25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 香南楽湯」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
「道の駅 香南楽湯」の難点は、大型車用の区画が中央にレイアウトされた駐車場以外は夜間閉鎖されること。
道の駅 香南楽湯 DATA
道の駅 香南楽湯
〒761-1404
香川県高松市香南町横井997-2
☎087-815-8585
10時~20時
第1・第3水曜 定休
「道の駅 香南楽湯」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第17回
登録日/2001年8月21日
開駅日/2002年5月26日
「道の駅 香南楽湯」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.10.10
2011.01.22
2025.02.09
「道の駅 香南楽湯」での現地調査は2025年2月が最新です。
道の駅 香南楽湯

「道の駅 香南楽湯」のロケーション
高松の名勝「栗林公園」から約14キロ・クルマで20分ほどのところにある「道の駅 香南楽湯」は、翌日どこへ行くにも便利なうえに、日帰り温泉を併設していることから、多くの車中泊旅行者が集まってくる。
おかげで四国では例を見ないほど、駐車場の確保が激戦になっている。
「道の駅 香南楽湯」の施設
2023年12月15日付けの「お知らせ」で、施設西側(店舗正面)の第一・第二駐車場は、温泉施設が閉館する23時で閉鎖するとの旨が、公式サイトに掲示された。
おそらく、周辺住民から苦情が出たことによる措置なのだろう。
それにより現在は、全部で98台のキャパがある駐車場のうち、車中泊ができるのは24時間トイレと大型車レーンがある34台のみとなっている。
ただ、昔からこの駐車場は落ち着かないというか、やかましかった。
理由は中央が大型車用になっており、普通車との距離が保てていないからだ。
おかげで2011年に車中泊をした日は、朝までトラックにアイドリングされ、たまったもんじゃなかった。
ちなみにこちらが、温泉利用者専用になった第一・第二駐車場。
24時間トイレが遠いので、車中泊に向いているわけではなかったが、あの騒音に比べればマシとの思いで、ここに移動して車中泊をする人が続出したのだろう。
ただ周辺に他の道の駅がないわけではなく、静寂を求めるなら、約9キロ・15分ほどのところに、広い駐車場を持つ「道の駅 滝宮」がある。
ここは利便性でも、「道の駅 香南楽湯」にひけを取らない大きな道の駅だ。
それもあって以降14年間、筆者は「道の駅 香南楽湯」を足を運ばなかった。
常に騒音を食らうリスクが伴うこのレイアウトは、車中泊的見地からすれば「構造的欠陥」で、運良く駐車できてたとしても、まったく安心はできない。
ただ、温泉には食堂(21時閉店)も休憩室もあり、11時まで営業しているため、特に寝る前まで館内で寛ぎたい人にとって、ここはいい車中泊スポットであることに間違いはない。
そうしたい人は、早めに行って駐車場を確保することと、耳栓をお忘れなく(笑)。
なお夕方5時前後は、車中泊ができる駐車場に温泉利用のみの人もクルマを停めるので、辛抱強く待っていれば空きが出る可能性は高い。
しかし7時以降は、すべての枠が車中泊旅行者で占められてしまうだろう。
ちなみに早い時間にもかかわらず、24時間トイレの前の駐車場が満車の時は、いったん温泉利用者の駐車場にクルマを入れて入浴を済ませ、帰りにもう一度24時間トイレの前の駐車場を見て、それでも空きがなければ、「道の駅 滝宮」移動するといい。
そういう小技を知っているだけでも、多少は心にゆとりが持てるだろう。
車中泊ができる駐車場はフラットで、車中泊自体に支障はない。
右に見えている建物が24時間トイレ。
中にはウォシュレットが完備している。
さて、こちらが温泉館の中の様子。
道の駅の駅舎を兼ねているので、入浴しない人でも臆することなく入館できる。
売店は垢抜けていて、購買意欲をそそる。
そして家内は釣り上げられた(笑)。
こちらが食堂を兼ねた休憩室だが、食堂としての営業時間は、以下の通り。
平日:11時~15時(L/O 14時30分)
土日祝:11時~17時(L/O 16時30分)
毎月第3水曜 定休
ただし、軽食コーナーは21時(L/O 20時30分)まで営業している。
ちなみにこちらが軽食のメニューで、麺類や丼ものがリーズナブルに食べられるだけでなく、酒のつまみになるようなものも充実している。
しかし今は公式サイトで見られるところが多いのにね。ちょっと見づらいが、なんでも念の為に撮っておくものだと改めて思わされた(笑)。
「道の駅 香南楽湯」の車中泊好適度
「道の駅 香南楽湯」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 香南楽湯」の温泉&周辺買い物施設
香南楽湯
道の駅に併設
おとな700円(65歳以上510円)
10時~23時(受付最終22時30分)
第3水曜
コンビニ
セブンイレブンまで約450メートル
スーパーマーケット
「キョーエイ 空港店」まで約3キロ。
「道の駅 香南楽湯」のアクセスマップ
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