25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 なかとさ」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
グルメが充実した「道の駅 なかとさ」は、買物にも温泉にもすぐ行ける利便性抜群の「旅の宿」
道の駅 なかとさ DATA
道の駅 なかとさ
〒789-1301
高知県高岡郡中土佐町久礼8645-2
☎0889-59-9090
マルシェなかとさ:9時~18時
※11月~3月は17時まで
不定休
「道の駅 なかとさ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第47回
登録日/2017年4月21日
「道の駅 なかとさ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2018.05.02
2024.11.22
※「道の駅 なかとさ」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 なかとさ

「道の駅 なかとさ」のロケーション
「道の駅 なかとさ」は、土佐湾沿岸を高知市内から黒潮町へと走る国道56号から、少し海寄りに外れたところにあるのだが、観光客には馴染が薄いと云うか、パスされやすい場所に位置している。
なぜなら、そもそも土佐湾岸には「道の駅」が多すぎる(笑)。
そこへもっていて、2023年にはさらに「まきのさんの道の駅・佐川」までオープンしたものだから、スタンプラリーでもしない限り、観光客は立ち寄る道の駅を”間引き”するのが当然で、休憩目的なら「高知自動車道・無料期間」の終点「四万十町中央インター」近くにある、「道の駅 あぐり窪川」まで一気に行ってしまうのが普通だ。
もちろんそんなことは、高知県だって分かっていたはず…
なぜなら「高知自動車道・無料区間」が「四万十町中央インター」まで延伸したのは2012年で、「道の駅 なかとさ」は2017年にオープンしている。
すなわち作る前から、「道路休憩施設」としては大きなハンディがあること地元は理解していた。
しかし開業以降、「道の駅 なかとさ」は評判も上々で大盛況が続いている。
そうなると我々観光客は、まずは地元が「勝算あり」と踏んだ、その”謎を解く”ことから始める必要があるだろう。
「道の駅 なかとさ」がある中土佐町久礼(くれ)は、江戸時代からの伝統的なカツオ漁法「土佐の1本釣り」で、400年以上の歴史を持つ漁師町だ。
その久礼で、庶民の台所として100年以上続いているのがこちらの「大正町市場」。
全長40メートルほどの小さな路地に、鮮魚店と青果店が軒を連ねるアーケードと露天のノスタルジックな市場で、カツオ大好き高知県民が、旬の季節になると遠路はるばる足を運ぶという。
市場の片隅には観光客にも分かるよう、「大正市場」と呼ばれるようになった経緯まで、ちゃんと記されているのがいいね。
こういうマニアックなところを見つけると、ウキウキしてくるのが車中泊の旅人というものだろう(笑)。
そんなバックボーンを持つ「久礼港」一帯の、”地域振興の起爆剤”として誕生したのが、「みなとオアシス」の認定を合わせ持つ「道の駅 なかとさ」だ。
ここなら道も駐車場も広いし、ゆっくりできる。
四国では愛媛県の「みなとオアシス 八幡浜みなっと」と、「みなとオアシス うわじまきさいや広場」が同様の施設に該当するが、やはり大盛況になっている。
「道の駅 なかとさ」の施設

出典:道の駅 なかとさ公式サイト
こちらが4つの木造平屋建てから構成される、「道の駅なかとさ」のレイアウト図。
駐車場は全体的に平坦、さらに幹線道路からも外れているため静かで、車中泊に支障はない。
24時間トイレは独立して建てられている。
もちろん中はウォシュレットだ。
「道の駅 なかとさ」には、高知県では珍しいドッグランも用意されている。
続いて物販飲食施設になるが、これがメインの直販所「マルシェなかとさ」の店内。
漁師町らしく生け簀があり、インショップの「黒潮亭 いか船頭」では、活イカを捌いてもらって食べることができるそうだ。
車中泊旅行者に嬉しい、弁当・惣菜類も充実していた。
こういうものはスーパーよりも、道の駅のほうが手に入れやすい。
食事処「浜焼き海王」のメニューは、まさに”カツオ尽くし”。
この店はテラスで「浜焼き」も楽しめる。
「風工房」は、地元の苺農家から直接届けられる新鮮な苺を使ったスイーツの店。
また「岩本こむぎ店」では、焼きたてのパンやサンドウィッチ、地元食材を使った旬のパンを販売しており、買った商品は右手の広い野外のテラスで食べられる。
もちろん、可燃物用のゴミ箱もしっかり用意してある。
いいんじゃないですか!ここ。
ただイベントがある日は、朝からザワザワするのは致し方ない。
「道の駅 なかとさ」の車中泊好適度
「道の駅 なかとさ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 なかとさ」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
黒潮本陣
道の駅から約1キロ・5分
☎0889-52-3500
おとな700円
10時30分~16時・18時30分~20時
第2木曜 定休
※定休日以外の木曜日の営業時間は、18時30分~20時のみ
※道の駅奥側の階段を登っていけば徒歩でもアクセスは可能。
コンビニ
ファミリーマートまで約2キロ。
スーパーマーケット
「マルナカ 久礼店」まで約1.5キロ。
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