【2022年10月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 生月大橋」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅 生月大橋(いきつきおおはし)」は、ちょっとしたリゾート気分が味わえる風光明媚な道の駅。
道の駅 生月大橋 DATA
道の駅 生月大橋
〒859-5706
長崎県平戸市生月町南免4375-1
☎0950-53-2927
営業時間
8時30分~17時30分
8月は18時30分まで
年末年始 休館
「道の駅 生月大橋」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第1回
登録日/1993年10月20日
「道の駅 生月大橋」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.02.10
2021.12.29
※「道の駅 生月大橋」での現地調査は2021年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年10月に更新しています。
道の駅 生月大橋【目次】
「道の駅 生月大橋」のロケーション
「道の駅 生月大橋」は、平戸島と生月島を隔てる“辰の瀬戸”に、1993年(平成3年)に開通した「生月大橋」のたもとの「生月大橋公園内」にある。
「生月」の名は、遣隋使・遣唐使の人々が、大陸から帰国する航海の途中で、船上からこの島を見つけると、「無事に帰ってこられたと安心して、ホッとひと息ついた」ことに由来すると云われている。
平戸は戦国時代の1550年(天文19年)にポルトガル船が来航したことで、江戸幕府が鎖国を行う前まで南蛮貿易港として栄えると同時に、フランシスコ・ザビエルをはじめとするイエズス会宣教師によって、キリスト教(カトリック)が広く布教された地として知られている。
一時は歴史好きの人間しか足を運ばなかった時期もあったが、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連資産」が世界文化遺産に登録されると、その遺構や史跡に、再びスポットライトが当たるようになり、資料館などの整備も進んだ。
「道の駅 生月大橋」に近いところでは、「春日集落」がその世界遺産の構成要素に選定されている。
春日集落
春日集落では特に潜伏キリシタンが多く存在し、表向きは神仏信仰を掲げながら、秘密組織を作って密かにキリスト信仰を守り貫いていた。
村民はキリスト教解禁後もカトリックに復帰しなかったため、地域には今でも教会などはなく、棚田が静かに当時のかくれキリシタンの暮らしぶりを伝えている。
現地にはそのガイドを担う、春日集落拠点施設「かたりな」がある。
ただ車中泊の旅人にとって平戸は、高倉健の遺作「あなたへ」のロケ地になった、「薄香」のほうが興味深いかもしれない。
「道の駅 生月大橋」の施設
「道の駅 生月大橋」の駐車場には全体的に緩やかな傾斜があり、車中泊に適した場所は駅舎から少し離れた奥になる。
「道の駅 生月大橋」は1993年10月に実施された、道の駅の第1回登録時からある施設だが、駅舎は比較的きれいで、一度リニューアルを受けているのかもしれない。
それはトイレがウォシュレットになっていることからも伺える。
駅舎の中は売店と休憩スペースになっていて、珍しいことに飲食スペースはない。
そのかわりと云ってはなんだが(笑)、周辺のパンフレットはよく揃い、パソコンも自由に使えるなど、一通りの情報発信機能は整っている。
利便性より開放感を望む旅人には、潮騒が感じられるこのあたりが居心地よく感じられることだろう。
いい季節なら少し早めに到着して、東屋で地魚の刺身をつつきながら、一杯やるのも悪くはない。
可燃物用のゴミ箱はないものの、道の駅を「旅の宿」として利用したい人には、むしろ十分と云ってもいい環境だ。
「道の駅 生月大橋」の車中泊好適度
「道の駅 生月大橋」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横
「道の駅 生月大橋」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
湯快リゾート 平戸千里ヶ浜温泉ホテル蘭風
道の駅から約13キロ
☎0570-550-080
大人:平日600円・土日祝1000円
9時~ 23時・無休
コンビニ
ファミリーマートまで約350メートル。
スーパーマーケット
約1.2キロのところに「JAいきつき新鮮市場」がある。
「道の駅 生月大橋」のアクセスマップ
長崎県 道の駅・車中泊好適度チェック!
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佐世保・平戸 車中泊旅行ガイド
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