25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 633美の里」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 633美の里」は、仁淀ブルーの聖地と呼ばれる「にこ淵」にもっとも近い道の駅
道の駅 633美の里 DATA
道の駅 633美の里
〒781-2401
高知県吾川郡いの町上八川甲1160-2
☎088-850-5300
物産館:9時~18時
食堂:10時~16時
年末年始以外は無休
「道の駅 633美の里」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第18回
登録日/2002年8月13日
開駅日/2003年4月27日
「道の駅 633美の里」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.12.28
2020.06.21
※「道の駅 633美の里」での現地調査は2024年11月が最新で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2024年12月に作成しています。
道の駅 633美の里
道の駅 633美の里のロケーション
「633美の里」と書いて「むささびのさと」と読ませるこの道の駅は、高知市内から約38キロ・クルマで50分ほど離れた、仁淀川支流の「上八川川」沿いにある国道194号(国道439号重複区間)の道の駅。なお、「上八川川」は “かみやかわがわ”と発音し、入力間違いではない(笑)。
この道の駅は、「仁淀ブルー」の聖地とされる「にこ淵」まで約9キロ・10分のところにあり、そこを目当てに訪れる観光客が利用者の半数以上だと思う。
また「石槌山」のUFOラインや、「四国カルスト」に向かう道中にあり、ライダーやワインディング好きのドライバーの、オアシス的な役割も果たしている。
「道の駅 633美」の施設
「道の駅 633美の里」の施設の見た目は、よく云えば「オーソドックス」、悪く云えば「平凡そのもの」。
公式サイトには、国道194号と国道439号が交わる場所にあることから、2つの数字を足した「633」に、自然の美しさを表す「美」をつけて「633美の里」と名付けたと書かかれている。
だが、説明されなければ誰もわからなうえに、軽井沢のピッキオのように本物の「ムササビ」が見られるのかと誤解するようなネーミングは、今どきの利用客にすれば紛らわしいだけ…(笑)。
ならばいっそのこと、「道の駅 仁淀ブルーゲート」くらいの名前に変えて、その情報を多めに提供すれば、認知も広がり存在価値はより高くなるのでは… と感じた。
とはいえ、
車中泊を含む道路休憩施設としての「道の駅 633美の里」は、きちんとその要件を満たしている。
国道に面しているものの、駐車場はフラットで車中泊に大きな支障は見当たらない。
24時間トイレにもウォシュレットが完備している。
さらに可燃物のゴミ箱も屋外にあり、24時間利用できる。
情報コーナーは休憩室を兼ねていて、「にこ淵」の情報もそれなりに発信していたが、プレゼンがこれでは話にならない。
「道の駅」なら、このくらいの画像は手に入れて、ドカーンと休憩室に貼るくらいの努力はしないとね(笑)。
こちらが「道の駅 633美の里」の直売所になる。
筆者が気になったのは、大阪ではまず見ることのない「干したけのこ」。
もちろん一般的に知られている「孟宗竹」の筍を、いくら乾燥させてもここまで小さくなるはずはない。
これは「はちく」と呼ばれる、地上で採れる細い別の品種で、エグみ苦味が少なく、淡白でさっぱりとした味わいが特徴だ。
茹でたものはすこぶる美味しいが、干すとどうなんだろうか… けっこう気にはなったが、調理に時間がかかるみたいで、買うまでには至らなかった(笑)。
ちなみに漢字で書くと「淡竹」。あの「破竹の勢い」とは関係ない。
最後に食堂の「はちきんや」は、麺類が中心のリーズナブルなメニューが多い。
また地元で「つがに」と呼ばれる、仁淀川でとれるモクズガニを使ったうどんやそばも食べられる。
ただし営業は16時までで早々と閉店する。
だが田舎の道の駅は大半がそうなので、車中泊の旅人はもう「慣れっこ」だろう。
「道の駅 633美」の里の車中泊好適度
「道の駅 633美の里」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:同上。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 633美」の里の最寄りの温泉&周辺買い物施設
吾北むささび温泉
道の駅から約5キロ
☎088-867-3105
大人700円
11時~21時(受付最終20時)
木曜 定休
コンビニ
ファミリーマートまで約4キロ。
スーパーマーケット
約1.2キロのところに「サニーマートFC コスモス上八川店」がある。