「こんぴらさん」の正式名は、金刀比羅宮(ことひらぐう)

こんぴらさん香川県の史跡
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
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海上交通の守り神「大物主神」を祀る

「金比羅船々(こんぴらふねふね)」の民謡で知られる「金刀比羅宮」は、金毘羅宮、まれに琴平宮とも書かれ、海上交通の守り神を祀っている。

そこまではみんな知っているが、それが何という名前の神様かを答えられる人はほとんどいない(笑)。

金刀比羅宮

オフィシャルサイトによると、大物主神は、出雲大社に祀られている大国主神(おおくにぬしのかみ)の和魂神(にぎみたまのかみ)で、農業殖産、漁業航海、医薬、技芸など広汎な神徳を持ち、海上に現れた神様であることから、海の守護神としても信仰されているという。

和御魂

ちなみに写真は出雲大社にある「ムスビの御神像」で、手前の波の上に乗った玉が和魂神、で奥で両手を広げているのが大国主神だ。

金刀比羅宮

それゆえだろうか、時代を超えた海上武人の信仰も篤く、戦前の大日本帝国海軍の慰霊祭だけではなく、戦後の日本特別掃海隊(朝鮮戦争における海上保安庁の掃海)の殉職者慰霊祭も、毎年ここで開かれている。

また江戸時代には、お伊勢参りと肩を並べる人気を博し、「金毘羅講」という宗教的な互助組織も存在したという。

いやいや、スケールの大きな話になってきた(笑)。

さて、スケールと云えば石段もまた、なかなかだ。

象頭山(ぞうずさん)の中腹に建つ金刀比羅宮は、参道口から御本宮までは785段、奥社までは1,368段の石段がある。

477段のところにある書院では、円山応挙の襖絵などが公開されている。

金刀比羅宮

本宮の北東側は展望台になっており、讃岐平野が一望できる。

途中の見どころは、本宮参拝ガイドで確認を。

なお、駐車場は表参道に近づくほど少なくなる。取材の日は、かろうじて土産屋の青空駐車場が空いていた。

なお、オフィシャルサイトに出ている「タイムズ琴平こんぴら前」は、全長5m、全幅1.9m、全高2.1mの制限があるので、数字上キャンピングカーは入庫できない。

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