【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「霧島新燃荘」新湯温泉の概要と日帰り入浴レポートです。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

「霧島新燃荘」新湯温泉は、アトピー性疾患や水虫に良いといわれる、霧島温泉郷イチオシの秘湯の宿
霧島新燃荘の利用データ
霧島新燃荘 ※公式サイトなし
〒899-6603
鹿児島県霧島市牧園町高千穂3958
☎0995-78-2255
営業期間:通年
営業時間:8時~18時
定休日:火曜日(祝日の場合、翌水曜日が定休日)
入浴料:大人600円・小学生300円・小学生未満200円
「霧島新燃荘」の筆者の入湯記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.10.26
2016.12.29
※「霧島新燃荘」での現地調査は2016年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年1月に更新しています。
霧島新燃荘の温泉紹介
「どんな入浴剤を投入しても、さすがにこうはならないだろう」。
誰もがそう思うアクアブルーの硫黄泉は、今も火山活動を続ける「新燃岳」麓の、標高920メートルの山中に湧いている。
「霧島新燃荘」は、天然の木材や岩石を利用した手作り感溢れる一軒宿。
いかにも山の湯らしい情緒とワイルドな雰囲気は、乳頭温泉の黒湯温泉を彷彿させるが、開放感はこちらのほうがより高い。
脱衣所への階段を降りると、もう混浴露天風呂が丸見えだ。
たっぷり硫黄分を含んだ水色の濁り湯は、アトピー性疾患や水虫の治療に効果があることで知られ、明治から多くの人が訪れたと聞く。
それが今では年間4万人。
まさに「西の大関」に値する国内指折りの秘湯の宿で、訪ねた時は2度とも駐車場が県外ナンバーのクルマで埋まっていた。
ただ、混浴の露天風呂は、思っているより深くて、ちょっと落ち着かない。
まったりと落ち着けるのは、この男湯の内風呂で、湯加減もちょうどいい。
他のホームページを見ると、「乳白色」になる日もあるようだが、筆者が訪ねた日は、いずれもこのように青みがかった色をしていた。
更衣室にはこんな注意書きがしてある。
そもそも、長湯を推奨するような湯治場はないと思うが、新湯温泉は「酸性硫黄泉」で、大量に硫化水素を含んでいるため、まれに中毒を起こす人があるという。
ちなみに、湯上がりの体には硫黄の匂いが染み付くうえに、そのまま服を着ると成分で繊維が弱くなる。
温泉好きは湯上がりの掛け湯を嫌うが、硫黄泉に入る際には、お気に入りのTシャツを着るのだけは避けたほうがいい(笑)。
霧島新燃荘の施設概要
- 所在温泉地 :霧島温泉郷・新湯温泉
- 業態 :旅館・ホテル
- 泉質 :単純硫黄泉
- お湯:源泉かけ流し
- お風呂:内湯男女各3、露天風呂女1・混浴1
- 休憩スペース :あり(有料)
- 飲食施設:なし
- 駐車場 :あり(約50台・無料)
- シャンプー・石鹸等:あり(無料)
- ドライヤー:あり(無料)
霧島新燃荘のアクセスマップ
霧島温泉 車中泊旅行ガイド




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