25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「琴弾公園」の見どころと車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
「銭形砂絵」がある「琴弾公園」の駐車場は、隣接する「道の駅ことひき」の駐車場も兼ねている。
琴弾公園(ことひきこうえん) DATA
琴弾公園
〒768-0062
香川県観音寺市有明町13
現地電話なし
散策自由
「琴弾公園」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2018.05.08
2019.02.05
2025.02.10
「琴弾公園」での現地調査は2025年2月が最新です。
琴弾公園【目次】

「琴弾公園」のロケーションと概要

出典:三豊市観光交流局
「日本の歴史公園100選」に選ばれ、マップに「寛永通宝」と記された有名な「銭形砂絵」のある「琴弾公園」は、香川県の観音寺市にある人気の観光スポット。
干潮時に見られる「天空の鏡」で話題を呼んだ、三豊市にある「秩父ヶ浜」から、松山方面に8キロほど進んだところに位置しており、四国の瀬戸内海側をめぐるクルマ旅では、合わせてお勧めしたい旅先だ。

出典:観音寺市観光協会
広大な「琴弾公園」には、「銭形砂絵」のほかにも、「四国八十八箇所霊場」第68番札所の「神恵院」と、第69番札所の「観音寺」、さらに連歌師「山崎宗鑑」の「一夜庵」、「根上がり松」などの見どころがあり、桜の名所としても名高い。
ただ、それを全部を事細かに紹介していると長くなるので、ここでは「銭形砂絵」を詳しくガイドし、残りの解説はこちらのサイトにお任せしたい。
寛永通宝の銭形砂絵
さて。
「銭形」と聞いて、「平次」が出てくるのは昭和生まれ、「警部」を連想するのは平成生まれだと思うが、「砂絵」と答えるのはたぶん香川県人だけだと思う(笑)。
東西122メートル・南北90メートル・周囲345メートルに及ぶ「銭形砂絵」には、1633年(寛永10年)に、高松藩4代目藩主「生駒高俊」を歓迎するため、一夜にして作られたという伝説が残る。
ただ江戸時代を通じて広く流通し、幕末まで鋳造された「寛永通宝」は、1636年(寛永13年)に初めて作られているため、この話はどうやら眉唾。
観光地にはよくある話だが(笑)、今でも「銭形砂絵」が作られた由来ははっきりしていないようだ。
ちなみに、昔からこの砂絵を見たものは、健康で長生きができ、お金に不自由しないと伝えられてきたが、近年になって、これを見てから宝くじを購入した人が高額当選したという噂が広まり、「金運スポット」としても有名になった。
なお「銭形砂絵」が描かれている「有明浜」では、毎年、春と秋に砂絵を美しく整える「砂ざらえ」が行われるため、間近まで歩いて行くことができるが、近くに行くほど何か分からなくなるので、展望台から眺めるほうがいいと思う(笑)。
こちらが、その「銭形砂絵」の展望台。
ただ展望がいいのはその隣にある岩の上で、視界が広く全体が見渡せる。
「琴弾公園」の駐車場と車中泊事情
「銭形砂絵」の展望台の近くには、「山上駐車場」が用意されているが、下からそこまで登るには、ご覧の狭い坂道を1キロほど走る必要がある。
ただ一方通行になっているので、対向はしなくて済む。
「山上駐車場」は緩やかに傾斜している。
奥にはウォシュレットまでは完備していないものの、よく手入れが行き届いた洋式のトイレがある。

出典:観音寺市観光協会
「銭形砂絵」は夜10時までライトアップされるので、人の出入りはありそうだが、ここでの車中泊はどうかと思う(笑)。
というのは、
「琴弾山」と「有明浜」からなり、約38.6ヘクタールの広さを誇る「琴弾公園」には、トイレがある無料の駐車場が3ヶ所あり、いずれも24時間利用できる。
こちらは「銭形砂絵」の手前に広がる松林の中にある駐車場で、舗装はされていないが、近くにトイレと東屋がある。
だが「琴弾公園」の中で、もっとも車中泊に適している駐車場は、マップに★を記したこちらだろう。
実はこの駐車場は、郷土資料館がある「道の駅ことひら」の駐車場も兼ねており、トイレや周辺の入浴・買い物施設等の詳細は、道の駅の記事に詳しく記載している。
「琴弾公園」のアクセスマップ
琴平・三豊周辺 車中泊旅行ガイド
香川県の車中泊スポット
車中泊好適度チェック!
車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門

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