・清風荘の秘湯「地獄温泉すずめの湯」が、2019年4月16日に営業再開を果たした。
2016年4月の熊本地震で被災し、同年6月の豪雨によって、さらなる甚大な被害を受けたため、3年間に及ぶ休館をやむなく強いられてきたが、「すずめの湯復興ファンド」等による支援を受けて、復旧・再建工事が完了。再び、あの青いトロ湯につかれる日がやってきた。
とはいえ、被害が大きかっただけに、当然被災前とは異なる部分もあるようだ。
まずは屋号。かつての清風荘から青風荘に変わっている。
地獄温泉の歴史を振り返ると、水による被害が多いという事実があったことから、屋号を変えるという判断に至ったそうだ。
続いて、新生すずめの湯は着衣(湯浴み又は水着)での入浴が義務付けられている。元来混浴だが、より気兼ねなく多くの方に楽しんでいただくための試みらしい。
写真の「すずめの湯」は、濃いにごり湯が足元から温泉が湧出し、皮膚病やアレルギーなどに効果があるといわれているが、江戸時代には熊本藩士だけに入浴が許されたという由緒高き湯治場だ。
なお日帰料金は、1,200円(税込) 貸バスタオル付。営業時間は10時~17時まで。
被災前のちょうど2倍になるわけだが、そうでもしないと工事費の返済はすすまないのだろう。やむなしというところか。それでも阿蘇に行く時は、また入湯に出向きたいと思う。
詳細は、青風荘オフィシャルサイトで確認を。