「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
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クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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維新ふるさと館と双璧をなす、西郷どんゆかりの地
加治屋町地区にある「維新ふるさと館」を、鹿児島市内に残る「西郷どんゆかりの地巡礼ツアー」のスタート地点とするならば、この城山地区の「南洲公園」は、ゴール地点と呼ぶにふさわしい場所だ。
ちなみに「南洲」とは、西郷どんの雅号。
画家や文筆家が、本名の他につける風流な別名のことだが、ああ見えて、西郷どんはけっこう達筆・筆まめだ(笑)。
県外の観光客には、ちょっとイラッとくる不統一な呼び方をする場所だが、要は無料駐車場がある南洲公園の敷地の中に、西郷どんが永眠している「南洲墓地」と、西郷どんの偉業を紹介する資料館「西郷南洲顕彰館」が建っている。
城山地区にある西郷どんゆかりの地の中では、ここがイチオシだと思うが、はずれにあるため、黎明館の駐車場からクルマで移動するほうがいい。
なお、南洲公園の駐車場にはトイレがあるが、夜間閉鎖されるため、車中泊はできない。
西郷南洲顕彰館
西郷どんを慕う全国の人々からの寄付により、昭和53年に建設された施設で、江戸城無血開城にちなみ、城門を開くイメージで設計されている。
西郷隆盛を中心に大久保利通や明治維新について展示しており、西郷隆盛直筆の墨蹟などの遺品も所蔵。
西郷隆盛個人に関する情報量では、「維新ふるさと館」を遥かに凌ぐだろう。入場料200円というのもありがたい。
なお、ホームページも素晴らしく充実している。
開館時間:9時~17時 月曜休館
南洲墓地
西郷どんが眠る大きな墓地。西南戦争で戦死した2千人以上が埋葬されており、1955年に鹿児島県指定史跡に登録されている。
中央が西郷どんの墓。
それを守るかのように、西南の役でも脇を固めた桐野利明、篠原国幹、村田新八、辺見十郎太、別府晋介、桂久武などの墓が並んでいる。