【2023年2月更新】
車中泊旅行歴25年の歴史に精通するクルマ旅専門家がまとめた、大分県・国東(くにさき)半島にある、真玉海岸の駐車場・マイカーアクセスと周辺車中泊事情に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
真玉海岸は、ドローンなしで、誰もが絶景を撮れる旅人にオススメの名所
「真玉海岸」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2017.04.29
※「真玉海岸」での現地調査は2017年4月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年1月に更新しています。
真玉海岸/国東半島
真玉海岸の概要
真玉海岸は国東半島西側の付け根に位置する遠浅の海岸で、引き潮時に無数の潮溜まりが現れることで知られている。
その引き潮と日没が重なった時の情景はご覧の通り美しく、「日本の夕陽百選」はもちろん、2021年には国の登録記念物にも指定された。
真玉海岸のありがたいところは、海岸沿いに階段状の堤防があり、ビーチより高い位置から干潟と夕日を撮影できる点だ。
おかげでドローンなしでも、十分干潟が画角に取り込める。
ただそれは、云い変えれば「誰が撮っても同じ写真」になるということ(笑)。
しかし、ここでは今でもドローンによる撮影が可能だ。
大分県では、海岸でのドローンを使う撮影に関する法律や条例上の規制はなく、許可は不要とのこと。
さすがにドローンを使えば、いい絵が撮れる(笑)。もしお持ちであれば、ぜひチャレンジを。
またこちらの動画は夕景ではないが、海岸の様子がよく分かるのでリンクした。
なお海岸で人が掘っているのは、今では珍しくなったマテ貝だ。
マテ貝は小石が交じらない砂地に生育しており、産卵期は5~7月ぐらいで、味がいいのは3月頃と云われている。
癖のない濃い味で、焼いても炒めても煮てもウマい。
アサリと違って砂抜きが要らずBBQにも向いているが、殻が柔らかいため市場にはほとんど出回らないようだ。
筆者が子供の頃は伊勢湾でも捕れたのだが、今は知らない(笑)。
なお「干潮と日の入が重なる日」は、豊後高田市観光協会が以下のサイトに載せてくれているので、確認してからおでかけを。
真玉海岸の駐車場&アクセスマップ
春から初夏は潮干狩り、夏は海水浴客で賑わう真玉海岸には、無料の駐車場が数ヶ所に分かれてあるようだが、一番広くて停めやすいのが50台が駐められるココだ。
上空から見ると分かり易い。
下のマップは駐車場に合わせてあるので、スマホならそのままGoogleナビに転換して使うのが確実だ。
真玉海岸周辺の車中泊事情
真玉海岸でサンセットを楽しむのなら、車中泊はマストだろう。
海岸の無料駐車場にも仮設トイレがあるようだが、「真玉海岸」から東へ約20キロほど走れば「道の駅 くにみ」があり、日が沈んでから走っても30分以内に到着することが可能だ。
駐車場には傾斜があるものの、トイレにはウォシュレットが完備されており、環境も悪くない。