「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
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「日本クルマ旅先100選」 ~テーマはディスカヴァー・ジャパン~
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。
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基本は人のいない時期と時間帯を狙うこと。
「草千里ヶ浜」は、阿蘇五岳のひとつに数えられている「烏帽子岳」の北麓に広がる大草原で、噴煙を上げる中岳をバックに、放牧された馬が草を食む牧歌的な風景が広がる写真で有名だ。
ちなみに「草千里」と「草千里ヶ浜」は同じ場所を指しているが、正式名称は「草千里ヶ浜」になる。
ただ、グリーンシーズンの店が開いている時間帯に訪れたのでは、誰だってこんな冴えない写真しか撮ることはできない(笑)。
インスタ映えを狙うなら、その時期でも早朝を狙うことだ。
筆者のお勧めビュースポットは、阿蘇火山博物館と草千里レストハウスの間の階段を上ったところにある、草千里展望所(草千里ヶ浜展望所)。ここからは草千里の端から中岳火口までを一望できる。
またマイカーがあれば、夜明けの幻想的な光景を狙うこともできる。
だが、筆者が見た感動的な景色は冬にあった。
火の国、阿蘇も冬は凍る。
さすがに積雪するとスタッドレスでも怖いのだが、まだ年末年始ならなんとか行ける年もある。
なおトイレがある草千里の駐車場は、普通車410円で時間制限はない。
雑誌やホームページには「いい時」の写真を選んで載せるが、実際の撮影はそんな時ばかりではない。それがネイチャーフォトというものだ。
そういう時は、駐車場にある「阿蘇火山博物館(入館料840円)」で天候の回復を待とう。ここでは、約30万年前から現在までの阿蘇の誕生ドラマを動態模型で体感できる。