「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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日帰り入浴の受付終了のお知らせ (2020年12月追記)
公式サイトによると、残念ながら2020年9月で日帰り入浴の受付が終了とのことです。ただ庭園風呂のレポートは、宿泊を検討されている人の参考にはなると思うので、この記事はあえて「記録」として残してあります。
これで700円なの? という極上の湯殿に感激。
クルマ旅が職業になるまでは、このようなところとはほとんど縁のない暮らしをしていたのだが(笑)、温泉めぐりの本を書くことになり、全国各地の湯宿をずいぶん周った。
だが、泊まってみたい!と思った宿は数少ない。
これから紹介する「梅園」は、その数少ない宿の中でも、間違いなく5本の指に入る筆者の中の名宿だ。
大人の隠れ宿に相応しい建屋もさることながら、接客が丁寧で、夫婦で1400円しか払わないこちらが恐縮するほどだった(笑)。しかもそれが自然体で、板についていることが伺える。洗練というのは、こういう時に使う言葉だと思った。
肝心の湯殿はこちら。
「天心の大湯」と名付けられた、由布岳を借景にする露天大浴場は、男性用・女性用共に同じ構造で、圧倒的な開放感に満ちている。
こちらはその露天と湯船が通じた半露天の岩風呂で、雨風を凌ぎながら開放感が味わえる構造だ。
こういう造りの温泉は珍しく、本当に贅沢な気分にさせられた。ここまでくると、もう泉質なんてどうでもいい気になる(笑)。
今や都会では、700円ではスーパー銭湯にさえ入れないご時世だが、梅園では明らかに「貨幣価値」が違う。しかもこの日は貸し切り状態… 泊り客が入れ替わる時間帯とはいえ、ラッキーだった。
利用時間:11:00~15:00(ご利用は16:00まで)
入浴料金:大人700円
名苑と名水の宿 梅園 公式サイト
ホームページも、凝りすぎではなくシンプルでわかりやすい。