【2022年12月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「水の駅おづる」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「水の駅おづる」は、長湯温泉の近くにある無料の湧水汲み場の駐車場を兼ねる施設
水の駅おづる DATA
水の駅おづる
〒878-0404
大分県竹田市直入町大字下田北1319-1
☎0974-64-7277
営業時間
売店:8時~18時
3月~11月 無休・12月~2月 第1水曜定休
※湧水はいつでも利用可能
駐車台数:普通車約50台
「水の駅おづる」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.10.19
2022.06.17
※「水の駅おづる」での現地調査は2022年6月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年12月に更新しています。
水の駅おづる【目次】
「水の駅おづる」のロケーション
歴史が好きな旅人なら、大分県竹田市といえば、この堂々たる石垣を持ち、滝廉太郎の「荒城の月」を生んだ、難攻不落の呼び声高い「岡城」を、旅先の筆頭に挙げると思うが、竹田にはもうひとつ誇れるものがある。
それは、環境省が選定している「名水百選」に選ばれた「竹田湧水群」だ。
写真の「小津留湧水(海原神水)」はその中のひとつで、阿蘇山系の湧水の中でも、透明度とあっさりとした味わいが高く評価されている。
これから紹介する「水の駅おづる」は、元々は「小津留湧水(海原神水)」の水汲み場だったところを整備してつくられた施設で、中には地元産の新鮮な野菜と天然酵母パン・お弁当・お菓子・お花などを販売する直売所と、地元で人気の食堂がある。
しかも「水の駅おづる」は、「道の駅 ながゆ温泉」から10キロほどのところにあり、県道30号1本でアクセスできる。
「道の駅 ながゆ温泉」は、長湯温泉の公衆浴場「御前湯」の前にあるのだが、24時間トイレがメインの駐車場から200メートルほど離れた、わずか14台分のスペースしかない第一駐車場にあるため、夕方から満車になることが多い。

ということで、ここでは「水の駅おづる」を、そういう事態に遭遇した時の「代替え車中泊地」として紹介している。
「水の駅おづる」の施設
まずは水汲み場から。
毎分4~5tの豊富な量が湧き出し続ける「小津留湧水」は、24時間いつでも無料で汲めるうえに、長期保存ができることから、「水の駅おづる」には県内外から年間30万人以上の人が訪れるという。
確かにレイアウトがよく、ここならお年寄りでも負担はずいぶん軽いはずだ。
こちらが「水の駅おづる」の建物。
店内は「道の駅」と遜色なし(笑)。
水汲み場らしく、それ用にポリ容器が売っているのもいいね。
車中泊の旅行者が気になるのはトイレだと思うが、さすがにウォシュレットまでは付いていない。
それでも清掃は行き届いており、代替え車中泊地と思えば上出来だ(笑)。
そもそも道の駅とは違い、ここには24時間開けておく義務はない。
ただ先ほど書いたように、24時間水が汲めるようにしてあるため、トイレも24時間使える。
難点は地上波のテレビ映りがよくないことと、コンビニ・スーパーが近くにないこと、可燃物のゴミ箱がないことだが、逆にそのおかげで「車上生活者」から敬遠されているのかもしれない(笑)。
そしてこちらが、地元で人気の唐揚げ店「丸福」。
「そんなに有名なら」と注文したのが、こちらの「から揚げ定食・もも」820円。
このボリュームでこの値段。
そりゃ「食べログ」向きだわ!(笑)。
筆者は食べる前に、見ただけでお腹がいっぱいになった。
「水の駅おづる」の身寄りの温泉&周辺の買い物施設
温泉療養文化館 御前湯
約10キロ、クルマで15分
☎0974-64-1400
おとな500円
6時~21時(受付最終20時)・第3水曜定休
以下は筆者の入湯レポート。
コンビニ
セブンイレブンまで約10キロ。
スーパーマーケット
「マルミヤストア庄内店」が約8.5キロのところにある。
「水の駅おづる」のアクセスマップ
長湯温泉 車中泊旅行ガイド





「アラ還」からの車中泊


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