道の駅 ふれあいパークみの(RVパーク) 車中泊好適度チェック!

道の駅 ふれあいパークみの 車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 ふれあいパークみの」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
道の駅での車中泊に不安を感じる方は、こちらをご覧になってみてください。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
スポンサード・リンク

~ここから本編が始まります。~

「道の駅 ふれあいパークみの」は宿泊温泉施設とRVパークを併設した、香川県の人気観光地に近い道の駅

道の駅 ふれあいパークみの

道の駅 ふれあいパークみの DATA

道の駅 ふれあいパークみの
〒767-0031
香川県三豊市三野町大見乙74
☎0875-72-2601
9時~18時
無休

「道の駅 ふれあいパークみの」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第9
登録日/1995年8月3日

「道の駅 ふれあいパークみの」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2015.11.26
2018.05.08
2019.02.15
2025.02.10

「道の駅 ふれあいパークみの」での現地調査は2025年2月が最新です。

道の駅 ふれあいパークみの

必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 

 

「道の駅 ふれあいパークみの」のロケーション

「道の駅 ふれあいパークみの」は、瀬戸大橋の付け根にある「坂出IC」から約22キロ・クルマでおよそ20分、弘法大師の生まれた「善通寺」からは約9キロ・20分、

父母ヶ浜

さらに、ご覧の「天空の鏡」と呼ばれる光景が見られる「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」からも、約11キロ・20分ほどで到着できるため、夕陽を見た後、温泉で疲れを癒やして、そのまま車中泊ができることから、キャンピングカーを筆頭に、車中泊旅行者の姿を多く見かける。

「道の駅 ふれあいパークみの」の施設

出典:ふれあいパークみの公式サイト

「ふれあいパークみの」は、合併前の旧三野町が1994年に開業した道の駅で、宿泊施設・天然温泉・温水プール・レストラン・イベントホール・公園、そして現在はRVパークも併設しており、四国最大級の規模を誇っている。

のだが…

道の駅 ふれあいパークみの 車中泊

まず駐車場の中央付近には傾斜があり、比較的平坦で車中泊に適しているといえるのは、筆者のハイエースがある24時間トイレに近いこの一画だけ。

そしてそのことをよく知る人は、既にたくさんいる(笑)。

道の駅 ふれあいパークみの トイレ

24時間使える野外トイレは、物産館から駐車場をはさんだ入口近くの端にある。

道の駅 ふれあいパークみの トイレ

中にはウォシュレットが用意されていたが、個室はこの駐車台数に対してひとつしかないし、洗面所も歯磨きをするにはちょっと気が引ける(笑)。

道の駅 ふれあいパークみの 車中泊

実はこちらの物産館の横にも、野外から直接出入りができるトイレがあるのだが、夜間は閉鎖される。

おそらくこちら側にクルマを停めている人は、それを知らないのだろう。

でなければ、ここで車中泊する理由がわからない(笑)。

道の駅 ふれあいパークみの

正面から見た物産館。

道の駅 ふれあいパークみの

中は土産品中心の品揃えで、農産物や弁当・惣菜類は置いていないようだった。

道の駅 ふれあいパークみの ゴミ箱

またかつては自販機の横に、ビン・カン・ペットボトル用のゴミ箱が置かれていたが、2025年2月には店内に移動しており、夜間はすべてのゴミが捨てられなくなっている。

道の駅 ふれあいパークみの

加えて2018年には、このようなかたちで情報案内コーナーが機能していたが、

道の駅 ふれあいパークみの

今は讃岐うどんに占拠されている(笑)。

ただ公式サイトは以前のままなので、これは近々の出来事なのかもしれない。

天然いやだに温泉大師の湯

そしてこちらが、「天然いやだに温泉大師の湯」になる。

筆者が初めて「道の駅 ふれあいパークみの」で車中泊をしたのは、2015年12月だったが、当時の「大師の湯」の湯は、日帰り入浴料金が1500円もしていて、その”非常識ぶり”には驚かされた。

現在の料金は700円なので逆なら分かるが、さすがに指定管理業者が変わった2019年4月からは900円に値下げとなり、さらにコロナ禍による客数減少以降は、700円で落ち着いているようだ。

道の駅 ふれあいパークみの

こちらは館内にある食事処。

夜9時30分まで営業しているのは、車中泊旅行者にとってありがたいと思う。

詳しいメニューは以下の公式サイトで確認できる。

また休憩室も座敷ではなく、個別のリクライニングシートになっている。

道の駅 ふれあいパークみの

これも若い女性には嬉しいだろう。

RVパーク 道の駅ふれあいパークみの

RVパーク 道の駅ふれあいパークみの

「道の駅 ふれあいパークみの」のRVパークは、2021年10月に開設されている。

だが、稀に見る酷いRVパークで驚いたと云うより、笑ってしまった。

なにゆえお金を出して、道路端の傾斜地で車中泊をさせられなきゃならないのか…

RVパーク 道の駅ふれあいパークみの

そう思うのは筆者だけじゃないことが、この日はちゃんと証明されていた。

だが、それは作る前から施設側には分かっていたと思うだけに、最大の疑問は、

余るほど土地があるにもかかわらず、なぜゆえにここにRVパークを作ったのか?だ。

結果として、筆者が書いたようなクレームが「反射衛星砲」のようにドカーン!と返ってくることくらい承知のはず。

しかもそれは、「道の駅 たからだの里さいた」のRVパークにも共通している。

ということは、『道の駅としては、本当はこんなの作りたくなかった』というのが、本音なんじゃないのかな。

筆者には『補助金出すからと上に頼まれて』くらいしか、言い訳が思いつかないし(笑)、その補助金の範囲で工事費を収めるには、『すでに駐車場にはなっているが、ほとんど使われていない場所』を充てるしかなかったように思える。

では誰が作りたかったのか?

上のサイトには、

キャンピングカー等による車中泊のほか、災害時にも有効活用ができ、さまざまな場面での利用が可能となっています。

との説明が書かれているが

4台や5台しか停められない施設が、災害時にどれだけ役に立つかは甚だ疑問で、筆者は逆に不公平感を募らせる人が出るリスクのほうが高いように感じる。

それよりは「熊本地震」の時にそうしたように、50台近くを収容できる道の駅を「避難所」として開放するほうが、圧倒的に理に適っているのでは?

しかも「道の駅 たからだの里さいた」や「道の駅 ふれあいパークみの」には、温泉設備まであるのだから… 

多分そこには政府からの補助金も絡んでいるのだろうが、これでは世間知らずにもほどがあるし、市民や旅人というより「納税者」をバカにしてる(笑)。

そう思うと、道の駅の公式サイトでRVパークのことを1行も触れていないのは、まだ施設側にはお客様を思う気持ちが残っていることの証かもしれない。

最後に。

「道の駅 ふれあいパークみの」は、2025年に民間事業者に売却されることが発表されている。

引受先は指定管理者の代表企業で電気工事業などを手掛ける坂出市の「サクセス」で、温浴・宿泊施設の営業を10年間継続することなどを条件にしている。

果たして自由になってお客の方を向くのか、ますますお金儲けに走るのか…

これから先、いったいどのように変わっていくかが見ものだ。

「道の駅 ふれあいパークみの」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=〇
駐車場のキャパシティー=〇
普通車:187台
ゴミ箱の有無=なし
ウォシュレットの有無=なし
旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=△
周辺車中泊環境の充実度=○

「道の駅 ふれあいパークみの」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:物産館内にあり営業時間中のみ利用可能

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

こう説明すれば分かりやすいと思う。

車中泊弁当

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

バイクキャリア

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 ふれあいパークみの」の温泉&周辺買い物施設

天然いやだに温泉大師の湯
道の駅に併設
おとな700円
※上記料金でプールも利用可
10時~22時(閉館)
第2水曜 閉館

コンビニ
ファミリーマートまで約2.6キロ

スーパーマーケット
「ピカソ 三野店」まで約5.5キロ。

「道の駅 ふれあいパークみの」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
スポンサード・リンク

香川の道の駅
車中泊好適度チェック!

香川県の道の駅 車中泊

トップページにはこちらから。

日本全国の道の駅
車中泊好適度チェック!

日本全国道の駅 車中泊

トップページにはこちらから。

車中泊でクルマ旅 総合案内

トップページにはこちらから。

クルマ旅を愉しむための車中泊入門

トップページにはこちらから。


フェイスブック

インスタグラム



楽天市場の四国特産品 特集!

この記事がよく読まれています。

車中泊のクルマ旅は、新しい日本の「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
https://kurumatabi.net/auto-packer/michinoeki_syatyuhaku/
車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話
この道25年の現役のクルマ旅専門家が提唱する、「車中泊の本質」「車中泊の流儀」「車中泊の定義」の3つの話を、分かりやすくまとめてご紹介。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。
error: Content is protected !!