道の駅せせらぎ郷かみつえ　車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック！

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

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※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

～ここから本編が始まります。～

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」は、九州リピーターにお勧めの穴場的な道の駅。

道の駅せせらぎ郷かみつえ　DATA

道の駅せせらぎ郷かみつえ
〒877-0311
大分県日田市上津江町川原3848-1
☎0973-54-3514
営業時間
9時～17時
元旦のみ休館

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回／第15回
登録日／1999年8月27日

開業時は1994年（平成6年）に廃校となった川原小学校の校舎を利用していたが、2020年夏に解体され、2021年11月にリニューアルオープン。

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2022.06.19

※「道の駅せせらぎ郷かみつえ」での現地調査は2022年6月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年3月に更新しています。

道の駅せせらぎ郷かみつえ【目次】

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の
ロケーション

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の施設

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の
車中泊好適度

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の
最寄りの温泉＆周辺の買い物施設

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の
アクセスマップ

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「道の駅せせらぎ郷かみつえ」のロケーション

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」は、日田（大分）・小国（熊本）と菊池（熊本）をつなぐ国道387号線沿いにある。

小国と菊池には、それぞれ人気の道の駅があり、九州クルマ旅のルートとして両者を結ぶ国道387号を選ぶ人は少ないと思われることから、筆者は「道の駅せせらぎ郷かみつえ」を”穴場”と位置づけている。

ただ、ハイシーズンには夜間も混雑する「道の駅小国」から、約14キロ・クルマで20分ほどのところにあり、既に「わいた温泉郷」や「阿蘇山」を知る九州リピーターが、熊本市内に向かう途中で車中泊をするには、空いていてのんびりと落ち着けるいいところだと思う。

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「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の施設

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」は、筑後川の源流河川のひとつにあたる川原川の河畔にある河川公園と隣接しており、ドライブの途中に散歩をしたり、川遊びを楽しむことができる。

駐車場は駅舎を取り囲むように配置されているが、フラットで24時間トイレに近い車中泊に適した場所は、上の航空写真に星印をつけたこの辺りになる。

24時間トイレは、駅舎から離れた上の写真の右端の建物。

中にはウォシュレットが完備している。

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」は、1994年（平成６年）に閉校となった川原（かわばる）小学校の校舎を利用していたが、2021年11月に全面リニューアルを受け、施設は刷新されている。

物産館の品揃えは野菜が中心。

この地域の特産品「わさび」も発見。

九州は魚の美味しいところが多いので、「わさびおろし」をクルマに常備しておくと、こういう時に役に立つ。

食事処は軽食のみ。

ここは買い出しも含めて、事前によく情報を得てから行かないと、現地で”ひもじい思い”をするかもしれない。

逆にそういうところだから、空いているとも云えるわけだ（笑）。

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」の車中泊好適度

駐車場の平坦性＝○
駐車場のキャパシティー＝普通車:55台
ゴミ箱の有無＝あり
ウォシュレットの有無＝あり
旅行情報の充実度＝△
付帯設備の充実度＝△
周辺の車中泊環境＝△

「道の駅せせらぎ郷かみつえ」のゴミに対する対応

可燃ゴミ：屋外にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル：自動販売機の横に設置

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ（笑）。