【2023年2月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 やよい」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 やよい」は”旅の支度を整え直す”のに適した、利便性の高い車中泊スポット
道の駅 やよい DATA
道の駅 やよい
〒876-0112
大分県佐伯市弥生大字上小倉898-1
☎0972-46-5951
営業時間
弥生ぴかいち:8時30分~17時30分
やよいの湯:10時~21時(受付最終22時20分)
番匠おさかな館:10時~17時(受付最終16時45分)
第2火曜定休 年末年始休業
「道の駅 やよい」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第16回
登録日/2000年8月18日
「道の駅 やよい」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2017.05.05
2019.02.06
2022.12.30
※「道の駅 やよい」での現地調査は2022年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年2月に更新しています。
道の駅 やよい【目次】
「道の駅 やよい」のロケーション
「道の駅 やよい」は、東九州の別府と宮崎、さらには内陸に広がる阿蘇を結ぶ三叉路に位置している。
加えて東九州自動車道の「佐伯インター」にほど近く、九州旅行中の「旅の区切り」をつけるのに最適な場所にある。
長旅では途中で洗濯をしたり、消耗品を補充したり、場合によってはタオルや下着を買い足す必要に迫られる時がある。
筆者はそれを「旅の支度を整え直す」と云っているのだが、「道の駅 やよい」は国道を挟んだ向かいにコインランドリーとコンビニがあり、スーパーマーケット以外にダイソーやユニクロへも10分ほどで行ける好立地に恵まれており、まさにそうするに相応しい道の駅といえる。
宮崎と阿蘇方面には、途中に何軒も道の駅はあるが、お風呂まで併設する「道の駅 やよい」の利便性は際立っている。
そのことに気づいて以降、筆者は東九州を旅する際には、あえて「道の駅 やよい」で夕方を迎えるようスケジュールを調整しているくらいだ。
「道の駅 やよい」の施設
「道の駅 やよい」は、すぐ裏手を流れる番匠川の河畔に広がる「ふるさと公園」と一体になっている。
それもあってのことだと思うが、約200台を収容できる駐車場を構えている。
路面はフラットで車中泊に支障はないが、24時間トイレは物産館側にあるので、奥にクルマを駐めると、かなり歩かなければならない。
夕方は入浴客で空いていないこともあるが、夕暮れとともに駐車場は空いてくるので、頃合いを見計らって移動するといい。
こちらが24時間トイレで、中にはウォシュレットが完備している。
また隣には情報コーナーもある。
こちらが物産館で、今は「弥生ぴかいち」と呼ぶようだ。
ホームページを見れば分かるが、「道の駅 やよい」は物販に傾注しており、中には野菜も加工品もふんだんに揃っている。
筆者が気になったのは、このでっかい鮎。
ここまでのサイズにお目にかかったのは、高知の四万十川以来だった。
休憩スペースは物産館の前にある。
敷地の奥にある「番匠おさかな館」は、「番匠川」をテーマに身近な自然の大切さを伝える水族館で、世界の熱帯淡水魚も展示している。
入館料は大人300円だが、「お風呂」とのセット券を利用すると、500円の入浴券と合わせて800円が600円になる。
大人の旅人にはあまり興味がないかもしれないが、コインランドリーの待ち時間を潰すには良さそうだ(笑)。
「道の駅 やよい」の車中泊好適度
「道の駅 やよい」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:駅舎の外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置
2022年12月の取材時には見当たらなかったが、道の駅が大混雑していたために見落としている可能性もあるので、情報は「あり」のままにしている。
ここは無くさないでいてほしいものだ。
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 やよい」の温泉&周辺の買い物施設
やよいの湯
道の駅に併設
☎0972-46-5841
大人500円
10時~21時(受付最終22時20分)
第2火曜 定休
コンビニ
セブンイレブンまで約100メートル(徒歩圏内)。
スーパーマーケット
「マルミヤストア 弥生店」まで約650メートル。