「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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「別府温泉保養ランド」の名物は、混浴の「露天鉱泥浴場」
昭和丸出しの「別府温泉保養ランド」というネーミングから、かくも素晴らしい浴場を想像できる人が果たしているのか…
ここが「テルマエ・ロマエ」に登場しなかったのが不思議なくらいだ(笑)。
ただ外観は想像通りだけに、知っている人と知らない人のギャップは大きいに違いない(笑)。それにしても、いつ改装するのかなと思いつつ、10年が過ぎてしまった。
さて。「別府温泉保養ランド」のウリは「紺屋鉱泥」と呼ばれる泥湯で、それがたっぷり底に沈殿している浴場が、この「露天鉱泥浴場」になる。
座ればまるで、噴煙のように泥が底から湧き上がるから面白い。
たしかに、きめ細かな鉱泥が肌にまとわりつく露天風呂は、えもいえぬ開放感と、その効能をしかと感じさせてくれるものだった。
もしそういう気配を感じたら、こちらに移動するといい。
「別府温泉保養ランド」の館内には、上質な白濁のコロイド湯が注がれた内湯がある。こちらもぬる湯で気持ちがいい。
ただし、どの湯も硫黄成分が強いので、しばらくは匂いが取れない。また強酸性のお湯は繊維を弱くするので、使用するタオルと温泉から出た後の服装は、あまりよい物を使わないほうがいいだろう。
施設概要
● 所在温泉地:別府温泉郷・明礬温泉
●業態:旅館・ホテル
●泉質:硫黄泉、酸性明緑礬泉
●お湯:源泉かけ流し
● お風呂:内湯男女各1、露天風呂混浴3
●休憩スペース:あり(無料)
●飲食施設:あり
●駐車場:あり(約200 台・無料)
●シャンプー・石鹸等:なし
●ドライヤー:あり(有料)
利用データ
●営業期間:通年
●営業時間:9 時~ 20 時(閉館)、屋内泥湯・蒸し湯は~ 19 時30 分(閉場)
●定休日:無休
●入浴料:大人1,100 円、小学生570 円、幼児(2 歳~)310 円