四国取材旅 2012.11/四国3県外周編

大鳴門橋未登録
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
このコーナーには、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、原稿作成のためのメモ代わりに書き残してきた「忘備録」と、旅でのエピソードを綴ったエッセイを収録しています。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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2012年11月21日の夜に家を出て、淡路SAで車中泊し、22日から四国の瀬戸内側を旅している。

屋島

香川県では、まず屋島へ。

大河ドラマ「平清盛」におそらく登場するのでは…と思うのだが、下関だけでなく、実は屋島にも壇ノ浦があるのをご存知だろうか。景観は下関の壇ノ浦よりもこちらのほうがずっといい。

ところが… 運悪く小学校の遠足とぶつかって撮影には大往生。普段は静かであろう史跡も、この日はキャピキャピの芦田真菜だらけだった(笑)。

宮武うどん

 続いては「讃岐うどん」。通算で3度目になる今回の行先は、「源内」と「宮武うどん」だ。

宮武うどんの店内に飾られた芸能人の色紙を見て、「ん?、おお!、え~!!」。

月の明かりの文字で気づいたのだが、そこには今年の5月に来店していた桑名氏のサインが。

まだ温もりが残っていそうに思えたなぁ~。年を追うごとにカッコよく見えた、ソウルシンガーのご冥福を改めて祈りたい。

讃岐で一泊して、昨日は新居浜~今治を訪ね、現在は松山の道後温泉の駐車場でこのブログを書いている。

紅葉 別子

新居浜では別子銅山に行く途中で、素晴らしい渓谷の紅葉を見た。これほど美しい渓谷にはなかなか出会わない。

刺し身

今治では本日オープンというスーパーに立ち寄ったが、別子の紅葉に負けないくらいのインパクトを受けた買い物を経験… そりゃ、酒もすすむ(笑)。

秋山兄弟の生誕地

さて。松山には今年の春にも朝日テレビのロケで来たのだが、この町は落ち着きがあって筆者は好きだ。

今回は坂の上の雲の主人公、秋山兄弟の生誕地に足を運んだ。

道後温泉 車中泊

さあ、まもなく夜が明ける。

今日は宇和島を超えて土佐清水、四万十を訪ねる。お天気が回復すれば美しい海と清流の写真が撮れそうだ。

3連休の後半は、天気予報どおり南国土佐も晴天に恵まれた。

佐田の沈下橋

この日は道後温泉から高速道路を利用して宇和島北まで南下し、十和町の先から四万十川に合流した。ここから、広大な四万十川の河口までに幾つかの有名な沈下橋が架かっている。

写真は中でも最も有名な佐田の沈下橋。

一年半ぶりに訪れたのだが、以前はなかった国道沿いの広い駐車場に驚いた。

四国の酷道

四万十川の沿道は、下流に行くほどこのように片側1車線のクネクネ道が続く。そのため走行には神経と時間を要する。

また、頭上にも木が覆うように茂るところがあるので、バスコンやキャブコンでは左右上下に気を使わなければならない。そのためナビ通りには行かないほうが無難だと思うが、実は佐田の沈下橋に行くには秘策がある。

答えは中村まで広い道で出て、そこから佐田の沈下橋まで四万十川を遡ればいい。この道は観光バスでも通れるので心配はいらない。

この日は足摺岬で夕刻を迎えた。

足摺岬

四万十川沿いに限らず、四国の道路は総じて細いところが多い上に、カーブだらけ… おまけに外灯が殆ど無いので思った以上に進まない。

そのため、外周を全て周ることを断念し、翌日は高知の市内を取材し、午前のうちに徳島の鳴門に出ることにした。

坂本龍馬の銅像

翌朝の桂浜。写真はお馴染み、坂本龍馬の銅像だ。

ちなみにこの銅像がキレイに見えるのは、正面に日が当たる午前中で、午後になると顔が真っ黒になってしまうため、ストロボが必要になる。

だが、今回筆者がここに来たのは、このカットを撮るためではなかった。

龍馬に接近

視線の先に広がる大海原。海援隊の生みの親である龍馬らしい表情は、ファンなら一度は見たい・撮りたいシーンだと思う。そう、この構図を撮りにやって来たのだ。

龍馬に接近

高知県は2009年の龍馬伝放映以降も、こうした粋な企画で観光行政を進めている。ただ、坂本龍馬に限っていうなら、晩年に活躍した長崎や京都に行くほうが、ゆかりの地は多く残されている。

高知城

高知の本当の見どころは、秀吉と家康に仕えた名将、山内一豊が築き、江戸時代に建造された天守や追手門等が現存する高知城だろう。

木造の追手門と天守閣がそのまま残るお城は、現在の日本には高知城を入れてわずか3つしかない。

大鳴門橋

旅の最後は、初日に悔しい思いをした鳴門でリベンジ。

ロケハンで見つけておいた、大鳴門橋を真正面から撮れる絶好のフォトスポットで撮り直しを終えて帰宅。

これで年内の大きな取材は全て終了。Wizは購入後7ヶ月で約3万キロを旅した。

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