「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。![]()
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
「日本クルマ旅先100選」 ～テーマはディスカヴァー・ジャパン～
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。
kurumatabi.net
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「青島」は、2つの理由を持つ国の天然記念物
「弥生橋」で海水浴場がある青島海岸と結ばれている青島は、有名な「鬼の洗
濯板」が島を囲む、周囲1.5㎞ほどの小さな島で、珍しい地形であることから、
「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」として、国の天然記念物に指定されている。
また青島では200種類以上の亜熱帯性植物が確認されており、その北半球最北
の群落地としても国の特別天然記念物に指定されている。
エキゾチックな青島神社
古くから神聖なる場所と伝えられてきた青島にあるこの神社は、元来は海に対する信仰の祭祀場だったと考えられており、青島全島を境内にしている。
江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗の時代まで、霊地として一般人の入島が許されていなかったため、神社の周りは今でも亜熱帯植物や自生したビロウ樹が5000本以上も繁っている。
絵馬のトンネル「祈りの古道」を通り抜けると、ジャングルのような景色にかわり、その先に本宮が現れる。
青島の中心に位置する本宮付近からは、勾玉や土器、さらに獣骨や貝殻などが見つかっており、古代の祭祀場であったことが裏付けられている。
また青島神社には、磐境（いわさか）に願いごとを呟きながら土器の皿を投げ入れ、入ると叶い、割れると開運厄除（かいうんやくよけ）になると伝わる、「天の平瓮投げ（あめのひらかなげ）」と呼ばれる、いにしえの祭祀の名残のような風習も残る。
青島神社には、ジャイアンツがキャンプの前日に優勝祈願に訪れることで有名だが、ご利益は縁結・安産・航海・交通安全で、勝利は約束されていないようだ（笑）。
なお、青島にはクルマでは渡れない。最寄りの駐車場は「青島参道口有料駐車場（1回500円）」になる。
無料なのは、青島参道南広場駐車場で、青島神社まで徒歩10分。橋を渡って青島神社を参拝するまでの所要時間は、約40分から約60分が目安だろう。
宮崎 車中泊旅行ガイド
