【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「桜島溶岩なぎさ公園」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「桜島溶岩なぎさ公園」の無料駐車場は、すぐ近くにある「道の駅 桜島」より、風光明媚で車中泊に適したベストスポット
「桜島溶岩なぎさ公園」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.05.03
2011.12.30
2013.02.13
2016.12.30
2019.02.09
2023.01.02
※「桜島溶岩なぎさ公園」での現地調査は2023年1月が最新となります。
桜島溶岩なぎさ公園【目次】
「桜島溶岩なぎさ公園」は、鹿児島市内と桜島を約15分で結んでいる、桜島フェリーターミナルのすぐ前にある。
その広くて大きな無料駐車場は、正確に書くと「桜島溶岩なぎさ公園(足湯)」・「桜島ビジターセンター」・「国民宿舎レインボー桜島」の3つの施設の駐車場を兼ねている。
ただそれでは名称が長すぎるので、このサイトでは便宜上「桜島溶岩なぎさ公園 無料駐車場」と呼ぶことにしている。
筆者も当初は国民宿舎の駐車場と思っていたため、「道の駅 桜島」の傾いた駐車場で車中泊をしていたのだが、改めて表示をよく見ると「専用」というわけではなく、節度をわきまえて振る舞えば、車中泊をしても問題はなさそうだ。
「桜島溶岩なぎさ公園」の施設
筆者が「道の駅 桜島」ではなく、この駐車場を推薦する理由は、地面がフラットなこと以外にも、トイレの近くに駐車できること、桜島の眺めがいいことが挙げられる。
こちらが駐車場の中にある24時間トイレ。
中は洋式だが、ウォシュレットまではない。この時はトイレットペーパーが切れていたが、もしかすると常時置いていない可能性もある。
マイペーパーを持参すればいい話だが、道の駅での車中泊に慣れた女性には、ちょっと抵抗があるかもしれない。
こちらは桜島ビジターセンター。
桜島の噴火の歴史や自然に関する展示と解説を、無料で見ることができる。
閉館が5時と早めだが、年中無休なので雨の日や風が強くて寒い日にもお勧めだ。
国民宿舎の裏手に広がる芝生には、全長約100メートルで日本最大級と呼ばれる、無料の「桜島溶岩なぎさ公園足湯」がある。
筆者のお気に入りの場所は、錦江湾が見える海辺に設けられたこちらの足湯。
江戸時代に目の前でイギリス海軍と交戦したとは思えない、なんとも平穏無事な光景が広がっている。
見えている桟橋は「鹿児島市海釣り公園」。季節によってマダイやカンパチなども釣れるようだ。
なお公園内には可燃物のゴミ箱は見当たらなかった。
「桜島溶岩なぎさ公園」の温泉&周辺の買い物施設
まず嬉しいのは、目の前に建つ国民宿舎の温泉が日帰りで利用できること。
桜島マグマ温泉
おとな390円(シャンプー・ボディーソープあり)
☎099-293-2323
10時~22時・不定休
清掃日の水曜は13時から営業
コンビニ
ローソンとファミリーマートが徒歩圏内にある。
また、道を挟んだところにスーパーマーケットのAコープが建っており、散歩がてら徒歩で行くことができる。