【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「池田湖」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「池田湖」は、菜の花やポピーが満開になる季節にお勧めの”ドライブ休憩”スポット。
「池田湖」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.04
2011.12.25
2016.12.25
2023.01.02
※「池田湖」での現地調査は、2023年1月が最終になります。
池田湖【目次】
「池田湖」のロケーション
鹿児島県指宿市にある「池田湖」は、周囲約15キロ・水深およそ230メートルを誇る九州最大のカルデラ湖で、「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳のビュースポットとして知られている。
有名なのは菜の花が満開を迎える1月だが、ポピーが咲く5月の景観も美しい。
国道28号を挟んだ対岸には、旅の駅を名乗る「池田湖パラダイス」がある。
ここでは食事もできるが、指宿市の天然記念物に指定されている、体長1.8メートル・胸回り60センチ・体重20キログラムの大うなぎが飼われており、そいつを無料で見ることもできる。
「池田湖」の施設
湖畔にはトイレがある無料駐車場が用意されており、車中泊も可能だ。
指宿温泉街からは離れているため、夜は混雑することはないと思う。
ホームページによると、駐車台数は155台となっているが、トイレのあるスペースの収容台数はせいぜい20~30台程度だ。
こちらがトイレ。きれいに管理されているが、深夜は灯りがつかない。
しかも和式。
これは中高年にはちょっと辛い(笑)。
以前はここを車中泊スポットとして絶賛している、若い旅人のブログ記事がGoogleの上位にあった。
なので「ホントにそうなのか?」という意味を込めて、この記事をあげたのだが、明らかに筆者の感性とは違っている。
そもそも指宿温泉の見どころは、④の「砂蒸し会館砂楽」を中核とする「摺ヶ浜エリア」と、⑤「山川砂蒸し温泉」がある「山川エリア」の2つに分かれている。
そのためマップの海岸沿いを、「道の駅 いぶすき」から⑦の長崎鼻まで南下した後、池田湖の前を通って戻るのが、車中泊の旅人のお決まりのドライブルートになる。
「摺ヶ浜エリア」と「山川エリア」に、いい温泉とウォシュレットがある無料の車中泊スポットが揃っているのに、あえて景色以外に褒めるところのない「池田湖」で車中泊をする理由が筆者には見当たらない。
ただ「池田湖」が、指宿では外したくないフォトスポットであることは確かなので、休憩に立ち寄るのは賛成だ。
前述したブログ記事は、もうドロップされたか、Google検索順位のずっと下位に落ちてしまったようだが、真剣に旅の計画を練る際には、少なくても2つは紹介記事を見る方がいい。
そして、それは筆者の記事にも当てはまる。
還暦過ぎのおっさんのレポートが、うちの娘や息子より若い世代の車中泊旅行者にジャストフィットするだなんて、書いてるこっちも思っちゃいない(笑)。
30年前の35歳からブログを書いてきたが、現在の筆者は、そろそろ社会人からの引退を迫られている「三丁目の夕日」世代のインフルエンサーだ。
「池田湖」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
河原湯温泉(こらんゆ)
池田湖から約10キロ・15分
☎0993-24-2550
大人300円
7時~20時・年中無休
ただここまで行くなら、「指宿園地」はもうすぐだ。
コンビニ
ファミリーマートまで約6.4キロ・10分。
スーパーマーケット
「タイヨー えい店」まで約10キロ・15分。
「池田湖」のアクセスマップ
指宿温泉 車中泊旅行ガイド




「アラ還」からの車中泊


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