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坂本龍馬ゆかりの梼原町にある、温泉併設の「道の駅ゆすはら」

道の駅ゆすはら-温泉前駐車場 道の駅

一見強烈な傾斜にびっくり! でも心配ご無用。

道の駅のガイドブックやホームページに記載の通り、「道の駅・ゆすはら」はホテルのレストランと温泉施設が隣接する利便性の高い施設だ。

だが、我々が見慣れた道の駅とはレイアウトがかなり違っているため、いったいどこまでが「道の駅の駐車場」なのかが分かりにくい。

道の駅ゆすはら

まず最初に驚くのは駐車場の傾斜。写真ではわかりにくいが、実際にここで寝るのはかなり厳しい。ゲレンデの駐車場も顔負けだ(笑)。

しかし振り向くと、「雲の上の温泉」を挟んだところに、フラットな広い駐車場がある。

道の駅ゆすはら-車中泊

ただ常識からすると、ここは「温泉施設専用の駐車場」に思えるため、普通は利用を躊躇するはずだ。

だが、心配には及ばない。レイアウトマップを見る限りは、どちらも「道の駅の駐車場」と判断できる。筆者は実際に2度ここで車中泊をしてみたが、咎められることはなかった。

とはいえ、明るい時間帯からシェードで窓を塞ぎ、「完全なる車中泊体制」を取るのはどうかと思う(笑)。デリケートな環境だけに、いつもよりはマナーには気を配る必要がありそうだ。

道の駅ゆすはら-トイレ

なお、トイレは「敷地内」にはなく、少し離れたレストランの横にある。

道の駅ゆすはら

こちらは、傾斜した駐車場の途中にある道の駅の売店。

その「あばら家チック」な外観は、日本中の道の駅を見てきた筆者を唖然とさせた(大笑)。ただ、店番のおばちゃんの愛想だけは、すこぶる良かった。

【車中泊好適度!チェック】

1.駐車場の平坦性=☓
2.駐車場のキャパシティー=△ 普通車:80台 ただし車中泊に好適なスペースは20台ほど
3.ゴミ箱の有無=未確認
4.旅行情報の充実度=未確認
5.付帯設備の充実度=△
6.周辺車中泊環境の充実度=△

【隣接の温泉】

雲の上の温泉

こちらが駐車場の奥にある温泉施設の「雲の上の温泉」。地元産の木をふんだんに使い、太い丸太を組み合わせた美しい木造建築で、大浴場には大きな風呂のほかに気泡・寝湯、打たせ湯、サウナがあり、戸外には岩風呂風の露天風呂もある。

雲の上ホテル オフィシャルサイト

☎0889-65-1100 
10:00~21:30(閉館22:00)、火曜は17:00~・不定休
料金:おとな500円 

スーパーはクルマで3分ほどのところに、サニーマートのFC「スーパー丸味」がある。ただし規模は、ちょっと大きなコンビニといった程度だ。

坂本龍馬・脱藩の地

さて。以下は2011年に「共同通信社」から依頼を受けて執筆した、「道の駅ゆすはら」に関する寄稿だ。

梼原市街地

高知県の梼原町は、日本最後の清流、四万十川の源流域にある山村だ。ここにある観光資源は、「ある歴史的事実」を除けば、おいしい空気と水と自然。

道の駅は1985年に自然体験施設として開園された太郎川公園を拡張するかたちで、1993年に開駅している。つまり当初の利用者は、野遊びを楽しむファミリー層であった。

しかし2010年、その静かな町に異変が生じる。

町の中をいきなり観光バスが走り、道の駅は平日でも利用者が絶えなくなった。

大河ドタマ館

梼原に残る歴史的事実とは、坂本龍馬の脱藩である。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」の中で、梼原はその舞台としてクローズアップされ、多くの人が知る町となった。また高知県ではドラマに合わせてイベントを組み、梼原をサテライト会場の1つに選んでいる。

坂本龍馬

さて。龍馬伝を見て梼原にやって来た人の大半は中高年である。

だが、ツアー客の多くは見どころの多い梼原に長居をしなかった。というより、宿泊施設が足りず、できなかったのだ。

しかし、マイカーの旅行客は必ずしもそうではない。

賛否両論がある車中泊だが、道の駅は使い方次第で、双方の救世主になり得る。以降、温泉のある道の駅・ゆすはらは、関係者が思いもよらなかった客層から熱い支持を受け続けている。

驚いたことに… この記事が地元の新聞に掲載された翌日、北海道を取材中の筆者に、梼原町長から直々にお礼の電話がかかってきた。

ということは、梼原町は車中泊旅行者に好意的ということなのでは(笑)。

坂本龍馬・脱藩の道
車中泊旅行ガイド

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