道の駅 源平の里むれ 車中泊好適度チェック!

道の駅 源平の里むれ香川県の道の駅
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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広々とした公園が隣接する、利便性の高い道の駅

源平屋島合戦の古戦場に位置することから、この名がついたという「道の駅 源平の里むれ」は、「栗林公園」から約10キロ、小豆島を結ぶフェリーが運行する「サンポート高松」からも約12キロと、高松観光に便利な場所に位置している。

高松市立房前公園

この道の駅は、高松市立房前(ふさざき)公園と隣接しており、「道の駅 香南楽湯」とは対称的に、オープンエアなスペースで寛げる。

海鮮食堂じゃこや

またホームページを見ればわかるが、物販・飲食に力を注いでおり、テレビでよく取り上げられる今どきの道の駅と思えばわかりやすいだろう。

道の駅 源平の里むれ

車中泊に関しては、禁止はしないが燃えるゴミを回収するようなサービスもしない。「粛々とクルマで泊まったら、どうぞおでかけください。」というスタンスなので、道の駅に泊まり慣れている人なら、特に問題は感じないと思う。

【車中泊好適度!チェック】
1.駐車場の平坦性=〇
2.駐車場のキャパシティー=△
普通車:47台
3.ゴミ箱の有無=☓
4.旅行情報の充実度=○
5.付帯設備の充実度=○
6.周辺車中泊環境の充実度=○

【最寄りの温泉】

春日なごみの湯 湯楽温泉 クルマで約15分

スーパーマーケットは「マルナカ屋島店」まで約10分

筆者はこの道の駅ができた2007年以降、何度か足を運んでいるのだが、ここは四国名物の「お遍路さん」向けに、真念堂という休憩所を設けており、当初はそこに炊事場まで用意されていた。

道の駅 源平の里むれ

だが、開業から1年ほどでその炊事場は封鎖され、ここでの炊事は禁止された。

道の駅 源平の里むれ

この張り紙を見れば、理由は想像できると思うが、よほど酷い使われ方をしたのだろう。

ただ、この道の駅の責任者は、お遍路文化のない群馬県の道の駅・白沢や、熊本県の道の駅・阿蘇、あるいは北海道の道の駅・京極などが、何年も利用者に炊事場の利用を提供し続けていることを知っているのだろうか。

道の駅阿蘇

どこだってマナー違反の洗礼をうけているが、くじけてはいない。

筆者は「なかったところに作れ」とは云わないが、税金を使って作ったからには、最後まで活かせとは云いたい。

ましてここは、「お接待」という四国の霊場を巡礼するお遍路さんを「思いやる文化・慣習」のある特別な土地だ。

荒っぽいというか短絡的な「レッドカードで一発退場!」の前に、なぜ「炊事場がこの道の駅に作られたのか」を思い起こし、まずはイエローカードを出す方策を考え、最終的にはきちんと目的通りそれが生かされている前述の道の駅の、「さらに模範となる存在」になるくらいの気概は、あって当たり前だと思う。

道の駅 瀬戸大橋記念公園」の週末駐車場閉鎖、さらに「道の駅 香南楽湯」の駐車場レイアウトもそうだが、香川県の行政に携わる役人の中には、いつまでも「お上気分」の人がいるようだ。

「作ってやった、使わせてやってる」という意識がどこかにあるから、庶民を思いやる努力をしない。

全国を旅して感じるのは、そういう気風が残る町の多くは、歴史を辿ると「徳川親藩の領地」。

確かめてみると、高松城の主は、あの「水戸黄門様」の兄。水戸藩初代藩主・徳川頼房(家康の11男)の子の松平頼重だった。

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