25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、RVパークを併設する「道の駅 虹の森公園まつの」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
道の駅での車中泊に不安を感じる方は、こちらをご覧になってみてください。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「旅の宿」としての「道の駅 虹の森公園まつの」の魅力は、温泉・洗濯・買物に便利な車中泊環境の良さ。

道の駅 虹の森公園まつの(RVパーク併設) DATA
道の駅 虹の森公園まつの
〒798-2102
愛媛県北宇和郡松野町延野々1510-1
☎0895-20-5006
営業時間
8時30分~17時
レストラン
11時~16時30分(LO/16時)
おさかな館・森の国ファーム・ガラス工房
10時~17時
元旦以外は無休
RVパーク 道の駅 虹の森公園まつの
利用可能台数 4台
1泊 1台1500円(電源込)
指定のゴミ袋 1枚500円
チェックイン13時 ~ 17時
チェックアウト 12時まで
電話受付時間:10時~17時
☎0895-20-5006
元日 定休
「道の駅 虹の森公園まつの」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
2015年にRVパークを増設
「道の駅 虹の森公園まつの」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.05.01
2012.11.24
2015.12.29
2024.11.24
※「道の駅 虹の森公園まつの」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 虹の森公園まつの
「道の駅 虹の森公園まつの」のロケーション

「道の駅 虹の森公園まつの」の一帯は、クルマで30分圏内の愛媛県側に、「広見 森の三角ぼうし」「みま」「うわじま きさいや広場」、そして高知県側にも「よって西土佐」「四万十とおわ」と、5つもの道の駅が”乱立”する”道の駅の超過密エリア”だ。
こうなってしまうと、スタンプは効率よく集まると思うが(笑)、実際に車中泊場所を選ぶ際には悩めてくる。

同一エリアで人気が高いのは、「四万十川」沿いにあり、景色がよく店も垢抜けして見える「道の駅四万十とおわ」だろう。
確かに『四万十川に架かる沈下橋めぐり』をするなら、「道の駅 虹の森公園まつの」から高知県側に約24キロ・クルマで30分ほど走ったところにあり、日帰り温泉にも近い「道の駅四万十とおわ」がお勧めだ。
しかし「四万十エリア」から「宇和島エリア」、またその逆に移動する場合は、「道の駅 虹の森公園まつの」のほうがいい。

1998年にオープンした「道の駅 虹の森公園まつの」は、日帰り温泉まで歩いて行けること、収容台数が多いので混雑しないこと、そして格安のRVパークを併設していることなど、車中泊環境では今もトップレベルを誇っている。
「道の駅 虹の森公園まつの」の施設

「道の駅 虹の森公園まつの」は「四万十川」最大の支流「広見川」沿いにあって、淡水魚の水族館をはじめ、ガラス作りが体験できるリサイクルガラス工房・農業公園・物産市場に加えて、2015年に増設されたRVパークから構成される、滞在型の部類に入る道の駅だ。

敷地は国道381号を挟んだ両側にある。

こちらが❶の広々とした駐車場。

正面に見えているのが24時間トイレで、中はウォシュレットに改修されていた。
写っているのは道の駅の駐車場なので、ここでも無料で車中泊はできる。むしろ路面はフラットでトイレにも近い好適地だ。

いっぽう、24時間トイレからもっとも離れた敷地の奥の一画に、4台分のRVパークが用意されている。
それにしても…
「道の駅」のRVパークの多くは、お金を払っているにもかかわらず、トイレからいちばん遠い場所に停めさせられるのだから合点がいかない。
これでは「しかたがないから、停めさせてやっている」と云わんばかり(笑)。
普通は逆だと思うけどね。
なおRVパークの受付は「おさかな館」が窓口で、気になる”キャンプ行為”については、『ガスコンロ等の火気を使用しての調理は禁止』と、公式サイトに小さく記載されている。
我々にはそこが大事なんだけどさ(笑)。
また敷地に水道はあるが、炊事場はなく、食器洗いも禁止だ。
確かにここは電源代込み1500円と格安ではあるが、車内にトイレとキッチン機能を持つ8ナンバーのキャンピングカーだけを意識して、未だに運営されているのだろう。
本来のRVは「Recreational Vehicle(リクリエーショナル・ヴィークル)」の略で、休暇を楽しむためのクルマという意味。
SUVやミニバンにもよく使われるし、車中泊もしかりなのだが…

続いてこちらが❶から見た❷のサイド。横断歩道は国道381号のものだ。

❷の駐車場は少し傾斜があり、特に駅舎側が駐車場に向かって下り気味だ。

24時間トイレは駐車場から直接出入りできるところにあり、ここにも可燃物のゴミ箱が置かれていた。

こちらもトイレはウォシュレット。

2014年にリニューアルされた特産品販売所は、驚くほどキレイだった。

自慢の「森の直売所 かごもり市場」には、ご当地みかんジュースが勢揃い。
なお、レストランについては営業時間外で様子は分からず… ということでメニューのページをリンクしておいた。

最後に休憩スペースは、「おさかな館」横の屋外のテント下に設けられている。
狭い館内よりむしろここのほうが、車中泊旅行者には使い勝手が良さそうだ。
「道の駅 虹の森公園まつの」の車中泊好適度
「道の駅 虹の森公園まつの」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあって24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 虹の森公園まつの」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設

森の国ぽっぽ温泉
道の駅から約450メートル・徒歩6分
☎0895-20-5526
おとな520円
10時~22時(受付最終21時30分)
毎月第2月曜 定休
※8月は第1月曜日
コンビニ
ファミリーマートまで約350メートル
スーパーマーケット
「Aコープ 松野店」まで約600メートル
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