25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「別府温泉」にある天丼が評判の食事処「とよ常」に関する情報です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地のソウルフードの素材・レシピ・老舗・行列店等を紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
秘伝のタレが効いた「とよ常」の天丼メニューは、「特上」のみ

出典:Lemon8
「とよ常」 DATA
お食事処「とよ常」本店
公式サイトなし
Instagram
※ほとんど役に立たない(笑)
〒874-0920
大分県別府市北浜2丁目12-24
☎0977-22-3274
11時~21時(LO.20時)
火曜・水曜 定休
Pあり 24台
「とよ常」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.10.18
※「とよ常」での現地調査は2013年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年3月に更新しています。
お食事処「とよ常」本店

「とよ常」のロケーション
もともと「とよ常」は、「別府タワー」に近い北浜地区で営業していた、創業90年以上の歴史を持つ、「ホテル雄飛」の1階にあった直営レストランだ。
昔から観光雑誌や旅行口コミサイトでよく取り上げられてきた人気の店で、筆者が訪ねたのはその当時の昼過ぎだったが、地元のサラリーマンらしき人たちが、続々と暖簾をくぐってくる様子を見て、これは「評判に偽りなし」と確信した。

出典:星野リゾート
ただ、2018年に「ホテル雄飛」は閉館。
その後「とよ常」は独立し、現在は近くに一戸建ての店舗を構え、以前と変わらず営業を続けている。

出典:とよ常
ちなみに駐車場はこちらで、これならキャンピングカーでも安心だ。
「とよ常」が温泉客にも愛される理由
「とよ常」の天丼の特徴は、秘伝のタレを溶け込ませた、やや濃いめの茶色をした衣にある。
それを身にまとった、丼に収まり切らないほど大きな2本のエビと、ナスやニンジンなどの野菜がもたらす、サクサクした食感とジューシーな味わいは、「粉もん」に慣れ親しんだ大阪人の舌をも唸らすには十分で、まさに”やみつき”になる絶品だった。
これほど違うとなると、そこには大分名物「鶏の唐揚げ」で培われた、独特の技が隠されているのかもしれない。
もちろん筆者も、1泊で「別府」を離れるのなら、ちょっと贅沢して高級食材の「関サバ・関アジ」を食すことが、ここでの楽しみであることは承知している。
しかし、本来の「別府温泉」の楽しみ方はコレだろう(笑)。
そうなると、庶民は贅沢ばかりはしていられない。
しかし、だからといって全国どこへ行っても見かける店に行くのもつまらない…
「とよ常」が長年、温泉ファンから親しまれてきた背景には、きっとそんな想いもあるのだろう。
地元の味噌を使った「赤だし」がつく「特上天丼」は、当時は750円だったが、今でも950円でいただける。またメニューには「特盛」「特々盛」もあるようだ。
「とよ常」本店 アクセスマップ
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