日本史ダイジェスト/九州3 5分で分かる、「天孫降臨(てんそんこうりん)」と「高千穂」

3.日本史ダイジェスト/九州編

「天孫降臨」は神話であり、史実でもある。

「古事記」には興味深い「神話」が残されているが、九州と縁の深い話といえば、やはり「天孫降臨」だろう。

「天孫降臨」をネットで検索すると、舌を噛みそうになる神様の名前がズラズラ登場し、「まともに読むのは10行目までが限界!」みたいなサイトが山のようにヒットしてくる。

特にウィキペディアにいたっては、その解説ページが欲しいくらいだ(笑)。

[ad#ad-1]

天孫降臨とは

その前後の話まで書こうとすると、めちゃくちゃ長くなるので、とりあえず超簡単に「天孫降臨」をまとめるとこうなる。

天逆鉾

アマテラスの命令で、孫のニニギノミコトが「葦原の中つ国」を治めるために、高天原から地上の高千穂に降り立ったこと。

ちなみに学識者も地元も、「神話の中の高千穂」が宮崎県なのか鹿児島県なのかを今なお論争しているようだが、結論は出ていない。

ただ宮崎県の高千穂を訪ねると、きっと誰もが疑問を感じる「不思議なもの」が当たり前のように存在する。

[ad#ad-1]

高千穂

神話によると、アマテラスがスサノオの横行に心を痛め、身を隠したとされる「天岩戸」は、我々がクルマで行ける地上でなく、天空の高天原(たかまがはら)にあった。 

しかし宮崎県の高千穂には、その跡があるという「天岩戸神社」が建ち、しかもそのすぐ近くには、神々が集まって対策を協議したとされる天安河原(あまのやすがわら)まで残されている。

それ以外にも、この地域には数多くの神話とリンクする遺構が確認されており、それらを見る限り、ここが神話の高千穂である気がするのは筆者だけではないだろう。

[ad#ad-1]

アマテラスには実在モデルがいた。

天岩戸神社

筆者は2009年に天岩戸神社を初めて訪ねた際に、宮司さんから「興味深い話」を聞いている。

宮司曰く、「アマテラスには実在したモデルがいる。その人物は人望が厚く、特殊な能力を持っていたため、後に神様として祀られるようになった」。

よく考えてみると… その話にピタッと当てはまる事例がある。

菅原道真

それは太宰府天満宮に鎮座する、学問の神様「菅原道真公」だ。

道真公は平安時代に実在した「頭脳明晰な人物」であることは確定しているが、紛れもなく「日本の神様のひとり」だ。

日光東照宮

もっと新しい時代で云えば、東照宮に祀られている徳川家康にも同じことがいえる。

ただ不幸にも、あまりにも多くのことが分かりすぎているだけに「人間臭く」、神秘性を感じないだけのこと。

もう2000年も経てば、参拝に訪れる人々の認識が変わっているかもしれない(笑)。

高千穂

これは他のサイトに書かれていた話だが、これまでの話とマッチングするので紹介したい。

宮崎の高千穂は、おそらく今の天皇家の祖先が最初に住みつき、支配をしていた地域である。

天岩戸神社には、アマテラスが天岩戸から出たあと、最初に住んだ場所に建てられたという伝承も残るようだ

そして邪馬台国の卑弥呼がそうであったように、アマテラスのモデルも高い祭祀能力を持っていたクニの指導者的立場の女性だったのだろう。

その孫の代になってアマテラスの部族は勢力を高め、いよいよ奈良の大和に向けて進軍を開始する…

そう考えると、古事記の話とそのルート上に実際に残る神社や遺跡との整合性がいいらしい。

もう少し書くと、アマテラスの部族は朝鮮半島からこの地に渡ってきた渡来人。ゆえに高天原は「遠いところ」にある。

説得力抜群じゃないか!(笑)。

神宮には、神話と史実の接点が残されている。

霧島神宮

「記紀」に記された神話の話と、現実に今の日本に残る神宮・神社、あるいは史跡・遺構には、100%神話通りではないにしても、何がしかの関連があるのは確かだ。

それを客観的に見られるようになれば、歴史探訪は次元が違うほど面白いものになる。

写真はニニギノミコトを祀る鹿児島の霧島神宮。ここに神宮が建てられた理由は、宮崎で同じようにニニギノミコトを祀っている高千穂神社とは、ちょっと事情が違うと筆者は思う。

そしてたぶんそれは、宗像大社とも通じるもの。日本の宗教のルーツは自然崇拝で、本来はそこに名の付く神様は存在しない。

霧島神宮のもともとの御神体は、激しい噴火を繰り返してきた火山「高千穂峰」だったのでは。

 

必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 

バスコンからハイエース・軽キャンパーまで勢揃い! 楽天のユーズド・キャンピングカー大特集! 

[ad#ad-2]

[ad#ad-1]

タイトルとURLをコピーしました