この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
2019年4月から、入浴料1500円を実質900円に値下げ
地方の道の駅に併設する温泉の相場と云えば、高くても700円ほど。と油断して事前に調べずやってくると、目を丸くする(笑)。
そのせいか、2019年4月からは実質900円になったようだ。
だが、それもいろいろとサイトを調べてようやくわかった話。これもまた香川県らしいといえばそれまでだが、とにかく「香川県には道の駅の常識は通用しない」と思っておいたほうがいい。
そもそもここは、道の駅というより宿泊レジャー施設「ふれあいパークみの」の駐車場の色彩が強く、あのウィキペディアでさえ説明コメントが記載されていないほど、書くことがない(笑)。
奥にある物産館が「道の駅」の駅舎だが、17時に閉店する。
物産館の中は簡素な土産物売場と喫茶コーナーがあり、その奥に情報スペースがある。
24時間使える野外トイレは、物産館から駐車場をはさんだ反対側の端にある。
駐車場は温泉利用者でなくても利用できるが、夜間は警察がよく巡回しているようだ。ここは主要幹線道路から離れており、静かな反面、人の出入りも少ない。
ただ気になったのは野犬だ。この時はノーリードの飼い犬かと思ったが、帰宅後この道の駅を調べてみると、どうやら付近には野犬がいるらしい。
香川県の道の駅は、概ねどこも公園と隣接しているが、それからして道の駅の在り方が偏っている。
国交省が整備する「24時間使える駐車場とトイレを備えた道の駅部分」は、道路利用者の休憩施設を主たる目的にしたものであって、そこにプラスアルファで自治体が何を付加しようが自由だが、本来の「道の駅」が機能していることが前提になる。
つまり「一丁目一番地」の認識が間違っているから、代わりに暴走族や野犬がやってくるようなことになる。
【最寄りの温泉】
いやだに温泉大師の湯 併設
最寄りのスーパーは、クルマで15分ほどの「マルナカ高瀬店」。
Ps
「父母ヶ浜」を見てから車中泊をするなら、ここよりも「道の駅ことひら」のほうがいいと思う。正確な情報をあげているので、ぜひ参考に。