【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「佐田岬はなはな」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「佐田岬はなはな」は、国道九四フェリーの三崎港乗り場に隣接している、真新しい車中泊スポット
佐田岬はなはな DATA
佐田岬はなはな
〒796-0801
愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700番地11
☎0120−133−004
営業時間
●しらすパークはなはな(売店)
(3月~10月)9時~17時30分、(11月~2月)9時~17時/不定休
●しらす食堂はなはな
(3月~10月)10時~17時30分(L.O. 17時)、(11月~2月)10時~16時30分(L.O. 16時)/不定休
「佐田岬はなはな」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2018.05.10
2022.12.28
※「佐田岬はなはな」での現地調査は2022年12月が最終になります。
佐田岬はなはな【目次】
「佐田岬はなはな」のロケーション
「佐田岬はなはな」は、国道九四フェリーの四国側ゲートにあたる、愛媛県の佐田岬にある三崎港前に、2020年5月にグランドオープンした商業施設だ。
ちなみに「はな」は、「岬」を意味しているとのこと。
正式名は「伊方町観光交流拠点施設 佐田岬はなはな」で、「みなとオアシス」に登録されているが、施設の内容からすると、道の駅でも十分に通用する。
三崎港の前には昔から数軒の店はあったが、「佐田岬はなはな」ができたことで環境は一変。
現在は、驚くほど垢抜けた「観光名所」になりつつある。
佐田岬には、付け根にある「道の駅 八幡浜みなっと」を入れると、すでに3件の道の駅があり、先端には風光明媚な佐田岬灯台がある。
とはいえ、このように鋭く尖った地形ゆえに、往復ともに同じ道を通るしかなく、これまではお勧めと呼べるほどの観光スポットではなかった。
しかし「佐田岬はなはな」の誕生により、今後はフェリーの利用客はもとより、四国を旅する車中泊の旅人の姿も増えることが予想される。
ただ、周辺に日帰り入浴ができる施設がないのが残念だ。
「佐田岬はなはな」の施設
こちらが「佐田岬はなはな」のレイアウトになる。
駐車場は、フェリー乗り場側と駅舎を挟んだ反対側に分かれている。
写真は後者の駐車場で、車中泊にはフラットで静かなこちらのほうが良さそうだ。
24時間(使えるであろうと思われる)トイレは、上のマップの左上にあり、中にはウォシュレットを完備している。
筆者はまだここで車中泊はしていないが、普通車で車中泊をされた方のレポートがネットにあがっているので、おそらく夜間も使えるのだろう。
売店「しらすパーク はなはな」の店内。奥の「漁師市場」では魚介類も売っている。
季節によって売り物は変わるのだろうが、2022年12月の訪問時は、正月向けに活きた伊勢海老がけっこう揃えてあったのには驚いた。
また売店には、フェリー客向けに弁当類も揃っている。
筆者が選んだのは、こちらの「しらす丼弁当」。これを持って乗船し、船内で食べたのだが、なかなかにウマかった。
佐田岬周辺で獲れるちりめんしらすは、カタクチイワシの稚魚で、全国でも有数の漁場として昔から有名らしく、地引網で漁を行い、浜辺で天日干しをするそうだ。
このボリュームを湘南の江ノ島で食べたら、おそらく倍の1000円はするだろう。
「佐田岬はなはな」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉
※佐田岬にはあるが、「佐田岬はなはな」からは23キロ・30分も離れているので、先に入浴を済ませてから来る方がいい。
☎0894-39-1160
おとな500円
10時~20時・木曜定休
コンビニ
ローソンまで約1キロ。
スーパーマーケット
周辺に大きなスーパーマーケットは見当たらない。
生鮮食品が必要なら、道中の国道197号沿いにある「ショッパーズ伊方店」で買い出しをしてから行くといい。