25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 よって西土佐」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 よって西土佐」は、朝の7時30分から開店する活気に満ちた道の駅
道の駅 よって西土佐 DATA
道の駅よって西土佐
〒787-1601
高知県四万十市西土佐江川崎2410-3
☎0880-52-1398
7時30分~18時
※3月~11月の期間は無休
※12月~2月の期間は火曜定休
「道の駅 よって西土佐」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第44回
登録日/2015年11月5日
開駅日/2016年4月10日
「道の駅 よって西土佐」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2020.06.22
2024.11.24
※「道の駅 よって西土佐」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 よって西土佐
「道の駅よって西土佐」のロケーション
2016年4月に開業した「道の駅 よって西土佐」は、四万十川の名が知れた「沈下橋」が集まる国道441号と、四万十川中流エリアでもっとも走りやすい国道381号の交差点近くに建つ、比較的新しい道の駅だ。
既に国道381号沿いには、2007年にオープンした「道の駅 四万十とうわ」が、約10キロ・クルマで15分ほどのところにあり、さらにそこから20キロほど先にも、『日本で最初の道の駅のひとつ』にあたる「道の駅 四万十大正」がある。
それだけに『また四万十川の流域に道の駅を作るなんて!』と、多くの車中泊旅行者は思ったと思うが、実は「道の駅 よって西土佐」の前身は、もともとこの場所にあった「西土佐ふるさと市」という直売所で、新築されたものではない。
確かに出来上がった今では、3つの道の駅はそれぞれが明確な個性を発揮し、うまく共生できていると思う。
「道の駅 よって西土佐」の施設
上記の理由を含めて、「道の駅 よって西土佐」では物販飲食施設から紹介しよう。
まず、この道の駅は「てんねん」をコンセプトに、西土佐の“地のもの”を圧倒的なボリュームで販売している。
こちらは旬の野菜を取り扱う「水々しい市場」。ちょっと見にくいのだが、ワゴンの代わりに使われている軽トラのナンバーは、『よって!西土佐』。
4010=よって(ん)・に4=にし・1-03=とさ
多分に自己満足なれど、細部にまでこだわっていて憎めない(笑)。
もちろん加工品も充実している。
さらにテイクアウトの軽食類も豊富だ。
そしてなんと、これらが朝の7時30分から買えるというから驚きだ!
かつては「道の駅 四万十とうわ」が、似たような商品構成をしていたような気がするが、現在は地元のオリジナル加工品をメインに販売しており、うまく”棲み分け”ができているように見える。
ただ、地元食材を活かした料理を提供する食堂の営業時間は11時~15時。
逆に食堂は、「道の駅 四万十とうわ」が朝8時から営業している。
次は駐車場と24時間トイレについて。
「道の駅 よって西土佐」は、国道441号をはさんで両側に駐車場があり、写真は駅舎のない国道381号方面に向かう方のメイン駐車場で42台が停められる。
路面はフラットで車中泊に支障はないが、トイレがないため、国道を渡って駅舎側にある24時間トイレまで行く必要がある。
なお左の建物は、かつては無料の「展望デッキ」を兼ねた、雨の凌げる広い休憩スペースだったが、2024年11月に訪ねた時はBBQ施設に代わっていた。
また下に見えるのは四万十川ではなく、河川敷にある迷路のようなこの景色だ。
こちらが駅舎のある中村方面行きの車線側で、クルマは10台ほどは停められるが、少し傾斜している。
駅舎は1階は物販飲食、2階は休憩室を兼ねたコミュニティースペースになっている。
24時間トイレは建物の正面にあり、そこに可燃物のゴミ箱も置かれている。
トイレはもちろんウォシュレットだ。
最後は、2階のコミュニティースペース。
売店で買ったり、テイクアウトしたものを食べることもできるが、普段は近所に住む子育て中のママさんたちの憩いの場でもあるようだ。
「道の駅 よって西土佐」の車中泊好適度
「道の駅 よって西土佐」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり営業時間に利用可。
缶・ビン・ペットボトル:同上。
「道の駅 よって西土佐」にかぎらず、高知圏内の道の駅には可燃物のゴミ箱が当たり前のように置かれている。
そこで働くスタッフが、北海道の道の駅に行けば、たぶんみんなこう云うだろう。
『え~、道の駅なのにゴミ箱も置いてないの? 四万十だって、いい勝負の田舎だよ』(大笑)。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 よって西土佐」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
ホテル星羅四万十
クルマで3分ほど
☎0880-52-2225
大人 800円
7時~9時 ・ 16時~22時
土・日・祝日は 11時~14時の間も入浴可
コンビニ
「ファミリーマート 松野虹の森店」まで約15キロ。
スーパーマーケット
「スーパー彦市 西土佐店 サニーマートFC」まで約250メートル。