柚子餡の松山銘菓「十六タルト」

一六タルト愛媛県の名物・特産品・地酒ほか
「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
スポンサード・リンク

ルーツは、殿様が考案した江戸時代のスイーツ

普通タルトといえば、「皿状にした生地に、フルーツなどを盛りつけた焼き菓子」のタルト(tarte)が一般的だと思うのだが、愛媛県では薄く焼いたカステラ生地で、餡を巻いて作るロールケーキをタルトと呼び、そのルーツはラテン語の「焼き菓子」を意味するトルテ(torta)にあるという。

松山城

愛媛県のタルトは、長崎探題職を兼務していた松山藩主・松平定行が、ポルトガル船の持ち込んだ南蛮菓子に接し、その味にいたく感動したことから、製法を松山に持ち帰ったと云われている。

餡入りのタルトは定行が独自に考案し、その後家伝とされたが、明治以降は松山の菓子職人の間に技術が伝わり、愛媛の銘菓となった経緯を持つ。

一切れタルト

中でも有名なのが、松山市に本社を置く㈱一六本舗(いちろくほんぽ)の商品で、生柚子入りの「こし餡」をスポンジで巻いている。旅先で部屋やクルマに持ち帰って食べるには、写真の「一切れタルト」がいい。

ちなみに、㈱一六本舗は明治16年の創業で、社名の「一六」は創業年に由来しているそうだ。

㈱一六本舗

なお、道後温泉界隈には2軒の一六本舗の店があるが、浴衣姿の温泉客で賑わっているのは、店内に休憩スペースを持つ、本館側の商店街入口横にある「道後本館前店」だ。一階は売店、二階はカフェ「一六茶寮」になっている。

一六本舗 道後本館前店
〒790-0842愛媛県松山市道後湯之町20-17
☎089-921-2116
営業時間:8:30 ~ 22:00(一階:一六本舗)・11:00 ~ 19:00(二階:一六茶寮)無休

徒歩でも使えるグーグルナビに早変わり!
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」の文字をタップし、続けて画面下の経路をタップ、さらに画面上の「出発地を入力」の欄をタップして「現在地」を選択し、一番下の開始をタップすれば、画面がそのままグーグルナビに切り替わります。
楽天市場の四国特産品 特集!
タイトルとURLをコピーしました