「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊グルメガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地のソウルフードの素材・レシピ・老舗・行列店等を紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
行列必至でも、「海鮮いづつ」には並ぶ価値はある。
「海鮮いづつ」 DATA
海鮮いづつ
公式サイトなし
〒874-0943
大分県別府市楠町5−5
☎0977-22-2449
☎080-4365-4392(問い合わせ)
11時~15時 ・18時~21時30分
月曜定休
Pなし
「海鮮いづつ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.03
2013.02.09
2013.10.15
※「海鮮いづつ」での現地調査は2013年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年3月に更新しています。
「海鮮いづつ」

「海鮮いづつ」のロケーション
別府温泉のランドマークとも呼べる「竹瓦温泉」に近い、「流川通り」と交差する、アーケードの「楠銀天街」入口近くにある「海鮮いづつ」は、地元でも「魚のおいしい店」で知られている。
「竹瓦温泉」からは約200メートルなので、あわせて行くと効率的だ。
筆者が最初に訪ねたのは2009年だが、当時から昼時には多少は人が並んでいた。
しかし、ここ10年間のSNSの飛躍的な浸透ぶりは、今の行列の長さを見れば本当によくわかる(笑)。
名物は、関あじ・関さば
「海鮮いづつ」は、もともと魚屋を営んでいた店主が開いたお店で、仕入れルートが他とは違うのだろう。
何も知らなければ、この海鮮丼で十分に満足が得られると思う。
ただ「海鮮いづつ」に並んでいるお客さんの、大半がオーダーしているのはこちらの「関あじ」。
そして「関さば」。
今は「いづつ」では、「豊後さば」と呼んでいるようだ。
関あじ・関さばとは、別府市街からクルマで1時間ほどのところにある、大分市の佐賀関漁港から出荷される「ブランド海鮮」のこと。
沖合に位置する速吸瀬戸(はやすいのせと)は、潮流が速く、一年を通じて水温の変化が少ないことから、魚の餌となるプランクトンが豊富な漁場で、身が引き締まった魚が育つうえに、本来は回遊魚であるアジやサバが居付いている。
それを一本釣りし、生きたまま佐賀関漁港の生け簀に移して、一度落ち着かせたあと、「活け締め」を行い出荷される。
そのため、店によっては5000円近い値を取ると聞くが、なんと「海鮮いづつ」では筆者が訪ねた時代は2000円!。
しかもその味は、筆者のアタマの中にあったアジとサバを木っ端微塵に粉砕(笑)。
今は3600円になってはいるが、それでも人が並ぶのは頷ける。
最寄りの平面駐車場
「海鮮いづつ」は、並ぶだけでなく駐車場がないので、行くのに覚悟が必要だが(笑)、すぐ近くにゲートではなく跳ね上げ式のロックで、キャブコンも停めら駐車場がある。
写真は「you me(ゆめタウン別府)」の近くにある「トラストパーク流川」。「海鮮いづつ」までは徒歩1.2分だ。
「海鮮いづつ」 アクセスマップ
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