25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 源平の里むれ」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
屋島に近い「道の駅 源平の里むれ」は、鳴門から高松に向かって瀬戸内海沿いを旅する人に、お勧めしたい道の駅
道の駅 源平の里むれ DATA
道の駅 源平の里むれ
〒761-0123
香川県高松市牟礼町原631番地7
☎087-845-6080
9時~17時
第1・第3水曜 定休
「道の駅 源平の里むれ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第23回
登録日/2007年3月10日
「道の駅 源平の里むれ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.10.11
2012.11.22
2014.11.24
2018.05.08
2025.02.09
「道の駅 源平の里むれ」での現地調査は2025年2月が最新です。
道の駅 源平の里むれ
「道の駅 源平の里むれ」のロケーション
「源平屋島合戦」の古戦場近くに位置することから、その名がついた「道の駅 源平の里むれ」は、瀬戸内海沿いに「鳴門」と「高松」を結ぶ国道11号沿いにある。
「屋島の戦い」といえば、我々世代には「平家物語」に登場する「那須与一」の逸話で有名だが、現在の「屋島」は、若者やファミリーも数多く訪れる、海の眺めがいい展望地として知られている。
また近くの「志度」は、2025年に放送中の大河ドラマ「べらぼう」に登場したことで、にわかに脚光を浴びている「平賀源内」の生誕地で、あのエレキテルを展示している記念館もある。
いっぽう「道の駅 源平の里むれ」は、高松きっての名所「栗林公園」から約10キロと、高松観光時にも便利な場所にある。
また「小豆島」を往復するフェリーが発着する、「サンポート高松」からも約12キロと近く、香川県を車中泊で旅する際の「旅の宿」として利用するにはいいのだが、「瀬戸大橋」から四国に渡って「高松」方面に進む人は少ないと思う。
それから考えると、「道の駅 源平の里むれ」は四国一周中の旅人と「小豆島」から夕方に四国に渡って来た人、そして「四国八十八ヶ所霊場」の第84番札所「屋島寺」及び、第85番札所の「八栗寺(やくりじ)」に向かう「お遍路さん」が、よく利用している道の駅なのだろう。
「道の駅 津田の松原」
鳴門から屋島を目指して来ると、先に現れるのが「道の駅 津田の松原」だ。
1994年にオープンしたこの道の駅は、広い駐車場を有しているが、大きな改修は行われていないようで、野外にある24時間トイレにはウォシュレットがない。
また隣接する「琴林公園」も、海岸までは歩くとけっこう遠く、ここで車中泊をするメリットは感じなかった。
それなら普段は、あと12キロ・クルマで20分ほど進んで「道の駅 源平の里むれ」で車中泊をするほうがよさそうだ。
ただGWは「道の駅 源平の里むれ」が夜間満車にあることもありそうなので、一応その際の回避先として、どういうところかを覚えておくのはいいと思う。
道の駅 みろく
また「道の駅 津田の松原」から5キロほど内陸にある、1997年にオープンした「道の駅 みろく」は、トイレはウォシュレットに改修されているものの、ご覧のように普通車とトラックの駐車距離が近く、車中泊にはあまり適していない。
また歩道橋を渡れば農産物直売所があるとはいえ、道の駅には売店も食堂もなく、
このパン屋さんだけが営業しているというのも、ちょっと寂しい話だった。
「道の駅 源平の里むれ」の施設
さて。
少し歪んでいて申し訳ないが、これが「道の駅 源平の里むれ」の見取り図になる。
普通車用の駐車場は、場所によって多少うねりはあるものの、車中泊に支障があるほどではない。
そして右の建物が、観光パンフレットなどを揃えた情報ステーションだ。
大型車用の駐車場は、広い生け垣を挟んで大きく分離されている。
こちらが24時間トイレ。
中にはウォシュレットが完備している。
そこから芝生を超えたところに、道の駅のメイン施設になる物産館が建っている。
館内で人気があるのが、こちらの海鮮食堂「じゃこや」だ。
最初にふれたように、「道の駅 源平の里むれ」は「四国八十八ヶ所霊場」の第84番札所「屋島寺」及び、第85番札所の「八栗寺(やくりじ)」に近いロケーションにあることから、オープン当初は施設の中に炊事もできる「真念堂(へんろ休憩所)」が用意されていた。
ベニヤ板で囲まれた部分が、足洗い場と流し台だったようだが、開業から1年ほどで封鎖され、今の「真念堂」は”ただの休憩室”になっている。
この張り紙を見れば、理由は想像できると思うが、使ってほしい人ではない者たちに、よほど酷い使われ方をしたのだろう。
忌々しい気持ちはわかるが、かたやで「お遍路」は四国独特の”文化”だ。
まして香川県と云えば、「お大師さん」こと「弘法大師」のふるさとだけに、さすがにこの”短絡的な措置”は残念に思えた。
なお「道の駅 源平の里むれ」は、「高松市立房前(ふさざき)公園」と隣接しており、オープンエアなスペースでも寛げる。
その「房前公園」にも駐車場はあるが、夜間は閉鎖されるので車中泊には使えない。
最後に。
筆者は「道の駅 源平の里むれ」を、それほど高く評価していない。
しかし瀬戸内海沿いにある香川県の道の駅は、すべからくどこかに難点があり、消去法でいくと、ここはそれがいちばんマシということに過ぎない(笑)。
正直なところ香川県の道の駅は、明らかに「道路休憩施設」としての自覚とサービス精神に欠けており、周れば周るほど他県との違いを感じさせられる。
それがもっとも顕著なのは、可燃物のゴミ箱だろう。
「道の駅 源平の里むれ」の車中泊好適度
「道の駅 源平の里むれ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 源平の里むれ」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
春日なごみの湯 湯楽温泉
道の駅から約8キロ・15分
おとな450円
10時~24時
第1月曜 定休
※シャンプー・ボディーソープなし
コンビニ
ミニストップまで約1キロ
スーパーマーケット
は「マルナカ志度店」まで約3.3キロ。手前に「コープ」と「ラ・ムー」もある。
「道の駅 源平の里むれ」のアクセスマップ
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