25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、「車中泊クルマ旅の宿」という観点から、これまで取材してきた宮崎県にある道の駅の個別評価を紹介しています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
道の駅での車中泊に不安を感じる方は、こちらをご覧になってみてください。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「クルマ旅の宿」という観点から見た、宮崎県の道の駅の個別評価を一挙公開!
この記事は、宮崎県の車中泊スポットの「道の駅」編
当サイトでは、宮崎県を車中泊クルマ旅で周遊する際の、「旅の宿」に適した「道の駅」をご紹介しています。
そのため明らかに旅のルートから外れている、あるいは同じエリアに密集している道の駅の中には、未取材あるいは詳細記事のない場合がありますし、旅である以上、周辺の観光スポットとの兼ね合いを重視しており、類似する他のサイトの評価とは大きく異なる場合があります。
確かに誰もが無料で利用できる「道の駅」は、「旅の宿」の最優先候補ですが、必ずしも「道の駅」が一番の「旅の宿」になるとは限りません。
ゆえに以下の本編の記事と、合わせてご覧いただけますことを、あらかじめお勧めしております。
宮崎県の道の駅
取材実績(2025年3月現在)

出典:九州の道の駅
まずはこれまでに訪ねた、宮崎県内の道の駅を自前の写真でご紹介。写真はクリックすると拡大表示されます。
個別の道の駅の詳細情報は、画像ではなくその下の一覧表からご覧いただけます。
- 高岡
- 北川はまゆ
- 青雲橋
- 北浦
- 酒谷
- 都城
- なんごう
- 日向
- 高千穂
- フェニックス
- えびの
- つの
- 北方
施設名 | 取材 | 記事 |
道の駅 高岡 | ○ | ○ |
道の駅 北川はゆま | ○ | ○ |
道の駅 青雲橋 | ○ | ○ |
道の駅 山之口 | ー | ー |
道の駅 北浦 | ○ | ○ |
道の駅 田野 | ー | ー |
道の駅 酒谷 | ○ | ー |
道の駅 とうごう | ー | ー |
道の駅 都城 | ○ | ー |
道の駅 ゆ~ぱるのじり | ー | ー |
道の駅 なんごう | ○ | ○ |
道の駅 日向 | ○ | ○ |
道の駅 高千穂 | ○ | ○ |
道の駅 フェニックス | ○ | ○ |
道の駅 えびの | ○ | ○ |
道の駅 つの | ○ | ○ |
道の駅 北方よっちみろ屋 | ○ | ー |
道の駅 くしま | ー | ー |
道の駅総数18/取材数13/詳細記事数10
宮崎県の道の駅 カテゴリー別リスト
宮崎県の道の駅における、車中泊クルマ旅の傾向と対策
宮崎県の道の駅は、基本的に観光地とリンクしており、欲しいと思うところには、ほぼ配備されていると云ってもいい。
ただし大分県から続く日向灘沿岸と、延岡から高千穂を抜けて阿蘇へと通じる国道218号沿いには、「道の駅」が必要以上に点在するため、どこが車中泊に適しているのかを事前に把握しておくほうがいい。
また気になるのは、一番の観光スポットといえる日南海岸にある「道の駅フェニックス」と「道の駅なんごう」の駐車場に、かなりの傾斜があることだ。
この2つの「道の駅」が車中泊に使いづらいのは、宮崎をクルマで旅する際には「致命的」ともいえるだけに、シーガイアを含むこのエリアには、もうひとつふたつ、新たな道の駅を加えてもらいたいと願う。
あとはリニューアルだろう。
「道の駅 都城」は2023年にリニューアルされたが、「道の駅フェニックス」「道の駅 日向」も老朽化は否めない。
最後に…
これは鹿児島県とも共通しているのだが、両県の道の駅には「可燃物のゴミ箱」がほとんど置かれていない。
特に宮崎県の場合は、以前は24時間利用できた「道の駅 フェニックス」と「道の駅 高千穂」からも完全撤廃され、営業時間中に可燃物のゴミが捨てられる道の駅も、「道の駅 北浦はまゆ」と「道の駅 青雲橋」しか確認ができていないような状況だ。
ゆえに旅行者は、それに対応する知恵と方法を用意していく必要に迫られるわけだが、そんな面倒をさせられたのでは、いくら旅先としての魅力があっても、リピートする気にはならないと思う。
どの道の駅に泊まれば、燃えるゴミが捨てられるかを知らずに、宮崎県と鹿児島県で、道の駅を「車中泊の旅の宿」にするには3泊までが関の山…。
なんとも、もったいない話だ。
京都のように、インバウンドが手に負えなくなるほど増えない限り、事態は変わらないと思うし、彼らに4兆円もの消費を望むのなら、政府が受け入れ体制に補助金を出すのが当然では。
車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門

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