愛媛県・佐田岬の観光&車中泊事情【クルマ旅のプロが解説】

佐田岬 観光&車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、愛媛県にある佐田岬の観光&車中泊事情に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

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~ここから本編が始まります。~

愛媛県・佐田岬半島は国道九四フェリーで九州に渡る人向きの車中泊エリア

佐田岬

本来の「佐田岬」は、愛媛県にある四国最西端の岬を指すのだが、慣習上は岬にいたる尖った剣のようなエリア全域を「佐田岬」と呼ぶことが多いようだ。

佐多岬

また鹿児島県の大隅半島にある九州最南端の「佐多岬(さたみさき)」と、字や読みが似ているため、混同されることが多いのだが、漢字の違いだけでなく、「佐田岬」の発音は、“さだみさき”と濁音になる。

佐田岬

さて。

本来ならここから「佐田岬」の見どころの話をお届けしたいところだが、そこから始めると話が長くなりすぎるので、観光情報は以下で確認いただければ幸いだ(笑)。

当サイトのテーマである「車中泊クルマ旅」の観点からすると、「佐田岬」でもっとも大事なのはロケーションになる。

佐田岬半島

日本にはいくら風光明媚でも、アクセスが悪いがために、旅先に盛り込みにくい場所がたくさんある。

上の観光サイトのように、ネット上でそれを観ている段には関わりないが、自ら運転してリアルにそれを訪ねて周るとなれば、時間と体力、そして何よりコスパを照らし合わせて考える必要がある。

道後温泉

事実「佐田岬灯台」は、松山市内の「道後温泉本館」から約113キロ、順調に進んでも2時間30分はかかる。

宇和島城

また日本100名城のひとつで、築城の名手で名高い藤堂高虎ゆかりの「宇和島城」からも、約90キロ・2時間弱と離れている。

佐田岬マップ

「松山」と「宇和島」は、高速道路を使えば約90キロ・1時間30分で行き来できるだけに、途中で「佐田岬」に寄ることが、どれだけロスになるかは、このマップを見れば一目瞭然。ゆえに「佐田岬」に「わざわざ」行くことは勧めない。

だが、「ついで」に行くことには賛成だ。

「ついで」とは、「佐田岬」にある三崎港から、九州の佐賀関に通じる「国道九四フェリー」に乗ることとリンクする。

国道九四フェリー

つまり三崎港まで行くなら、九州に渡る”ついで”に先端の「佐田岬灯台」まで足を伸ばす計画を立て、時間に余裕が持てる車中泊を盛り込むのがベストな選択といえる。

国道九四フェリー

なお「国道九四フェリー」の詳細は、こちらの記事にまとめている。

佐田岬半島の車中泊事情&車中泊スポット

佐田岬マップ

「佐田岬」の車中泊スポットは、付け根にあたる「道の駅 八幡浜みなっと」を含めた3つの道の駅と、「国道九四フェリー」が運行する三崎港の前にある、みなとオアシス「佐田岬はなはな」の4つが挙げられる。

道の駅の中で利便性が高いのは、スーパーや日帰り温泉などの生活施設に近い「道の駅 八幡浜みなっと」だ。

ただ、そこから「佐田岬灯台」までは、約54キロ・1時間15分ほどかかる。

ゆえに「道の駅 八幡浜みなっと」で「前泊」する場合、佐田岬を観光すると、佐賀関行きのフェリーに乗れるのは、午後からというプランになるだろう。

佐田岬はなはな

ロスが少なく行動にゆとりが持てるのは、前日の昼頃に八幡浜に到着し、そこでランチと買い出しと入浴を済ませた後、「佐田岬」を観光しながら「佐田岬灯台」まで進み、日没前に「佐田岬はなはな」に到着するプランだ。

そのままフェリーで「佐賀関」まで渡ってしまってもかまわないが、車中泊環境は「佐田岬はなはな」のほうがいいと思うので、「佐田岬」をゆっくり観光して翌朝早めの便に乗られることをお勧めする。

せっかくなので、残りの2つの道の駅についても記載しておこう。

道の駅 伊方きらら館

道の駅 伊方きらら館

駐車場に傾斜があるのと、飲食施設がないのは残念だが、「佐田岬メロディーライン」の中間に位置しており、休憩で立ち寄るのは悪くない。

道の駅 伊方きらら館

館内1Fには「ふれあい水槽」があって癒される。

道の駅 伊方きらら館

売店には、特産品のみかん類と加工品がふんだんに並んでいる。

〒796-0421
愛媛県西宇和郡伊方町九町越3番耕地179-1
☎0894-39-0230
9時~17時30分
定休日なし

普通車43台
ウォシュレットあり
可燃物のゴミ箱は館内にも場外にも見当たらず。

最寄りのコンビニまでは約6キロ、
日帰り温泉の「伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉」までは約5キロ。

佐田岬半島ミュージアム(旧: 瀬戸農業公園)

道の駅 瀬戸農業公園

三崎港にもっとも近い「道の駅 瀬戸農業公園」は、筆者が最後に取材で訪ねた2022年12月当時は、改装工事中でトイレも仮設しか使えなかった。

出典:四国地区「道の駅」連絡会

その後「道の駅 瀬戸農業公園」は、2023年8月5日にリニューアルオープンし、名前も改称して、佐田岬半島特有の文化、歴史、自然などを紹介する博物館を核とした「道の駅 佐田岬半島ミュージアム」として営業している。

〒796-0506
愛媛県西宇和郡伊方町塩成乙293他
☎0894-21-3400
9時30分~16時30分
月曜定休
入館料 おとな300円
駐車台数71台

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