道の駅 なかとさ 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック!

道の駅 なかとさ 車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 なかとさ」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
道の駅での車中泊に不安を感じる方は、こちらをご覧になってみてください。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
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~ここから本編が始まります。~

グルメが充実した「道の駅 なかとさ」は、買物にも温泉にもすぐ行ける利便性抜群の「旅の宿」

道の駅 なかとさ

道の駅 なかとさ DATA

道の駅 なかとさ
〒789-1301
高知県高岡郡中土佐町久礼8645-2
☎0889-59-9090
マルシェなかとさ:9時~18時
※11月~3月は17時まで
不定休

「道の駅 なかとさ」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第47
登録日/2017年4月21日

「道の駅 なかとさ」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2018.05.02
2024.11.22

※「道の駅 なかとさ」での現地調査は2024年11月が最新です。

道の駅 なかとさ

必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 

 

「道の駅 なかとさ」のロケーション

「道の駅 なかとさ」は、土佐湾沿岸を高知市内から黒潮町へと走る国道56号から、少し海寄りに外れたところにあるのだが、観光客には馴染が薄いと云うか、パスされやすい場所に位置している。

なぜなら、そもそも土佐湾岸には「道の駅」が多すぎる(笑)。

そこへもっていて、2023年にはさらに「まきのさんの道の駅・佐川」までオープンしたものだから、スタンプラリーでもしない限り、観光客は立ち寄る道の駅を”間引き”するのが当然で、休憩目的なら「高知自動車道・無料期間」の終点「四万十町中央インター」近くにある、「道の駅 あぐり窪川」まで一気に行ってしまうのが普通だ。

もちろんそんなことは、高知県だって分かっていたはず…

道の駅 あぐり窪川

なぜなら「高知自動車道・無料区間」が「四万十町中央インター」まで延伸したのは2012年で、「道の駅 なかとさ」は2017年にオープンしている。

すなわち作る前から、「道路休憩施設」としては大きなハンディがあること地元は理解していた。

しかし開業以降、「道の駅 なかとさ」は評判も上々で大盛況が続いている。

そうなると我々観光客は、まずは地元が「勝算あり」と踏んだ、その”謎を解く”ことから始める必要があるだろう。

カツオの一本釣り

「道の駅 なかとさ」がある中土佐町久礼(くれ)は、江戸時代からの伝統的なカツオ漁法「土佐の1本釣り」で、400年以上の歴史を持つ漁師町だ。

久礼大正市場

その久礼で、庶民の台所として100年以上続いているのがこちらの「大正町市場」。

久礼大正市場

全長40メートルほどの小さな路地に、鮮魚店と青果店が軒を連ねるアーケードと露天のノスタルジックな市場で、カツオ大好き高知県民が、旬の季節になると遠路はるばる足を運ぶという。

久礼大正市場

市場の片隅には観光客にも分かるよう、「大正市場」と呼ばれるようになった経緯まで、ちゃんと記されているのがいいね。

こういうマニアックなところを見つけると、ウキウキしてくるのが車中泊の旅人というものだろう(笑)。

道の駅 なかとさ

そんなバックボーンを持つ「久礼港」一帯の、”地域振興の起爆剤”として誕生したのが、「みなとオアシス」の認定を合わせ持つ「道の駅 なかとさ」だ。

ここなら道も駐車場も広いし、ゆっくりできる。

四国では愛媛県の「みなとオアシス 八幡浜みなっと」と、「みなとオアシス うわじまきさいや広場」が同様の施設に該当するが、やはり大盛況になっている。

「道の駅 なかとさ」の施設

出典:道の駅 なかとさ公式サイト

こちらが4つの木造平屋建てから構成される、「道の駅なかとさ」のレイアウト図。

道の駅 なかとさ

駐車場は全体的に平坦、さらに幹線道路からも外れているため静かで、車中泊に支障はない。

道の駅 なかとさ

24時間トイレは独立して建てられている。

道の駅 なかとさ トイレ

もちろん中はウォシュレットだ。

道の駅 なかとさ ドッグラン

「道の駅 なかとさ」には、高知県では珍しいドッグランも用意されている。

道の駅 なかとさ

続いて物販飲食施設になるが、これがメインの直販所「マルシェなかとさ」の店内。

道の駅 なかとさ

漁師町らしく生け簀があり、インショップの「黒潮亭 いか船頭」では、活イカを捌いてもらって食べることができるそうだ。

道の駅 なかとさ

車中泊旅行者に嬉しい、弁当・惣菜類も充実していた。

道の駅 なかとさ

こういうものはスーパーよりも、道の駅のほうが手に入れやすい。

道の駅 なかとさ

食事処「浜焼き海王」のメニューは、まさに”カツオ尽くし”。

道の駅 なかとさ

この店はテラスで「浜焼き」も楽しめる。

道の駅 なかとさ

「風工房」は、地元の苺農家から直接届けられる新鮮な苺を使ったスイーツの店。

道の駅 なかとさ

また「岩本こむぎ店」では、焼きたてのパンやサンドウィッチ、地元食材を使った旬のパンを販売しており、買った商品は右手の広い野外のテラスで食べられる。

道の駅 なかとさ

もちろん、可燃物用のゴミ箱もしっかり用意してある。

いいんじゃないですか!ここ。

ただイベントがある日は、朝からザワザワするのは致し方ない。

「道の駅 なかとさ」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=○
普通車:72台

ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=あり
旅行情報の充実度=◯
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

「道の駅 なかとさ」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。 しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。

車中泊弁当

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

バイクキャリア

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

道の駅で車中泊旅行中に出るゴミを捨てるのはいいの?ダメなの?【クルマ旅のプロが解説】 
車中泊旅行歴25年のクルマ旅旅行家がまとめた、道の駅での旅行ゴミの処分に関する記述です。

「道の駅 なかとさ」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設

黒潮本陣

黒潮本陣
道の駅から約1キロ・5分
☎0889-52-3500
おとな700円
10時30分~16時・18時30分~20時
第2木曜 定休
※定休日以外の木曜日の営業時間は、18時30分~20時のみ

道の駅 なかとさ

※道の駅奥側の階段を登っていけば徒歩でもアクセスは可能。

コンビニ
ファミリーマートまで約2キロ。

スーパーマーケット
「マルナカ 久礼店」まで約1.5キロ。

「道の駅 なかとさ」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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