【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 喜入」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
温泉が併設する「道の駅 喜入」は、スーパー・コンビニにも近く、鹿児島でのんびりしたい人に人気がある車中泊スポット
道の駅 喜入(きいれ) DATA
道の駅 喜入
〒891-0203
鹿児島市喜入町6094-1
☎099-345-1117
10時~21時・毎月第2月曜定休
「道の駅 喜入」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第5回
登録日/1994年4月26日
「道の駅 喜入」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.04
2023.01.02
※「道の駅 喜入」での現地調査は2023年1月が最新になります。
道の駅 喜入【目次】
「道の駅 喜入」のロケーション
「道の駅 喜入」は、鹿児島市内と指宿温泉を結ぶ国道226号沿いに古くからある施設で、1994年に道の駅に登録される以前から温泉保養施設として営業しており、隣接する温水プールとともに地域住民に利用されてきた。
鹿児島市の中心にある「鹿児島中央駅」から、指宿温泉の「砂むし会館砂楽」までは、ほぼ1本道の国道226号で50キロほどあるのだが、途中にはコレといった見どころはなく、1時間半もあれば走り切れる。
そのため温泉が併設すると云っても、観光目的の車中泊の旅人が、その途中にある「道の駅 喜入」で泊まるのは稀だ。
「道の駅 喜入」を愛用しているのは、観光よりも避寒などで鹿児島を訪れている、リピーターの車中泊旅行者だろう。
「道の駅 喜入」の施設
「道の駅 喜入」のレイアウトはかなり変則的で、中央に温泉施設とプールを挟んで、駐車場は大きく3ヶ所に分かれている。
収容台数は全部で190台、どこも路面はフラットだ。
マップ❶の駐車場。日中は木陰になり、居心地はいいのだが、24時間トイレまではかなり遠い。
マップ❷のコーナー付近。
未舗装だが入口と温泉施設から離れており、終日居座るには絶好のロケーション。
この日は空いていたが、居着いている常連さんがいても不思議ではない(笑)。
そしてここがマップ❸の24時間トイレに近い駐車場で、車中泊慣れした旅人が腰を落ち着かせている。
ここはトイレだけでなく、スーパーマーケットの「タイヨー喜入店」にも歩いて行けるため、利便性はかなりいい。
ただし24時間トイレは、多目的トイレのみが洋式で、ウォシュレットはない。
また駐車場の向こうに見えているのは、エネオスの石油コンビナートで、景観もけして良くはない。
とはいえ、もし鹿児島市内で雨の日に当たり、終日止みそうにない時は、ここで雨宿り代わりに車中泊をするのは賛成だ。隣には温水プールまである。
だがいい天気であれば、どうせならずっと眺めのいい、錦江湾の対岸にある「道の駅根占」前の「ゴールドビーチ大浜」か、「道の駅 錦江にしきの里」前にある無料の「神川キャンプ場」にステイするほうが、遠路はるばる鹿児島まで来たって気にはなれるだろう(笑)。
最後は物販飲食についてだが、直売所では鹿児島の土産品や加工品のほかに、地元で採れる旬の農産物が格安で手に入る。 時には「マンゴー」や「桑の実」「アイスプラント」などのレアな商品も並ぶようだ。
なお2023年1月現在、館内のレストランは休業している。
「道の駅 喜入」の車中泊好適度
「道の駅 喜入」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。
「道の駅 喜入」の温泉&周辺の買い物施設
マリンピア喜入(八幡温泉保養館)
☎099-345-1117
大人390円
10時~21時・第2月曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで450メートル
スーパーマーケット
「タイヨー喜入店」まで250メートル