25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 ふれあいパークみの」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
「道の駅 ふれあいパークみの」は宿泊温泉施設とRVパークを併設した、香川県の人気観光地に近い道の駅
道の駅 ふれあいパークみの DATA
道の駅 ふれあいパークみの
〒767-0031
香川県三豊市三野町大見乙74
☎0875-72-2601
9時~18時
無休
「道の駅 ふれあいパークみの」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第9回
登録日/1995年8月3日
「道の駅 ふれあいパークみの」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.11.26
2018.05.08
2019.02.15
2025.02.10
「道の駅 ふれあいパークみの」での現地調査は2025年2月が最新です。
道の駅 ふれあいパークみの

「道の駅 ふれあいパークみの」のロケーション
「道の駅 ふれあいパークみの」は、瀬戸大橋の付け根にある「坂出IC」から約22キロ・クルマでおよそ20分、弘法大師の生まれた「善通寺」からは約9キロ・20分、
さらに、ご覧の「天空の鏡」と呼ばれる光景が見られる「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」からも、約11キロ・20分ほどで到着できるため、夕陽を見た後、温泉で疲れを癒やして、そのまま車中泊ができることから、キャンピングカーを筆頭に、車中泊旅行者の姿を多く見かける。
「道の駅 ふれあいパークみの」の施設

出典:ふれあいパークみの公式サイト
「ふれあいパークみの」は、合併前の旧三野町が1994年に開業した道の駅で、宿泊施設・天然温泉・温水プール・レストラン・イベントホール・公園、そして現在はRVパークも併設しており、四国最大級の規模を誇っている。
のだが…
まず駐車場の中央付近には傾斜があり、比較的平坦で車中泊に適しているといえるのは、筆者のハイエースがある24時間トイレに近いこの一画だけ。
そしてそのことをよく知る人は、既にたくさんいる(笑)。
24時間使える野外トイレは、物産館から駐車場をはさんだ入口近くの端にある。
中にはウォシュレットが用意されていたが、個室はこの駐車台数に対してひとつしかないし、洗面所も歯磨きをするにはちょっと気が引ける(笑)。
実はこちらの物産館の横にも、野外から直接出入りができるトイレがあるのだが、夜間は閉鎖される。
おそらくこちら側にクルマを停めている人は、それを知らないのだろう。
でなければ、ここで車中泊する理由がわからない(笑)。
正面から見た物産館。
中は土産品中心の品揃えで、農産物や弁当・惣菜類は置いていないようだった。
またかつては自販機の横に、ビン・カン・ペットボトル用のゴミ箱が置かれていたが、2025年2月には店内に移動しており、夜間はすべてのゴミが捨てられなくなっている。
加えて2018年には、このようなかたちで情報案内コーナーが機能していたが、
今は讃岐うどんに占拠されている(笑)。
ただ公式サイトは以前のままなので、これは近々の出来事なのかもしれない。
そしてこちらが、「天然いやだに温泉大師の湯」になる。
筆者が初めて「道の駅 ふれあいパークみの」で車中泊をしたのは、2015年12月だったが、当時の「大師の湯」の湯は、日帰り入浴料金が1500円もしていて、その”非常識ぶり”には驚かされた。
現在の料金は700円なので逆なら分かるが、さすがに指定管理業者が変わった2019年4月からは900円に値下げとなり、さらにコロナ禍による客数減少以降は、700円で落ち着いているようだ。
こちらは館内にある食事処。
夜9時30分まで営業しているのは、車中泊旅行者にとってありがたいと思う。
詳しいメニューは以下の公式サイトで確認できる。
また休憩室も座敷ではなく、個別のリクライニングシートになっている。
これも若い女性には嬉しいだろう。
RVパーク 道の駅ふれあいパークみの
「道の駅 ふれあいパークみの」のRVパークは、2021年10月に開設されている。
だが、稀に見る酷いRVパークで驚いたと云うより、笑ってしまった。
なにゆえお金を出して、道路端の傾斜地で車中泊をさせられなきゃならないのか…
そう思うのは筆者だけじゃないことが、この日はちゃんと証明されていた。
だが、それは作る前から施設側には分かっていたと思うだけに、最大の疑問は、
余るほど土地があるにもかかわらず、なぜゆえにここにRVパークを作ったのか?だ。
結果として、筆者が書いたようなクレームが「反射衛星砲」のようにドカーン!と返ってくることくらい承知のはず。
しかもそれは、「道の駅 たからだの里さいた」のRVパークにも共通している。
ということは、『道の駅としては、本当はこんなの作りたくなかった』というのが、本音なんじゃないのかな。
筆者には『補助金出すからと上に頼まれて』くらいしか、言い訳が思いつかないし(笑)、その補助金の範囲で工事費を収めるには、『すでに駐車場にはなっているが、ほとんど使われていない場所』を充てるしかなかったように思える。
では誰が作りたかったのか?
上のサイトには、
キャンピングカー等による車中泊のほか、災害時にも有効活用ができ、さまざまな場面での利用が可能となっています。
との説明が書かれているが
4台や5台しか停められない施設が、災害時にどれだけ役に立つかは甚だ疑問で、筆者は逆に不公平感を募らせる人が出るリスクのほうが高いように感じる。
それよりは「熊本地震」の時にそうしたように、50台近くを収容できる道の駅を「避難所」として開放するほうが、圧倒的に理に適っているのでは?
しかも「道の駅 たからだの里さいた」や「道の駅 ふれあいパークみの」には、温泉設備まであるのだから…
多分そこには政府からの補助金も絡んでいるのだろうが、これでは世間知らずにもほどがあるし、市民や旅人というより「納税者」をバカにしてる(笑)。
そう思うと、道の駅の公式サイトでRVパークのことを1行も触れていないのは、まだ施設側にはお客様を思う気持ちが残っていることの証かもしれない。
最後に。
「道の駅 ふれあいパークみの」は、2025年に民間事業者に売却されることが発表されている。
引受先は指定管理者の代表企業で電気工事業などを手掛ける坂出市の「サクセス」で、温浴・宿泊施設の営業を10年間継続することなどを条件にしている。
果たして自由になってお客の方を向くのか、ますますお金儲けに走るのか…
これから先、いったいどのように変わっていくかが見ものだ。
「道の駅 ふれあいパークみの」の車中泊好適度
「道の駅 ふれあいパークみの」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:物産館内にあり営業時間中のみ利用可能
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 ふれあいパークみの」の温泉&周辺買い物施設
天然いやだに温泉大師の湯
道の駅に併設
おとな700円
※上記料金でプールも利用可
10時~22時(閉館)
第2水曜 閉館
コンビニ
ファミリーマートまで約2.6キロ
スーパーマーケット
「ピカソ 三野店」まで約5.5キロ。
「道の駅 ふれあいパークみの」のアクセスマップ
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