【2022年10月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 昆虫の里・たびら」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅 昆虫の里・たびら」は、佐世保方面から平戸を目指す際の「前泊地」に適した道の駅
道の駅 昆虫の里・たびら DATA
道の駅 昆虫の里・たびら
〒859-4813
長崎県平戸市田平町深月免521番地3
☎0950-57-0567
営業時間
銘品館:9時~19時
年中無休
12月31日~1月2日は休館
※公式サイトなし、フェイズブックはこちら
「道の駅 昆虫の里・たびら」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第16回
登録日/2000年8月18日
開駅日/2001年8月1日
「道の駅 昆虫の里・たびら」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.02.10
2021.12.29
※「道の駅 昆虫の里・たびら」での現地調査は2021年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年10月に更新しています。
道の駅 昆虫の里・たびら【目次】
「道の駅 昆虫の里・たびら」のロケーション
佐世保と平戸を結ぶ国道204号沿いに建つ「道の駅 昆虫の里・たびら」は、両者のほぼ中間付近に位置している。
所在地が「平戸市」なのに、なぜ駅名にメジャーな「平戸」をつけないのか…
そうするだけで、県外から訪れる旅行者には分かりやすく、また注目もされる。
少なくても虫嫌いの多い車中泊旅行者には、「昆虫の里」よりイメージ的にもいいはずだ(笑)。
実は「田平町」は、「道の駅 昆虫の里・たびら」ができた当時は単独の自治体だったが、2005年の市町村合併で「平戸市」に編入された経緯がある。
なるほどね。
使いたくても使えなかったわけだ(笑)。
とはいえ「道の駅 昆虫の里・たびら」から、平戸島と本土をつなぐ「平戸大橋」までは約6キロしかなく、クルマなら5分ほどしかかからない。
また「道の駅 昆虫の里・たびら」は、「道の駅 させぼっくす99」との中間地点にある、本土最西端の「神崎鼻」からも30分ほどあれば到着できる。
つまり佐世保を観光した後「神崎鼻」経由で入り、翌日の平戸観光の前泊地にするには、ちょうどいい車中泊スポットになる。
なお「道の駅 させぼっくす99」は、時折やんちゃな輩が出没するので、車中泊にはギャンブルが伴う(笑)。
結論として
「平戸大橋」の界隈に、新しい道の駅の建設計画があるなら話は別だが、「道の駅 昆虫の里・たびら」は施設のリニューアルと同時に、名前を「道の駅 平戸の玄関たびら」に改称すれば、劇的な活性化が十分見込めそうな場所にある。
「道の駅 昆虫の里・たびら」の施設
いくらポテンシャルがあるとはいえ、上記の話は「もしリニューアルしたら」という仮の話にすぎない。
食事設備すらない現在の「道の駅 昆虫の里・たびら」は、明らかに「地味」な施設の部類になる。
まず「道の駅 昆虫の里・たびら」の駐車場はフラットで、車中泊に支障はない。
ただし24時間トイレは、トラッククレーンの近くにある。
中にはウォシュレットが完備している。
こちらは24時間トイレの隣にある休憩室で、パンフレットも揃えてある。
何より筆者を驚かせたのが、このビニールハウスの屋外休憩所。
これまでに1000件近い道の駅を回ってきたが、さすがにこれは初めて見る代物だった!(笑)。
売店はいたってオーソドックス。
野菜と鮮魚も少し置いていたが、それらはライバルとなる「道の駅 させぼっくす99」や「道の駅松浦海のふるさと館」には、到底太刀打ちできるものではなかった。
ただ、閉店後に到着することが多い車中泊の旅人にすれば、それはたいした弊害ではあるまい。
「道の駅 昆虫の里・たびら」には、平坦な駐車場にウォシュレットと可燃物用のゴミ箱、そしてそこそこ近くに入浴施設と買い物施設が揃っており、「旅の宿」としての適性は十分に満たしている。
もっともそれらは、「じゃらんが選ぶ人気道の駅ランキング」の条件にはまったく関係のないものだけど(爆)。
いつか「車中泊の旅人が選ぶ人気道の駅ランキング」と、「重点道の駅」を企画してみたいものだ。
「道の駅 昆虫の里・たびら」の車中泊好適度
「道の駅 昆虫の里・たびら」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 昆虫の里・たびら」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
鹿町温泉やすらぎ館
道の駅から約6キロ・10分
☎0956-66-2617
大人 660円
10時~21時・第1・3木曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで約3.5キロ。
スーパーマーケット
約5.6キロのところに「まつばや 江迎店」がある。
「道の駅 昆虫の里・たびら」のアクセスマップ
長崎県 道の駅・車中泊好適度チェック!
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
佐世保・平戸 車中泊旅行ガイド
長崎 車中泊旅行ガイド





「アラ還」からの車中泊

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